ミニ四駆はローラーが決め手だぜ!

コースを上手く走らせたい! もっとスピードを求めたい! なんて問題は全てローラーが解決してくれます。

コースを制するにはローラーから

コースアウトばっかりしてちゃ楽しめないってもんですね

ミニ四駆を楽しむ基本はやはりコースを周回してタイムを出すことではないでしょうか? セッティングが出ていなければスピードが乗れば乗るほどコースアウトする確率も増えてくると思います。そこでモーターを変えたりタイヤを変えたり重りを付けたりするのも良いのですが、まず初心者ならばローラーのセッティングを決めておく必要があります。
ローラーのセッティングができていないのにそれに合わせてセッティングを変えていくと単純に遅いマシンができあがってしまいます。
コースアウトのリスクを考慮してスピードを落とす方法もありますが、それはある程度速さが出ているマシンに与えられる選択肢と考えられます。
ですので今回は少しでもミニ四駆を楽しむためにローラーの種類とその傾向を理解しておきましょう。



ローラーの種類

ローラーには大きく分けて三種類の素材が使われています。それぞれ特徴があるので理解しておくと便利です。

プラスチック

グレードアップ No.381 GP.381低摩擦プラローラーセット 15381
摩擦抵抗が少なくなめらかに回るプラスチック製のローラーです。16mmと19mmの2種類のサイズのローラーを4個ずつセット。真ちゅう製のローラー受け、取り付け用の2mmビスやナット、ワッシャーなども入っています。 キットに必ず付属しているプラスチック製のローラー。コースの壁への抵抗は非常に低く滑るようにコーナーを駆け抜けることができます。コースを攻略する上ではまずフロントローラーに使用されることはありません。ローラー自体の回転はあまり良くない傾向にあります。

ゴム

グレードアップ No.158 GP.158 ショートスタビローラーセット 15158
ゴムリング付きローラーでコーナリングもスムーズ。ポールは遠心力で傾いたマシンを支えます。 プラスチックローラーやアルミローラーの外周にゴムリングが採用されることがあります。傾向としては壁に良く喰い付き、スピードをダウンさせる効果があります。スピードを抑えたいセッティングのときにフロントに採用される傾向があります。

ベアリング

グレードアップパーツシリーズ No.475 GP.475 ミニ四駆ローラー用 13mm ボールベアリングセット II 15475
滑らかな回転を生み出して、コーナリング時のスピードと安定感がアップするミニ四駆改造の必須パーツ。
シール部分をすべてスチールとした強度の高さも特長。
外径13mm、内径5mm、厚さ3mm。 ベアリングがそのままローラーとして採用されているローラーはこのタイプです。基本的にはそこそこ滑りますが、ベアリングのエッジを効かせたり水平にセッティングすることにより壁への抵抗力の幅は広がります。

ローラーの大きさはどう使い分けるべき?

大きさは9mmから19mmまでさまざま

ローラーの大きさによってマシンの安定性の傾向は決まってきます。例えば現在販売されている中で一番大きいなサイズは19mmとなっています。ローラーサイズが大きい(左右幅が広い)とコースの壁との左右の距離が少なくなるので直進安定性が増します。しかしローラーが大きいので車体重量が重くなりがちです。さらにコーナーに対して小回りさせようとする力が働くので減速しやすい傾向にあります。
逆に9mmローラー(左右幅が狭い)では直進安定性は失われがちですが、コーナリングスピードは速い傾向にあります。大会上位者や上級者は9mmローラーを多用している人が多い傾向にあります。しかしマシンのセッティングがかなりシビアになるのでコースアウトしやすくなります。初心者であれば19mmがおすすめです。



前後でローラー幅が違うとどうなるの?

