ドイツの高級スポーツカーのポルシェの維持費は月にどれぐらいかかるのか?

ドイツの自動車メーカーのポルシェは日本でもたまに見かけることがある車種です。2シーターの車両を街中や高速道路で走らせている人を見るととてもカッコよく見えますね! そんなポルシェを維持するにはどれぐらいのお金が必要なのでしょうか? この記事ではポルシェを維持する気になる「車検代」や「保険代」、「修理代」などどれぐらいの維持費がかかるのかをご紹介いたします。

ポルシェとは

ポルシェとは1931年にドイツで設立された会社です。ポルシェといえば自動車メーカーというイメージが強いと思いますが、設立当初はデザイン事務所でした。創業者のフェルナンド・ポルシェの息子であるフェリー・ポルシェによって製造・販売が開始されました。ポルシェといえばスポーツカーのイメージが強いと思いますが、近年ではSUVや4ドアセダンの販売にも力を入れています。一般市場だけではなく、世界中のモータースポーツ市場でもポルシェは大活躍しています。

1980年代にはアメリカでの販売がポルシェ全体の販売台数の6割を占めていましたが、近年では世界的な恐慌の影響で販売不振が叫ばれていますが、アジアや中東での販売が順調のようです。日本でも販売台数は年間5,000台ほどと言われています。



外車って維持費が高い?

外車と言われると国産車に比べて、車両価格も維持費も高いというイメージがあると思いますが、実際にはどうなのでしょうか? ここでは「車検代」、「保険代」、「修理代」の3つで国産車と比べて本当に高いのかをご紹介していこうと思います。

国産車と比べると車検代は高いのか?

勘違いされている方も多いかもしれませんが、国産車も外車も車検にかかる費用はほとんど変わりません。車検にかかる費用には「自賠責保険料」、「重量税」、「印紙代」で構成されています。重量税に関しては車種によって変わってきますが、残りの2つについては軽自動車と普通車で違いがあるだけです。

それでは、なぜ外車の車検代は高いと言われるのでしょうか? 外車に関しては専門の知識を持った整備士でないと点検ができない場合が多く、点検費用が国産車に比べて割高になってしまいます。また、交換しなければいけない部品があった場合には、部品も高いので、トータルで国産車より高くなってしまいます。

国産車と比べて修理代は高いのか?

先ほどもお話しさせていただいたように外車については専門の整備士が必要で、パーツ代が高いことから修理代などは国産車に比べると割高になってしまうことが多いです。年式が古い外車の場合は故障が多く、パーツも少ないことからかなりの維持費が必要になることがあります。

国産車と比べて保険代は高いのか?

保険代に関しては国産車より高くなってしまう場合がほとんどです。パーツ代が高く、事故の際の修理費用が高いことから国産車に比べると保険の料金も高くなる場合がほとんどです。しかし、保険代に関しては免許の種類や年齢、車種によって異なってきますので、一概に外車の保険代が高いとは言えません。

ポルシェの維持費はBMWやベンツと比べて高いのか?

ポルシェの維持費はBMWやベンツと比べてどうなのでしょうか? 先ほどもお話しさせていただいたように車検代に関して変わりはほとんどありません。BMWやベンツについてはポルシェと比べると市場の販売台数が多く、専門の整備士やパーツがポルシェよりも多いのが特長です。それにより修理代や保険代についてはポルシェよりも安いので、トータルで計算するとポルシェの方が維持費については高くなるといえます。

ただ、これに関してはBMWやベンツの車種によってはポルシェよりも維持費が高くなることがあるので、注意が必要です。基本的に車両価格が高くなるにつれて修理代や保険代は高くなっていきます。また、燃費に関しても車種によって異なってきます。この後にポルシェの代表的な車種の基本的な維持費をご紹介いたしますので、同じぐらいのグレードのBMWとベンツの場合はどれぐらいかかるのか計算をしてみるといいでしょう。

高級外車を楽しみたい方はベンツ、走りを楽しみたい方はポルシェ、その両方を楽しみたい贅沢な方はBMWに乗るといいと言われています。



カイエンの維持費

それでは実際にポルシェの車種ごとにどれぐらいの維持費がかかるのかを計算していってみましょう。まず最初に計算していくのは、ポルシェの大人気SUVカイエンについてです。ポルシェの中でも比較的手に入れやすい価格帯の車種なので、よく見かける車種だと思います。実際に購入を検討している方は参考にしていただければと思います。

カイエンのガソリン代は月にいくらぐらい?

