【後悔先に立たず…】「免許失効」の恐怖と再取得の仕方【やむを得ない理由・手続き方法・必要書類・費用・期限切れ】

運転免許証に記載されている有効期限を過ぎると、持っている免許は失効しします。もし仮に失効期間中に運転をすると「無免許運転」として処罰されてしまうのです。そんなことにならないためにはどうすればいいか。失効してからの期間によって取り扱いが変わってきます。やむを得ない理由や手続きの方法、申請場所など、失効後の期間別にご紹介します。

運転免許証の「失効」とは?

失効したまま運転すると無免許運転に…

運転免許証には有効期限があります。有効期間が満了する日の直前の誕生日前後1ヶ月間を更新期間と呼び、この期間内に住所地を管轄する公安委員会の適性検査を受ける必要があります。何らかの理由によって更新を行うことができずに有効期限を過ぎてしまった場合を失効と言います。
運転免許は、一般に禁止されている行為を特定の場合に解除するという行政行為ですから、失効をしたまま運転をすると、禁止行為に該当し処罰の対象となります。つまり無免許運転となります。「免許証はあるのに」と言い訳をしても通用しません。それはただのカードに過ぎなくなってしまっているのです。

【注意事項】
各種申請に際しては、必ず住所地の公安委員会(都道府県警察の運転免許センターなど)へ必要書類などの確認をして下さい。手数料や写真枚数の違い、認め印が必要となる場合など、異なる場合があります。各都道府県警察には運転免許手続きに関する詳細な情報がホームページに掲載されています。必ずこうした情報をチェックしてから手続きをすすめて下さい。 【人生が台無しに…】「無免許運転」が引き起こす悲劇【実はこれも無免に該当!厳しい罰則と処分!幇助行為もダメ!】|GOIN[ゴーイン]
たまたまTwitterを見ていたら数年前にあった無免許運転告白ツイート事件のニュースが流れていました。気になって無免許運転で検索してみると、2016年に入ってからも既に数件のニュースが出ています。今回は無免許運転とはどのようなものが該当するのか、同乗者などに罪はあるのかなどをまとめていきたいと思います。人身事故を起こしてしまった場合、億単位の賠償金が発生することがあるので注意が必要です!

goin.jp

再取得手続きは基本的に平日のみ

もう一つ気をつけることは、再取得手続きは平日しか取り扱っていない都道府県が多いということです。平日は仕事が休めない、なんとか日曜日や祝日にできないかと言われる方もおられますが、失効したのは自らの責任だということを十分認識して、早急に手続きをするべきです。何らかの事情で住民票のある都道府県での手続きができない場合でも、まずは、確認することをお勧めします。

海外渡航などで日本に住民票のない方も、戸籍や一時帰国証明など住民票の代わりになるものもあります。こちらも居住地の都道府県警察へ確認して下さい。何事も積極的に動いて、解決策を見つけることが肝心です。そのまま放置して結局、一から免許を取り直しという事にならないように注意しましょう。 「このまま車を運転させると道路交通に危険が発生しかねない」。そんな人達の免許証の有効期限を強制的に終了させ、道路の安全を図る、それが「免許取消」です。でも早く運転したいのがドライバー心です。そこで、運転免許を再取得するためには「欠格期間の終了」「取消処分者講習の受講」「学科試験と技能試験の合格」という流れを細かく見ていきましょう。

運転免許関係諸手続|警察庁
ページのリンクには全国の各都道府県警察へのページが記載されています。住所地を管轄する警察本部のページで詳細を確認することができます。

運転免許の失効と再取得



どれくらい有効期限を過ぎたかによって変わる「手続き方法」と「必要書類」

運転免許証の有効期限が過ぎてしまった(失効した)場合の手続きはどうなっているのでしょうか。一つは失効後の期間によって、学科試験や実技試験の免除される場合から仮免許試験の免除、全く免除が認められない場合まで、取り扱いが変わってきます。

申請場所については、原則として住民票がある都道府県の公安委員会となっていますが、海外居住などで生活の本拠が日本にない場合は、一時帰国した「一時滞在先」を住所地として申請を行うことができます。なお、失効により運転免許証を再取得した場合は、失効後6ヶ月以内で「やむを得ない理由」で失効した場合を除き、再取得した日が運転免許証の取得年月日となります。

「やむを得ない理由」とは具体的にどんなコト?