先ほどローラーの大きさ(左右幅の違い)で車体の特性が違うことがわかりました。それでは前後でローラー幅が違うとどうなるのでしょうか? 確認してみましょう。

ローラー幅:前が狭い

ローラー幅が前が狭いとコーナーに従って走りやすい傾向にあります。ですのでコーナリング安定性が増します。しかしコース全体を大回りして走るようなことになります。デメリットとしてコーナーを抜けるタイミングが遅れるのでストレートになっても壁の影響を受けます。
ですので全体的にスピードが落ちる傾向にあります。

ローラー幅:前が広い

コーナーより内側向きにコーナリングするためにコーナリングスピードが減速しやすい傾向にあります。しかしコーナリングを素早く終えることができます。その反面ストレートになっても内側に走って行くので少しロスが出ます。

じゃあどっちが良いの?

どちらもストレートスピードに影響が出るようなデメリットがありますが、結局どちらが良いのかわからないことになってしまします。
結論としては前後共ローラー幅は同じにするのが理想のようです。しかしコースのセッティングや人によっては前が狭いセッティングを取ることもあるようです。現在流行っている改造方法では前を広くする手法を選択する人は少ないようです。

ローラーの使用可能数を調べておきましょう

コースや大会によってレギュレーションが違います

タミヤの公式レースではローラーの使用可能数は6つ、左右幅は105mmと決まっています。一般的な大会などもそのルールを取り入れている場合が多いです。しかしローカルルールなど違いがあるので、走行予定のコースのレギュレーションを確認しておきましょう。

ローラーの角度でミニ四駆にダウンフォースを与えよ!

ダウンフォースと聞くとエアロパーツのイメージがありますが、これは車体を地面に押し付ける力を言います。ですのでミニ四駆の場合空力だけがダウンフォースではあります。皆さんもお気付きの通り、ミニ四駆のへの空力は微々たるものです…。
それではどのようにミニ四駆へダウンフォースを与えるのかと言うと、車体を真横から見たときのローラーの角度がキモとなってきます。このローラーの角度は「スラスト角」と言います。

スラスト角の調整方法

グレードアップ No.373 GP.373 ローラー角度調整プレートセット 15373
ローラーを取り付けるFRPなどとシャーシに間に挟み込んでダウンスラスト角を調節できるプレートです。
1度、2度、3度の3種類の角度調整プレートにより、+3度からー3度まで1度単位で微妙なセッティングが可能。さらに、ローラーの角度を調節できる6種類のワッシャーもセットしました。
プレートやワッシャーはマシンのアクセントになるレッドカラー。
3タイプの角度調整プレートと左右2個ずつの6種類の角度調整ワッシャーをセット スラスト角の調整には上記のような角度調整プレートを使用すると便利です。スラスト角を大きくしていくに従ってダウンフォースが強くなります。このダウンフォースはローラーが壁に当たったときに効果があります。ダウンフォースが強いと多く減速します。コーナリングではもちろんですが、ストレートで壁に触れたときも影響するのでコース全体の平均スピードに関わってきます。
理想はスラスト角を付けずにノーブレーキで走りたいところですが現実はそう甘くはありません。このスラスト角もコース攻略に深く関わっています。
キットを組み立てたときからフロントにはスラスト角が付いています。逆にサイドやリアには付いていないことが多いです。
このスラスト角はリアでも有効で、リアローラーに前上がりのスラストを付けることによりコーナリング時フロントを前のめりにし、フロントを中心にダウンフォースを効かすことができます。このときリアは逆に軽くなっていることになります。
もちろんフロント、リア共にスラスト角を付けて車体全体を地面に押し付けることも可能です。スラスト角はローラー幅や素材などと共に非常に重要なセッティングの一つです。

ドツボにハマらないためのセッティング方法

ここでは初心者のためのセッティングの「手順」をご紹介します。手順を間違えるとどれが悪いのかわからずパーツをむやみに取り付けたり正解に程遠いセッティングにならないように手順を踏まえてセッティングを進めていくことをおすすめします。

基本の一台を作り上げましょう

まずコースに合わせたマシンを一台作り上げましょう。作り方はネットやコースを走らせている人を手本にして作ります。もちろん高度な提灯マシンを作成しても構いません。想像力と推理力をフルに発揮してオリジナルの一台を作り上げましょう。
とにかく楽しむことが絶対条件ですよ!

