六本木でアートとフードに満ちた観光を!

今回は六本木での観光スポットとして芸術(アート)と食(フード)に集中してご紹介していきたいと思います。特にアート関係については施設によって背景が異なり、展示されているものの質も当然変わってきます。その違いを楽しめるように少し歴史などを踏まえてご紹介します。食事はぜひミシュランに掲載される名店の味を堪能してください。

はじめに

六本木というと六本木ヒルズや東京ミッドタウンでのショッピングのイメージが強いかと思います。しかし六本木には国立新美術館をはじめ多くのアート作品に触れられる場所が複数存在します。食事に関してもミシュランに掲載されたお店や国内外から評価されるお店など複数存在します。

今回は六本木という街の観光スポットとして文化を含む「芸術」と「食」の2軸で紹介して行きたいと思います。ちなみに六本木は小規模な駐車場がいくつもありますが、東京ミッドタウンや六本木ヒルズの大規模な駐車場に止めてしまうのも一つの手です。



六本木を代表する「芸術」施設の数々

先端のトレンドと古いモノが同居する街が六本木です。そんな六本木にある芸術関係の観光スポットをご紹介します。

30年ぶりにできた国立の美術館「国立新美術館」

もうすっかりおなじみとなった2007年に開館した国立の美術館です。実は国立の美術館としては30年ぶりに開館された最も新しい美術館です。同時に最も大きな敷地面積を誇る国立の美術館でもあります。また意外と知られていないかもしれませんが、他と異なり収蔵品がない美術館でもあります。そのため英語表記の際は「ミュージアム」ではなく「アートセンター」となっています。

この国立新美術館には2人の著名なクリエイターが参画しています。一人は東京都知事選に出馬するなどして話題を呼び、自身の美術館としては最後の設計となった故・黒川紀章氏です。またロゴについてはユニクロや三井物産のコーポレートロゴを担当されたアートディレクターの佐藤可士和氏が参画しています。建物もロゴも最先端の街六本木を体現するようになっています。

国立新美術館では1998年から毎年2月頃に「文化庁メディア芸術祭」が開催されています。アート、エンターテイメント、アニメーション、マンガにおいて優れた作品を表彰するとともに、展示することで多くの人に見てもらう機会を提供しています。毎年素晴らしい作品や取り組みを見ることができ、サブカルチャーに関心の高い人にはオススメのイベントです。

【名称】
国立新美術館
【住所】
東京都港区六本木七丁目22番2号
【営業時間】
10:00〜18:00
※カフェなどによって異なる場合があります。
【駐車場】
ユアー・パーキング六本木7丁目駐車場(収容:36台)
08:00〜22:00 500円/30分
22:00〜08:00 200円/30分
【アクセス】
外苑東通りを乃木坂方面に直進し、ミッドタウン西の信号を通過してすぐにパーキングがあります。

最早天空の美術館と呼んでもよいのでは!?「森美術館」

2003年に開館した六本木ヒルズ森タワーの53階にある美術館です。地上230mに位置する美術館で国内最高所にある美術館と言われています。一部では「天空の美術館」とも呼ばれています。展示内容は現代美術が中心となっています。
現代と書かれていますが、現代美術は概ね20世紀以降に作られた美術作品のことを指します。そのため本当にごくごく最近の作品もあれば、50年以上昔の作品の展示も行われています。

六本木ヒルズというおしゃれな場所にあるので硬い絵画関係しかないかというと必ずしもそうではありません。以前話題となったLOVE展はここ森美術館で行われていました。2013年4月から9月にかけて行われた10週年企画展で名前の通り「愛」をテーマとして、数多くの作品が展示されました。中には往年の名作もあれば、音声解析と人工知能システムを用いた双方向な作品もありました。目玉の一つである草間彌生氏の作品も展示されていました。また、コアなファンの多い音声合成システム「ボーカロイド」の「初音ミク」とコラボしたカフェもオープンしていました。

今後も面白い展示やトークショーなどが多く開催されると思うので、観光前にチェックして関心のあるものがあればぜひ立ち寄ってみてください。

【名称】
森美術館
【住所】
東京都港区六本木6-10-1  六本木ヒルズ森タワー 53F
【営業時間】
水~日曜日10:00~22:00
火曜日 10:00~17:00
【料金】
一般1,600円
学生(高校・大学生)1,100円
子ども(4歳-中学生)600円
【駐車場】
六本木ヒルズ駐車場(収容:2,762台)
P・P1~P10駐車場300円/30分
P11・P12駐車場100円/10分
【アクセス】
「渋谷」方面からのアクセス 首都高速「渋谷」出口より 10分

