車内でワイヤレスで音楽を!注目のbluetoothカーオーディオ総覧2015年版

ワイヤレスの音楽再生手段として普及しているBluetoothは、カーオーディオにも対応が広がっています。2015年10月現在、日本で購入できる新品で発売されている、もしくは近日発売予定のBluetooth対応のヘッドユニットについてまとめました。

カロッツェリア(パイオニア)1DINユニット

パイオニアが展開するカーオーディオのブランド、カロッツェリアは、近年は高性能カーナビゲーションシステムの「サイバーナビ」や、その性能をより求めやすい価格で実現した「楽ナビ」で有名ですが、古典的なカーオーディオのヘッドユニットについても、充実した品揃えを続けています。

カロッツェリアの1DINのヘッドユニットは、精力的な商品展開を続けられていて、音質に配慮した高級機の設定や、iPodとの接続やBluetooth対応といった最新規格への対応も、広い価格帯で進められています。この様な商品展開から、カロッツェリアの1DINユニットは、特にカーオーディオのためのスペースが少ない古い自動車や、一部の輸入車のオーナーから重宝されています。

2015年現在、カロッツェリアからはBluetoothに対応した1DINのヘッドユニットが6種類展開されています。また、CD再生機能を廃止して、ラジオとUSBやiPod、Bluetoothなどに特化したモデルも設定されています。(今後発売される商品を含みます)

DEH-970

パイオニア CD/Bluetooth/USB/SD/チューナー・DSPメインユニット DEH-970 DEH-970
DEH-970は、カロッツェリアがハイエンドグレードのカーオーディオのエントリー機として位置づけているヘッドユニットです。

過去の同社の上位グレードと比べても比較的低価格ながら、音質の調整機能は充実していて、また付属の音響特性測定用マイクで自動的にイコライジングすることも可能です。1DINですが見やすいディスプレイは日本語を3行に渡って表示することが可能で視認性に優れ、また比較的落ち着いたデザインとイルミネーションの調整機能から、古い自動車で純正ヘッドユニットが故障した場合の代替用途としても人気があります。

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DEH-7100

Pioneer カーオーディオ DEH-7100 DEH-7100
DEH-7100はカロッツェリアの通常ラインの上級機種で、ハイエンドに分類されるDEH-970よりも少し安い価格帯に位置づけられています。

特徴は多彩なエフェクトで曲を繋いで楽しむMIXTRAX EZ機能の搭載で、またイルミネーションやディスプレイ表示内容の音楽に合わせての変化も楽しめます。聴き方を楽しむようなモデルだと言えるでしょう。

DEH-5200

Pioneer CD/Bluetooth/USB/チューナーメインユニット DEH-5200
DEH-5200は2015年の最新機種で、普及モデルに相当します。このモデルはDEH-4200を基本形として、Bluetoothに対応したモデルのDEH-5200、高出力アンプを内蔵したDEH-6200と作り分けられた3タイプでの展開となっていて、基本的な操作系や性能は共通です。

DEH-5200の特徴は「マルチディスプレイモード」への対応で、スマートフォンに専用アプリケーションをインストールすることで、当機種のディスプレイをスマートフォンの画面に表示することが出来ます。また操作もスマートフォン側から可能、例えば助手席や後席に乗っている人にも、オーディオ操作が簡単になりました。

イルミネーションは赤と青の2色に切り替えることが出来る仕様です。

MVH-7200

Pioneer Bluetooth/USB/チューナー・DSPメインユニット MVH-7200
MVH-7200は2016年3月発売予定の最新機種で、MVHシリーズの最上位として位置づけられています。

MVHシリーズの特徴はDEHシリーズと比較して、CD再生機能を省いて、ラジオ以外はUSBやiPod/iPhone、AUXなど、外部入力に特化していることです。これにより本体は小型・軽量化された他、駆動部がないことで故障の可能性が下がったり、古い輸入車などで大きくヘッドユニットを傾けて取り付ける場合との相性が良いなど、メリットが得られています。(動作保証される取り付け角度は取扱説明書をご確認ください)

MVH-7200は通常ラインではDEH-7100と並んで最上級という位置づけですが、DEH-7100と比べて高性能DSPが搭載されたり、最新のマルチディスプレイモードに対応しているなど、CD再生をしないならば、こちらの方が進んだ内容になっています。

MVH-5200

Pioneer Bluetooth/USB/チューナーメインユニット MVH-5200
MVH-5200は、DEH-5200からCD再生機能を省いたモデルです。基本的な仕様はDEH-5200に準じます。低価格なのが魅力の機種です。