カイエンの燃費はカタログ値では14km/hとなっていますが、実際に所有しているユーザーの平均値は6km/hと言われています。今回は月に400kmほど車を運転すると仮定して計算をしてみました。

月のガソリン代:8,658円(ハイオク130円で計算)

市街地の走行が多いのか、高速道路の走行が多いのかによって燃費が変わってきますので、大体の目安にしていただければと思います。この参考値よりも走行距離が伸びる場合には100kmあたり2,200円ほどで計算していただければ、大体のガソリン代がわかるかと思います。

カイエンの自動車税と重量税はいくらかかる?

車を所有していると1年に1回支払いをしなければいけない「自動車税」、車検の際に支払わなければいけない「重量税」があります。カイエンの場合にはこの2つはどれぐらいかかるのかを計算してみました。今回は現行の3,598ccのカイエンで計算をしています。

自動車税:66,500円(3,598ccの場合)
重量税:41,000円(車両重量〜2,500kg以下)

カイエンを所有する際に必要な税金は年間で66,500円、20,500円(41,000円÷2)の合計で87,000円が必要になります。

パナメーラの維持費

2009年にポルシェから発売された4ドアセダンのパナメーラは広い車内空間とポルシェのパワーを楽しむことができる車種となっています。車両価格が933万円〜となっており結構な高額車両ですが、都会ではたまに見かける車種となっています。長距離のドライブやレジャーでも活躍するパナメーラの基本的な維持費がどれぐらいなのでしょうか? ここではカイエンと同じようにガソリン代、自動車税、重量税のお話をさせていただきます。

パナメーラのガソリン代は月にいくらぐらい?

パナメーラを所有している方たちの実際の燃費平均は約8km/hで、カイエンと比べると2km/hほどいい数値となっています。カイエンと同じように月に400km走行した際のガソリン代を計算してみました。

ガソリン代:6,500円(ハイオク130円で計算)

100kmあたり1,600円ほどのガソリン代で走行をすることができます。市街地での走行が多い場合にはもう少しガソリン代は高くなってしまいますが、パワーのある4ドアセダンということを考えると結構安いのではないでしょうか。

パナメーラの自動車税と重量税はいくらかかる?

パナメーラに関してもグレードによって排気量が異なりますが、今回は1番グレードの低い3,604ccのモデルでかかってくる自動車税と重量税を計算してみました。

自動車税:66,500円(3,604ccの場合)
重量税:32,800円(車両重量〜2,000kg以下)

パナメーラはカイエンに比べると車両重量が軽いため重量税は安くなります。自動車税についてはターボモデルになると88,000円(4,806ccの場合)と日本国内の自動車税で2番目に高額となります。

ボクスター・ケイマンの維持費

続いてご紹介するのが「ボクスター」と「ケイマン」についてです。ポルシェといえばカイエンやパナメーラではなく、このようなスタイルを想像する方も多いのではないでしょうか。ここではボクスターとケイマンを所有する際に必要な維持費の一部をご紹介いたします。ボクスターとケイマンの購入を検討している方は参考にしていただければと思います。

ボクスターとケイマンのガソリン代は月にいくらぐらい?