やむを得ない理由(道路交通法施行令第33条の6の2)については

・海外旅行をしていたこと
・災害をうけたこと
・病気にかかり、または負傷したこと
・法令の規定により身体の自由を拘束されていたこと
・社会の習慣上又は業務の遂行上やむを得ない用務が生じたこと

とされています。
ただし、海外滞在中の方については、かつて一時帰国した際にやむを得ず失効による手続きを行わなかった場合、最初の一時帰国時点で済んだと認められ、再度帰国した際は、やむを得ず失効したと認められない場合があります。

【1】失効日から6ヶ月以内の場合(やむを得ない理由の有無問わず)

更新できなかった理由の如何を問わず、失効日から6ヶ月を経過しない期間内の場合は、学科試験と実技試験が免除されます。また、やむを得ない理由により更新手続きができず、失効後6ヶ月を経過しない期間内に再取得した場合は、失効した免許を受けていた期間を、継続して受けている期間に含むこととなります。

【参考事項】
・失効による手続きをした場合は、免許経歴に関係なく有効期間が申請日から3回めの誕生日の1ヶ月後になります。
・ただし、やむを得ない理由(【2】記載の理由)により失効してしまった場合は、その理由を証明することができれば以前の運転経歴(過去5年間無事故無違反など)が適用されて、有効期限が5回めの誕生日の1ヶ月後までとなります。この場合、やむを得ない理由を証明する公的書類(パスポート、診断書、在監証明等)が必要となります。
・パスポートの出入国記録を確認する際に、電子ゲートを利用しスタンプの押印がなく、出入国記録が確認できない場合は、出入国管理記録の証明が必要となります。(詳細は各都道府県の免許担当課へ問い合わせて下さい)

必要書類など

【日本在住で日本の運転免許を持っている方】
・申請書(申請書と合わせて“病気の症状等についての「質問票」”の提出義務がありあます)(各都道府県運転免許試験場に備え付けてあります)
・失効した運転免許証
・住民票(6ヶ月以内に発行されたもの。コピー不可)
※本籍が記載されたもの
※外国籍の方は、国籍等、在留資格、在留期間を記載した住民票
※住民基本台帳法の適用を受けない外国籍の方は、各都道府県運転免許センターへ問い合わせ
・健康保険の被保険者証、住民基本台帳カード、旅券等、本人であることを確認できる書類をいずれか一つ
・講習終了証明書等
・写真:縦3cm✕横2.4cmで無帽、正面、上三分身、無背景で6ヶ月以内に撮影されたもの
・手数料:各都道府県によって異なります。最寄りの運転免許センターや警察署で確認してください

【海外滞在中で日本の免許を持っている方】
・申請書(申請書と合わせて“病気の症状等についての「質問票」”の提出義務がありあます)(各都道府県運転免許試験場に備え付けてあります)
・失効した運転免許証
・旅券等
・本人宛の郵便物やそこに滞在していることを証明する書類(実家の世帯主等が作成したものなど)
・海外滞在等の事実を証するに足る書類
・写真:縦3cm✕横2.4cmで無帽、正面、上三分身、無背景で6ヶ月以内に撮影されたもの
・手数料:各都道府県によって異なります。最寄りの運転免許センターや警察署で確認してください

【参考】
・東京都(普通免許)の場合の手数料は下記のとおりです。
・受験手数料 例:普通免許3,900円と講習手数料(優良:500円、一般800円、違反1,350円、初回1,350円)の合計額



【2】失効日から6ヶ月〜3年の場合(やむを得ない理由あり)

やむを得ない理由により、失効日から6ヶ月以内に試験をうけることができなかった場合は、当該事情が済んでから1ヶ月を経過しない期間内であれば技能試験と学科試験が免除されます。だだし、失効後3年以内という制限があります。例えば、病気で入院中に失効し6ヶ月を経過してしまったが、退院(当該事情が済んだ時)してから、1ヶ月以内であれば、試験の一部免除が受けられます。