MVH-790

パイオニア カロッツェリア Bluetooth/USB/チューナーメインユニット MVH-790
MVH-790はMVH-7200旧型に相当するモデルです。

最新のDSPなどは備わりませんが、上級機らしく、大きく視認性の高いディスプレイなどから、好み次第でMVH-5200ではなく、価格の下がったこちらを選ぶのも有意義かもしれません。車内の雰囲気に合わせるマルチカラーLEDにも対応しています。



カロッツェリア(パイオニア)2DINユニット

2DINのヘッドユニットは、取り付けスペースを使い切ることで、大きな画面やボタンでカーオーディオを操作出来るのがポイントです。また、室内を華やかに演出できることから、カーナビ全盛の昨今も、比較的、安い価格帯で人気のある構成です。

カロッツェリアの2DINヘッドユニットは一般的なメインユニット以外に、DVD再生モデルや、AppleのCarPlay対応モデルを設定、多彩な需要に応えているのが特徴です。

2015年現在、カロッツェリアからはBluetoothに対応した2DINのヘッドユニットが4種類展開されています。(今後発売される商品を含みます)

FH-9200DVD

Pioneer 7V型ワイドVGAモニター/DVD-V/VCD/CD/Bluetooth/USB/チューナー・DSPメインユニット FH-9200DVD
FH-9200DVDは、DVD対応の2DINヘッドユニットです。パッと見た雰囲気は同社のカーナビに似ていて、またタッチパネルを備えているので操作性もカーナビに似ています。

FH-9200DVDは2DINのヘッドユニットとしては最上位に位置づけられていて高性能DPSを搭載、タイムアライメントや13バンドのイコライザーなどの細かな設定を画面上で行うことが出来るなど、オーディオとしての使い勝手も抜群です。

FH-4200

Pioneer CD/Bluetooth/USB/チューナー・DSPメインユニット FH-4200
FH-4200はオーソドックスな2DINのヘッドユニットに、Bluetoothを対応させたモデルの最新機種で、2016年3月発売予定の最新機種です。先代に相当するFH-4100に比べて、新たに高性能DSPが採用されました。

またFH-4200には、マルチディスプレイモードも搭載されました。

イルミネーションは12色をプリセット。更に細かく設定が可能で、車内との統一感を高めたり、逆に目立たせて演出することも可能です。

FH-4100

Pioneer カーオーディオ FH-4100 FH-4100
FH-4100はFH-4200の旧機種に相当します。

高性能DSPやスマートフォンの画面との同期機能は持たず、イコライザーがFH-4200の13バンドと比べて5バンドに留まるといった違いはありますが、対応フォーマットには大きな違いはありません。また、比較的安く購入することが出来るのも魅力です。

SPH-DA700

Pioneer スマートフォンリンク SPH-DA700 SPH-DA700
SPH-DA700はカロッツェリアのアグレッシブな姿勢を体現するモデルです。

この機種はAppleがカーオーディオと連携するために策定した規格である「Apple CarPlay」に日本ではじめて対応、専用設計の使い勝手の良さを思う存分楽しむことが出来ます。

CarPlayに対応した、はじめての機種なので、洗練不足を指摘する感想もありますが、スタイリッシュ雰囲気は2DINのヘッドユニットの中でも随一ですし、細かな音質設定も可能です。今回紹介しているヘッドユニットの中では最も高価ですが、時代を先取りしたい方におすすめです。

ケンウッド 1DINユニット

ケンウッドもカロツェリア同様に、カーオーディオへの積極的な展開を続けているブランドです。現在の販売の主軸は軽快な操作性が特徴のカーナビゲーションシステム「彩速」シリーズですが、古典的なヘッドユニットの展開も続けていて、定期的に新製品を発売しています。

ケンウッドのカーオーディオ展開をカロッツェリアと比べると、音質を重視したハイエンド需要は「彩速」の上級機で担う方針とし、やや低価格帯寄りにラインアップを展開しているのが特徴です。しかし、そこはケンウッドらしく、音質や性能・機能のバランスは優れており、同じ価格同士ならば、カロッツェリアとどちらを選んでも後悔はないでしょう。

2015年現在、ケンウッドのbluetooth対応1DINヘッドユニットは3種類が展開されています。

U400BT

KENWOOD MP3/WMA/AAC/WAV対応CD/USB/BTレシーバー U400BT
U400BTはBluetooth対応のケンウッドの1DINヘッドユニットとしては最上位のモデルです。