昔の生活と古美術を感じる「サントリー美術館」

サントリー美術館は公益財団法人サントリー芸術財団が運営する古美術の美術館です。開館したのは1961年と古く、現在のミットタウンに映ったのは2007年になってからです。大阪にあるサントリーミュージアムは近代美術館を中心に集めていることからその対称性は話題となります。作品も良質で国宝1点に加えて重要文化財を13点、重要美術品を21点程度収蔵しています。

こういった美術品に関心の高い方にはオススメの観光スポットです。東京ミッドタウン内にあるのもとてもアクセスが良いです。また古美術のことを詳しく知らなくとも解説なども載っていたりするので少しでも関心があれば楽しめるかと思います。

もともとサントリー美術館は元サントリー快調の故・佐治敬三氏によって「生活の中の美」を中心に収集されています。そのため、日本画なども展示されていますが、実際に生活で使われていたような小物などが多く展示されています。昔の人の生活感と美術品としての完成度を楽しめる様になっています。

【名称】
サントリー美術館
【住所】
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガーデンサイド
【営業時間】
10:00~18:00
(金・土は10:00~20:00)
【料金】
高校生以上展示によって料金が異なります。
中学生以下無料
【駐車場】
東京ミッドタウン駐車場(収容:約800台)
100円/10分
【アクセス】
新宿方面より首都高速4号新宿線「外苑」出口下車約2.270m

一歩先を見通すデザイン施設「21_21 DESIGN SIGHT」

東京ミッドタウンを乃木坂方面に歩くと見えてくるデザイン専門の施設です。「21_21」は読み方は自由だそうですが、多くの場合「トゥーワン・トゥーワン・デザインサイト」と呼ばれます。ネーミング、ロゴ、建設、展示すべておいてユニークなアイディアのもと作られています。アート関係が好きで観光に行かれる際はこのデザイン施設の背景について知っておくと展示が更に楽しくなります。

例えばネーミングです。これは「20/20ビジョン(サイト)」が優れた視力のことを指す言葉が原型になっています。ユーザから受け取られ方などから検討し、今よりも1歩先のデザインを見据えるという思いを込めて「21_21」となっています。

ディレクターにはイッセイ・ミヤケの生みの親である三宅一生氏、「明治おいしい牛乳」のクリエイティブなどで知られている佐藤卓氏、携帯のプロダクトデザインなどを手がけられた深澤直人氏が就任し作られています。またアソシエイトディレクターとしてジャーナリストの川上典李子氏が就任しています。

この施設では年に3〜4回程度違う企画展が行われます。各企画展にはディレクターがついており、上記で紹介した方々をはじめ第一線で活躍されるデザインアーの方が努められています。テーマにも人の色がでて面白いです。

例えば今後の話でいうと来年頭に開催される「雑貨屋」は上記で紹介したプロダクトデザイナーの深澤直人氏が務められ、来年後半の「デザインの解剖展 企業編『Meiji』」では佐藤卓氏が展示会ディレクターを務められます。

同じ場所なのにそれぞれ違う視点で展示を行うので毎回飽きることがありません。比較的空いている時間帯もあるのでデザインやアートに関心が強い方にはおすすめの施設です。

【名称】
21_21 DESIGN SIGHT
【住所】
東京都港区赤坂9-7-6
【営業時間】
11:00〜20:00
【入場料】
一般1,000円
大学生800円
中・高校生500円
小学生以下無料
【駐車場】
東京ミッドタウン駐車場(収容:約800台)
100円/10分
【アクセス】
新宿方面より首都高速4号新宿線「外苑」出口下車約2.270m

まだ名も知れぬデザイナーにあえるかも!「AXIS」

AXISは東京ミッドタウンと反対方向にある施設・会社です。「デザインのある社会」をコンセプトに優れたデザインプロダクトの販売やデザイン関係の書籍及び雑誌の発行、デザイン情報発信のWEBサイトにイベントスペースのレンタルと幅広い活動をされています。

特に面白いなと思うのは毎年こちらのイベントスペースをレンタルして行っている「金の卵展」です。

2006年より毎年開催されているイベントで、デザインに関係のある活動をしている大学生が出展している展示イベントです。毎年違った切り口で展示が行われており、年々クオリティが高まってきているのを感じます。大学生らしい自由な発想なものもあれば、実現可能性が高そうなプロダクトまでさまざまです。いずれの展示も作成者が問題意識の設定から解決するためのデザインまでを真剣に取り組んでいることが伝わってきて、刺激になると思います。

【名称】
AXIS
【住所】
東京都港区六本木5-17-1 AXISビル
【営業時間】
スペース、店舗によって異なります。
【駐車場】
ビル正面左側、一方通行サイドに用意されています。
08:00〜22:00 ¥300/30分
【アクセス】
首都高速環状線飯倉ランプ出口、飯倉片町交差点を外苑東通り六本木方面に入りすぐ