ボクスターの燃費は約8km/h、ケイマンは約9km/hと所有している方の間では言われています。今回は所有している人たちの平均燃費で1月にかかるガソリン代を計算してみました。カイエンとパナメーラと同じように月に400km走行する場合のガソリン代を計算しています。

ボクスターのガソリン代:6,500円(ハイオク130円で計算)
ケイマンのガソリン代:5,772円(ハイオク130円で計算)

ボクスターもケイマンも2シーターのスポーツモデルということで、燃費が悪そうなイメージがありますが、2台とも燃費は非常に良くてそれほどガソリン代は気にならないようです。この数値であれば10年落ちの国産セダンの方がガソリン代は高くなるかもしれません。

ボクスターとケイマンの自動車税と重量税はいくらかかる?

ボクスターとケイマンの自動車税と重量税はどれぐらいかかるのでしょうか? ボクスターは3,436cc、ケイマンも同じ3,436ccのモデルでそれぞれ計算をしています。

【ボクスター】
自動車税:58,000円(3,436ccの場合)
重量税:24,600円(車両重量〜1,500kg以下)

【ケイマン】
自動車税:58,000円(3,436ccの場合)
重量税:24,600円(車両重量〜1,500kg以下)

ボクスター、ケイマン共に同じ自動車税、重量税となりました。2台とも2シーターのスポーツモデルということで、車両重量が軽いため重量税は安くなっています。逆にスポーツモデルということで排気量は高いため自動車税は高くなってしまいます。

カレラ911の維持費

最後にお話しさせていただくのが、ポルシェ カレラの維持費についてです。ボクスターやケイマンも人気ですが、忘れてはいけないのがカレラ911です。ここでは2011年に発売が開始された現行モデルのカレラの維持費についてお話しをさせていただきます。

まず最初にご紹介させていただくのが1月にかかるガソリン代です。カレラを所有しているユーザーの間では平均燃費は約6km/hと言われております。1月で400km走行する場合のガソリン代は以下のとおりです。

ガソリン代:8,658円(ハイオク130円の場合)

続いては税金関係です。自動車税と重量税はどれぐらいかかるのか計算してみました。

自動車税:51,000円(2,981 ccの場合)
重量税:24,600円(車両重量〜1,500kg以下)

排気量が少なく、車両重量が軽いため他のポルシェの車両と比べると税金の面では安く済ませることができます。しかし、車両価格が高いため保険に関してはどうしても高くなってしまいます。

空冷ポルシェの場合

空冷ポルシェの場合は走行中の風でエンジンを冷やすため、エンジンオイルの消耗が激しくなります。そのため空冷モデルに比べるとエンジンオイルの交換時期が早くなってしまい、維持費が多くかかってしまいます。また、夏場に高速道路で渋滞などにはまってしまうとエンジンを冷やすことができないので、オーバーヒートしてしまったり、壊れてしまうなど、水冷モデルに比べて維持が難しいと言われています。

水冷ポルシェの場合

空冷モデルとは違って水を使ってエンジンを冷やすため冷却効率が非常に良く、トラブルが少ないのが水冷モデルの特徴です。しかし、空冷モデルよりも部品点数が多く複雑な作りになっているため、もしも故障してしまった場合には専門の知識を持っている整備士に修理してもらう必要があり、部品代も高いので修理代が高くなってしまいます。

全体的なコストを考えると空冷モデルよりも水冷モデルの方が維持費がかからないようです。

まとめ

今回の記事ではポルシェの維持費についてお話しをさせていただきました。カイエンやパナメーラ、ボクスター、ケイマン、カレラといったポルシェを代表する車種それぞれの簡単な維持費をご紹介いたしました。この記事で紹介した維持費以外にも車を停めておく際に必要な駐車場があります。高級な車ということで、セキュリティが万全な車庫があると安心できますが、車庫を建てる際にはお金が必要ですし、借りるにも毎月お金が必要です。また、年齢や等級によって異なる保険代ですが、年式が古い車種だったり車両価格が高い車種の場合にはかなりの保険代が必要になってきます。

少し古いポルシェの中古車両であればサラリーマンの方でも手が届くかと思います。しかし、国産車と比べると維持費が高いので、実際に購入して維持ができるのかを最初の段階で調べてから購入することをオススメいたします。