ハンズフリーマイクの付属や、着信通話のための専用ボタンを搭載していて、オプションなしで車内のハンズフリー通話環境を作ることができるほか、スマートフォンのインターネットラジオアプリをヘッドユニット側から操作することも可能です。

ディスプレイとボタンのイルミネーションカラーの調整も可能で、車内の雰囲気に合わせることが出来ます。またAM放送をFMで受信できるワイドFMに対応しています。

U300BT

KENWOOD MP3/WMA/AAC/WAV対応CD/USB/BTレシーバー U300BT
U300BTは普及機という位置づけです。

U400BTに比べるとイルミネーションの変更機能やネットラジオのコントロール機能などが省略され、CDのスリットも露出していますが、その分だけ価格が抑えられています。またハンズフリーのマイクは付属しないので、その部分を考慮して選んで良いかもしれません。

U300BTも、いずれもAM放送をFMで受信できるワイドFMに対応しています。

U494BMS

KENWOODU494BMS
U494BMSは、カロッツェリアのMVHシリーズに相当する、CDに非対応とすることで駆動部を廃止したヘッドユニットです。

ワイドFMには対応していませんが、CD駆動部がないので、一部欧州車などの大きな角度での取り付けに適します。(動作保証される取り付け角度は取扱説明書をご確認ください)



ケンウッド 2DINユニット

ケンウッドもカロッツェリア同様に2DINのユニットも展開しています。

ケンウッドの2DINユニットはオーディオ再生に特化したものですが、近年増えている2DINよりも広い20cm幅のスペースに入れた際に、本体のボタンと連続性を持たせた「200mmエスカッション」を外枠に組み合わせることで、スタイリッシュなビルトインが可能、かつ、メーカー純正装着品を思わせる一体感が演出出来るのが特徴となっています。

2015年現在、ケンウッドの2DINヘッドユニットは2種類が展開されており、そのうち上位1機種がBluetoothに対応しています。

DPX-U720BT

CD/USB/iPod/Bluetoothレシーバー MP3/WMA/AAC/WAV対応 DPX-U720BT
DPX-U720BTはケンウッドの2DINヘッドユニットで、Bluetoothを持たないDPX-U520も兄弟機として展開されています。

イルミネーションは変更することが可能で、また大きなディスプレイへの文字表示と大きなダイヤルで、高い視認性と操作性を実現しています。

クラリオン 2DINユニット

日立グループのクラリオンも、古くからカーオーディオに力を入れてきた他、路線バスの車内放送機器など、ヘビーデューティーな業務用機器にも力を入れ、世界的に評価されてきました。

近年はメーカー純正のヘッドユニットの製造を主に行っており、日本では日産、スズキ、富士重工業(スバル)、ホンダ、三菱、ダイハツ、マツダなどに、海外ではGM、フォード、PSAプジョーシトロエン、ルノー、フォルクスワーゲングループ、BMW、ヒュンダイ自動車など多数にクラリオン製のユニットがOEMで提供されています。

近年の日本のアフターマーケットでは低価格帯からミドルクラスにかけたカーナビゲーションシステムが販売の中心ですが、カーオーディオのヘッドユニットは、各メーカーがディーラー装着オプションとして採用している仕様のベースモデルが販売されています。

クラリオンのbluetooth対応のヘッドユニットは、現在2DINの1機種のみとなっています。

CX315

Clarion(クラリオン) CX315 USBスロット/Bluetooth®搭載 2DIN CDレシーバー CX315
CX315は2015年4月に発売されたばかりのヘッドユニットで、スズキのディーラー装着純正オーディオであるC9PXを、アフターマーケット用に展開したものです。

C9PXと比較するとキーイルミネーションがオレンジ色から青色に変更され、また中央のロータリーノブにはメッキの縁取りが追加されています。機能は非常にシンプルですが、大きなボタンや2行表示のディスプレイ、使っていないときの見やすい時計表示など、誰にでも使いやすいモデルとして仕上がっています。また、あまりPRされていませんが、ワイドFMにもしっかりと対応しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?気になるBluetooth対応ヘッドユニットは見つかりましたか?

カーナビゲーション全盛の時代ですが、カーオーディオ専用機にも、魅力的な機種はまだまだ沢山あります。ナビ用途はスマートフォンのナビアプリを使って、BGMと音声案内をBluetoothで車内に出力するというのも魅力的な選択肢に加えてみても良いかもしれませんね。

是非、予算や用途、室内の雰囲気に合わせて、ヘッドユニットを選びから、カーオーディオを楽しんでみてください。