必要書類など

【日本在住で日本の運転免許を持っている方】
・申請書(申請書と合わせて“病気の症状等についての「質問票」”の提出義務がありあます)(各都道府県運転免許試験場に備え付けてあります)
・失効した運転免許証
・住民票(6ヶ月以内に発行されたもの。コピー不可)
※本籍が記載されたもの
※外国籍の方は、国籍等、在留資格、在留期間を記載した住民票
※住民基本台帳法の適用を受けない外国籍の方は、各都道府県運転免許センターへ問い合わせ
・健康保険の被保険者証、住民基本台帳カード、旅券等、本人であることを確認できる書類をいずれか一つ
・海外旅行、災害等やむを得ない事情の事実を証明する書類
・講習終了証明書等
・写真:縦3cm✕横2.4cmで無帽、正面、上三分身、無背景で6ヶ月以内に撮影されたもの
・手数料:各都道府県によって異なります。最寄りの運転免許センターや警察署で確認してください。

【海外滞在中で日本の免許を持っている方】
・申請書(申請書と合わせて“病気の症状等についての「質問票」”の提出義務がありあます)(各都道府県運転免許試験場に備え付けてあります)
・失効した運転免許証
・旅券等
・本人宛の郵便物やそこに滞在していることを証明する書類(実家の世帯主等が作成したものなど)
・海外滞在等の事実を証するに足る書類
・写真:縦3cm✕横2.4cmで無帽、正面、上三分身、無背景で6ヶ月以内に撮影されたもの
・手数料:各都道府県によって異なります。最寄りの運転免許センターや警察署で確認してください。

【参考】
・東京都(普通免許)の場合の手数料は下記のとおりです。
・受験手数料 例:普通免許3,900円と講習手数料(優良:500円、一般800円、違反1,350円、初回1,350円)の合計額

【3】失効日から6ヶ月〜1年の場合(やむを得ない理由なし)

大型自動車、中型自動車、普通自動車を運転することができる免許については、特別な理由もなく失効した場合でも、失効日から6ヶ月を経過し、1年以内であれば仮免許試験の技能試験及び学科試験が免除され、大型仮免許・中型仮免許・普通仮免許の交付が受けられます。

【参考】
●大型自動車免許とは大型特殊自動車、大型自動二輪車、普通自動二輪車、小型特殊自動車以外の自動車で、次の条件のいづれかに該当する自動車
・車両重量11,000kg以上
・最大積載量6,500kg以上
・乗車定員30人以上

●中型自動車免許とは大型自動車、大型特殊自動車、大型自動二輪車、普通自動二輪車、小型特殊自動車以外の自動車で、次の条件のいずれかに該当する自動車
・車両重量5,000kg以上11,000kg未満
・最大積載量3,000kg以上6,500kg未満
・乗車定員11人以上29人以下

●普通自動車免許とは大型自動車、中型自動車、大型特殊自動車、大型自動二輪車、普通自動二輪車、小型特殊自動車以外の自動車で、次の条件の全てに該当する自動車
・車両重量5,000kg未満
・最大積載量3,000kg未満
・乗車定員10人以下

必要書類など

・失効した運転免許証
・住民票(6ヶ月以内に発行されたもの。コピー不可)
※本籍が記載されたもの
※外国籍の方は、国籍等、在留資格、在留期間を記載した住民票
※住民基本台帳法の適用を受けない外国籍の方は、各都道府県運転免許センターへ問い合わせ
・写真:縦3cm✕横2.4cmで無帽、正面、上三分身、無背景で6ヶ月以内に撮影されたもの
・手数料:各都道府県によって異なります。最寄りの運転免許センターや警察署で確認してください

【参考】
東京都(警視庁)の手数料:2,650円

【4】失効日から3年を経過した場合(やむを得ない理由あり)

やむを得ない理由があった場合でも、失効日から3年を経過すると、試験の一部免除はありません。ただし、やむを得ない理由が、平成13年6月20日(改正道路交通法の交付日)前に生じた場合は、当該事情が済んでから1ヶ月を経過しない期間内であれば、失効後3年を経過しても技能試験が免除されます。申請時の必要書類等については、前記【2】と同じです。

【5】失効日から1年を経過した場合(やむを得ない理由なし)

この場合は残念ながら一切の免除規定はなく、一から免許を取得することとなります。つまり、教習所へ通って初めから実技をやり直すか、あるいは、運転に自信がある場合は、直接試験場へ行って一発試験を受けるかいづれかの方法によって、再度新規の運転免許を取得する他は方法はありません。失効を甘く見ないように!