歴史と自然を感じる「毛利庭園」

長門長府藩主だった毛利綱元の麻布上屋敷の跡地です。上屋敷とは地方の大名が在府中に使用する家のことです。六本木ヒルズにより再開され敷地内にあった日本庭園を「毛利庭園」と呼称するようになりました。庭園内にはさまざまな植物が植えられており、四季折々の楽しみを与えてくれます。
特に春先にはハナミズキが花開き、緑の庭園を色づけてくれます。

【名称】
毛利庭園
【住所】
東京都港区 六本木6丁目
【営業時間】
07:00〜11:00
【駐車場】
六本木ヒルズ駐車場(収容:2,762台)
P・P1~P10駐車場300円/30分
P11・P12駐車場100円/10分
【アクセス】
「渋谷」方面からのアクセス 首都高速「渋谷」出口より 10分

六本木に観光にきたら寄りたい「食」の名店たち

六本木には観光スポットと呼べるほど人気の名店がいくつもあります。今回はその中でも特におすすめのお店をご紹介します。六本木の観光で動き回った後に食べるご飯は感動モノのクオリティです。

世界から評価される「龍吟」

2014年12月の「ミシュランガイド東京2015」において三つ星として掲載された六本木でも有数の名店です。また山本征治シェフはフランスの食専門誌が行ったアンケート「世界のシェフ100人」でトップ10入りを果たすほどで国内外から評価をされています。季節限定の料理もあり1月〜4月までのふぐ料理は一度は食べておきたい一品です。フグ以外にも季節限定の料理も多く、新作も追加されるので、私たちを飽きさせないです。

【名称】
龍吟 (りゅうぎん)
【住所】
東京都港区六本木7-17-24 サイド六本木ビル1F
【営業時間】
18:00~25:00
【駐車場】
TNS六本木7丁目第2(収容:27台)
月-金・土00:00〜24:00 300円/15分
日・祝00:00〜24:00 300円/15分
【アクセス】
外苑東通りを乃木坂方面に進み、ミッドタウン西の信号を左折。道なりにまっすぐ進んでいると左手に駐車場が見えます。

六本木観光のつもりが気分は香港!?「海鮮名菜 香宮」

本格中華が味わえるお店です。落ち着いた雰囲気で大切な人や友人と訪れるのにピッタリの場所です。テレビや雑誌でも活躍されている譚 彦彬氏がプロデュースするお店で、名前の通り海の幸を活かした料理を提供してくれます。

新鮮な食材を求めて築地にいき、洗練された技術で素材を料理へと変えていきます。シェフは本場香港で修行を積んだ人物を起用しています。30代中盤と若いながらも確かな技術で期待されている人物です。嬉しいことにランチ営業もされているので、比較的費用を抑えても香宮の味を堪能できます。

【名称】
海鮮名菜 香宮
【住所】
東京都港区西麻布1-4-44 シグマ西麻布II 1F(星条旗通り沿い)
【営業時間】
ランチ11:30〜14:00(L.O.)
ディナー17:30〜22:00(L.O.)
【駐車場】
TNS六本木7丁目第2(収容:27台)
月-金・土00:00〜24:00 300円/15分
日・祝00:00〜24:00 300円/15分
【アクセス】
外苑東通りを乃木坂方面に進み、ミッドタウン西の信号を左折。道なりにまっすぐ進んでいると左手に駐車場が見えます。お店から少し離れていますが、収容台数が他の近いところに比べて多いのでこちらがよいかと思います。

素材を活かしたにぎり!「鮨なかむら 」

ミシュランで星持ちのお鮨屋さんです。座席が10席程度しかない小さなお店ですが、名店ほどひっそりと佇むものです。こちらの店主は吉兆出身の実力派です。その握りは芸術とまで評する人がいるほどです。一皿に1つずつ丁寧に提供されるお寿司は噛みしめるほどに素材の旨味が広がる名品です。ドライブで疲れた体を新鮮な食材たちが潤してくれます。

【名称】
鮨なかむら
【住所】
東京都港区六本木7-17-16 米久ビル1F
【営業時間】
18:00~24:00
【駐車場】
六本木ヒルズノースタワー駐車場
300円/30分
【アクセス】
六本木通りを渋谷方面に向かい、麻布警察署を少し、過ぎたところに見えます。向かいの駐車場ですが、収容台数が他と比べて多いので、こちらでもよいかと思います。



まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は六本木の観光スポットとして、芸術と食という切り口でご紹介してきました。常設展示のモノも面白いですが、六本木を観光される際は街や今回ご紹介したミュージアムなどでどのような展示があるかもチェックするとよいと思います。