よく聞くテニスの「タイブレーク」って何?意外と知らないルールを究明!【基本的なやり方からサーブ権、コートチェンジなど】

白熱したテニスの試合でよく聞く「タイブレーク」という言葉、よく知らないけどテニスのルールは難しそうで敬遠がちという方必見! タイブレークのあれこれを初心者の方にもわかりやすくまとめてみました。

タイブレークとは?

テニスの試合は長時間に及びます。グランドスラムのように5セットマッチの試合になると、何時間も戦うということも当たり前です。そこで、試合時間の短縮を目的としてタイブレーク制というものが導入されました。タイブレークという名前は、議会などで賛否同数の場合に、議会の長期化を防ぐため議長がどちらかに一票を投じる議長決裁(タイブレーク)を語源としていると言われています。同数均衡 (tie) を破る (break)という意味ですね。

こんな最長記録も

グランドスラムでのタイブレークの最長記録は、1985年の全英オープンテニス男子ダブルス1回戦の26-24です。50回とは驚くべき数字ですね。その他にも27-25というスコアが複数回記録されていたり、2013年フューチャーズ大会の男子シングルスでは36-34という記録もあります。こちらは公式記録にはなっていないのですが実に70回という大熱戦! タイブレーク制の本来の目的とは正反対ではありますが、時にはこんな素晴らしい記録も生まれているのです。



タイブレーク(タイブレイク)に入る条件

テニスではどちらかが6ゲームを先取すると1セットを取ることになりますが、6ゲームを取った時点で相手と2ゲーム以上の差がついていなければいけません。例えば、6-4ならそのままゲームは終了ですが、6ゲームを取った時点で相手に5ゲーム取られていた場合は7-5にならなければセットは取れないというわけですね。ここで6-6になってしまった時にタイブレーク制のルールが適用されます。

タイブレークに突入すると適用されるルール

タイブレークに入ると通常のゲームと違った光景を目にすることがあります。タイブレークならではのルールを簡単にご説明しましょう。

実際の進め方・やり方は?

6-6となった次のゲームを12ポイント制でスタートし、2ポイント差をつけて先に7ポイントを取るか、
6ポイント同士になった場合には2ポイント連続で取ったプレイヤーがそのゲームと取ることになります。

サーブ権はどっちから?

サーブ権は、そのセットの第1ゲームで最初にサーブをした人にあります。サーブ権を持っている人がまずデュースコート(コートの右側)から1本打ちます。ここでサーブ権が移動します。次に相手側がアドバンテージコート(コートの左側)から1本、デュースコートから1本打ちます。ここでまたサーブ権が移動して、以降同じようにアドバンテージコート、デュースコートの順でお互い2本ずつ打っていきます。両者のポイントの合計が奇数になった時にサーブ権が移動していきます。

コートチェンジは?

両者のポイントの合計が6の倍数になった時にコートチェンジを行います。

審判のコールが変わった?

通常のゲームでは審判の得点のコールは、0(ラブ)・15(フィフティーン)・30(サーティー)・40(フォーティー)などの数字を使いますが、タイブレークはそのままポイントがコールされます。1-0(ワン・ゼロ)2-1(ツー・ワン)のように普段とは違ったカウントでコールされるので、タイブレークになった時はちょっと気にして聞いてみてください。

スコアの書き方がなんか違う?

通常のスコアは6-4や7-5のように書かれていますが、7-6(2)のような書き方をされたものがあります。この(2)の部分がタイブレークのスコアです。例えば、ゲームカウントが6-6でタイブレークに突入し、タイブレークの結果が7-2だったとすると、タイブレークを取ったほうはゲームカウントが7になり、落とした方は6のままで後ろにタイブレークの点数がつきます。なので7-6(2)となるわけですね。



ファイナルセットだけルールが変わる?

ファイナルセットだけは、それまでのセットとは違いタイブレーク制が採用されない大会も多くあります。グランドスラムでは今のところ全米オープンテニスのみがファイナルセットにタイブレーク制を採用しています。

ダブルスの場合はどうなるの?

ダブルスの試合でも、基本的にはルールは同じです。サーブ権・サーブ権が移動する条件・コートチェンジの条件はシングルスと同じ考え方で良いですが、人数が多い分サーブの順番がちょっと混乱するかもしれません。

ABさんペアとCDさんペアがA-C-B-Dのサーブ順で試合をしていたとして説明すると
1:Aさんがデュースコートから1本サーブを打ちます。
2:Cさんがアドバンテージコート、デュースコートの順で2本サーブを打ちます。
3:Bさんがアドバンテージコート、デュースコートの順で2本サーブを打ちます。
4:Dさんがアドバンテージコート、デュースコートの順で2本サーブを打ちます。

という感じで試合を進めていきます。おわかりいただけたでしょうか。

まとめ

タイブレークってなんだか難しくてよく分からない! そんなお悩みが少しは解決されたでしょうか? ルールを理解することができれば、白熱した試合もより楽しめますよね。タイブレークは毎試合見られるものではありませんが、その場面に出会えたらぜひこの記事に書いてあることを思い出しながら見てみてください。