日本在住で日本の運転免許証をお持ちの方|警察庁

海外滞在中で日本の運転免許証をお持ちの方 警察庁

有効期限が切れて運転すると?

有効期限が切れた(失効した)運転免許証で自動車等を運転すると「無免許運転」となります。
失効していることを知りながら運転して、警察官に検挙されると間違いなく「無免許運転」として、赤切符を切られ裁判所へ出頭ということになり罰金を支払うはめに陥るのです。道路交通法違反という前科がついてしまいます。

ただし、「警察官に指摘されるまで、全く気づかなかった」場合はどうかという問題があります。
実は「無免許運転」には過失犯処罰の規定がありません。つまり、本当に全く気づかずに運転していた時は無免許運転の違反が成立しないということになります。ただし取り締まる方も言い訳を許さないという使命感がありますから、すんなりと認めてはくれないでしょう。そんな大変な思いをする前に、ちゃんと有効期限は確認をして、誕生日の前後1ヶ月間(通算2ヶ月)の更新期間があるのですから、「もうすぐ誕生日だ」と気づいたら、運転免許証を確認してみる習慣をつけましょう。

【参考】
過失犯処罰規定
刑法第38条第1項「罪を犯す意志がない行為は、罰しない。ただし、法律に特別の規定がある場合は、この限りでない」

まとめ

運転免許証の失効について調べました。失効はその効力がなくなることです。運転免許証はただの顔写真入りのカードになってしまいます。「もう車は運転しません」という人は別として、更新期間が来たら更新をしなければならないと認識しましょう。更新手続きも「住所地以外の都道府県公安委員会を経由した更新」や「特例更新」(やむ得ない理由があるときに更新期間前に更新を行う)」など方法はあります。

筆者はかつて誕生日を1日過ぎたところで失効に気づいたことがありました。当時は有効期限が「誕生日まで」の時代でした。すぐに免許の更新手続きに行ったのですが、ゴールドではなく有効期限が3年の免許証になってしまい、ゴールド取得までに3年を2回更新したので6年間を要しました。時間もお金も無駄ですね。そんなことにならないように、誕生日には免許証を確認するようにしています。みなさんも、時々自分の免許証の有効期限を確認する習慣をつけることをお勧めします。 知らないと損する「交通違反」の基本【罰金、点数、前科、駐車違反、飲酒運転、無免許、不携帯などなど】|GOIN[ゴーイン]
毎日のように起こる交通事故の大半は、どちらかの交通違反が原因で起こっています。聞いたり経験した交通違反がどういうものなのか、なぜ、違反として処罰されたのかを考える機会になればと思います。

goin.jp
【ドライバーの死活問題!?】「免停」ってNANDA?【講習、期間、通知、取り消し、点数など】|GOIN[ゴーイン]
安全運転を心がけている優良ドライバーの皆様には馴染みのないことだと思いますが、車を運転をするには数々の責任があり、それを破ると免許取り消し処分や免許停止処分などの罰則があります。そこで、知ってそうで意外に知らない免許停止処分『免停』について勉強しておきましょう! 万が一に備えて知っておくと色々対策などを立てることができますよ! それでは免許停止処分略して『免停』の詳細をお届けします。

goin.jp
「免許取り消し」についての基礎知識【違反点数、酒酔い、スピード違反、無免許、講習、取り消し…etc.】|GOIN[ゴーイン]
ドライバーなら一度は耳にしたことがある「免許取り消し(通称:免取)」について、何をすると免取となるのか、免取となったらどうなるのかなど詳しく説明していこうと思います。

goin.jp
「運転免許証」にまつわる「?」を徹底分析!【免許の種類、取得の流れ、試験、違反点数、12桁の番号】|GOIN[ゴーイン]
車やバイク、重機などを運転する方は必ず持っている『運転免許証』。普段、身分証明書として何気なく使っていますが、結構知らないことがあるのではでないでしょうか? 気にしてなかった無かった方や、いろいろ気になってた! という方は丁度いい機会ですし、いや、全部知っているよ! という方も復習を兼ねて、『運転免許証』のことについて、一緒に見ていきましょう! 意外なことがわかるかもしれませんよ! 

goin.jp