ローラーは19mmアルミベアリングを使用しましょう

ミニ四駆特別企画商品 軽量 19mmオールアルミベアリングローラー 95238
ローラーの中でも人気の高い直径19mmのオールアルミベアリングローラーを軽量化。
6個の穴と形状変更により、アルミ部分で約30%の軽量化を実現。
520ボールベアリング埋め込み済み。 前後共に19mmアルミベアリングローラーを使用します。高性能で実用性も高いので必ず持っておきたいパーツの一つでもあります。これをまず前後とも合計6つ使用します。スラスト角など特に設定しなくても良いです。このアルミベアリングシリーズはデザインやカラーなど数種類販売されているのでお気に入りの物を使用してください。
もちろんドレスアップ効果も期待できるのでカッコいいと思うコーディネートをしましょう。

モーターはちょっとずつパワーアップしましょう

さてマシンもできたし思いっきりコースを走らせてやる! と気持ちが高まるのも良いのですが、ここは慎重にいきましょう。いきなりハイパワーなモーターで走らせてもコースアウトは必須です。しかも序盤でコースアウトするはずです。それではセッティングもなにも土俵に立てていないようなのと同じことなのでテンションは一気にダウンと思います。しかもコースアウトがきっかけでマシンが破損するおそれもあります。
そうなってはもうお家へ帰るかその場で作り直すしかありません。ですのでここでのアドバイスは、アトミックチューン2モーターのようなクセのない控えめなモーターを使用します。もちろんノーマルモーターでも構いません。
そして走る車体の姿勢を見ましょう。コースアウトすることはなくても片側が浮いたり挙動が安定しないと言ったアクションを見ることができると思います。モーターのパワーが上がれば必ずそれが原因でコースアウトします。そのサインを見逃さないことが基本です。

サインを見抜け

ローパワーで走らせていると「コースアウトのサイン」が出るポイントが決まってくると思います。必ずそのポイントに近付きなにが原因でそのアクションを起こしているのかを見極めることが大切です。わからなければ自信よりも経験のある人に尋ねてみましょう。

一気にセッティングを変えないこと

安定しない車体のセッティングの基本は一つずつ変えていくことです。例えばローラーの径を変えてスラスト角を付けて、とセッティングをするとします。これでもし挙動が安定しても、余計に悪くなったとしてもローラーを変えたことによって挙動が変わったのか、スラスト角が原因なのかわからなくなります。ですので時間は掛かりますが、ローラーを変えてみてそれでもダメならスラスト角を付けてみるなどして挙動の変化を見た方が良いでしょう。
そうした方がパーツやセッティングの変化による挙動の因果関係も身につくと思います。
初心者あるあるとしては一気にセッティングを変えることによってどんどん悪い方向にハマってしまうケースです。焦らずゆっくり煮詰めて行きましょう!

車体が安定してきたらモーターをパワーアップ

セッティングが上手くいき車体が安定したらモーターをワンランクパワーアップしましょう。そしてまたコースアウトのサインをじっくり観察しましょう。周回を重ねるとマシンの車速も乗ります。どんどん平均速度がアップするので十分に周回を重ねて観察することが基本です。
ちょっと数ラップしたからと言って納得してはいけません。できればラップタイムも測れれば参考にしましょう。
この方法でセッティングを繰り返せば知識と経験が自然と付いてきます。最短で上級者へまっしぐらです。

まとめ

いかがでしたか? ローラーのセッティング方法がわかればミニ四駆は俄然楽しくなりますよ! チンプンカンプンなまま改造しても訳がわかりませんから…。
ある程度道理がわかっていればなぜあの人はあのセッティングにしているのか? と言った疑問から、なぜこのコースの上位の人はみんな同じようなセッティングになっているのか? などの疑問も判明してくると思います。
上手くコースを走るマシンを見ていればそれだけで楽しいのは間違いありません。この記事を参考にセッティングに役立てていただければと思います。
最後までご覧いただきましてありがとうございました!