【フォルクスワーゲン新型TheBeetle】ビックマイナーチェンジでさらに自分らしさを追求できるデザインとカラーに!

フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)は21日、The Beetle(以後、ビートル)を4年ぶりに刷新し発売したことを発表するとともに、マイナーチェンジにしては珍しいプレス向け発表会も開催。

ビートルがビックマイナーチェンジでカラーを追加!

今回のマイナーチェンジで一番大きく打ち出していたのは新色の2色「ストーンウォッシュドブルーメタリック」と「ボトルグリーンメタリック」の追加と、以前限定車として出した「サンドストームイエローメタリック」および「ハバネロオレンジメタリック(有償オプション)」の2色を加えた、計8色のラインナップとなったこと。今回の発表会にはその全色が揃い、後述のドリンクやフードもカラーに沿ったものが提供されていた。発表会の壇上には新色の「ストーンウォッシュドブルーメタリック」が設置されていたが、単純な薄い水色ではなく、グレーがかった深みのある色で、ポップにもクラシックにもアートにも捉えられるなんとも不思議な色だ。 会場入り口には今回のビートルの発売を記念して新型ビートルのボディーカラー全8色をアーティスティックに配色した、世界に一台の「The Beetle Harlekin(ザ・ビートル ハレキン)」も展示された。ちなみにハレキンとは道化師のことで、Type1の頃から特別に製作してるのだそう。



新型ビートルのグレードは3つ

ベーシックなThe Beetle Base

まず基本となるグレードがその名の通り、The Beetle Base(以後、Base)。ベースと言ってもエクステリアもインテリアも必要十分な質になっており、機能を減らしてベースグレードにしましたといった感じは全く受けない。
エンジンは1.2L 直列4気筒SOHCターボで排気量の割に105PSと十分な出力。所謂今流行りのダウンサイジングターボエンジンとなっている。今回のマイナーチェンジでは変更はないようだ。
価格は2,349,000円から。

個性際立つThe Beetle Design

今回目玉になっているのがThe Beetle Design(以後、Design)。ぱっと見でBaseとの違いはわかりにくいものの、後述の通りインテリアがかなり違う。またライト周りや細かい機能も充実しており、ホイールなど一部外観デザインも良く見るとよりスタイリッシュになっている。エンジンはBaseと同じ。
価格は2,699,000円から。

スパルタンなThe Beetle 2.0 R-Line

外観が前の2グレードとは明らかに異なってレーシーなスパルタンモデルがThe Beetle 2.0 R-Line(以後、2.0 R-Line)。このグレードのみエンジンも2.0L 直列4気筒DOHCターボで211PSを発揮する。使用タイヤサイズも異なり、ホイールデザインも専用となっている。サイドのR-Lineのロゴが光る。
価格は3,459,000円から。

新型The Beetle モデル フォルクスワーゲン公式サイト
フォルクスワーゲン「The Beetle」のご案内。ギャラリー、ハイライト、カラーなどクルマの詳細をご覧いただけます。

外観(エクステリア)の変化は?

基本的な形はほぼ変わっていないが、外からの見た目で大きく変わったのはフロントバンパー。前期型のニコッと笑ったようなバンパーから、以前発売された特別限定車「The Beetle Dune(デューン)」のバンパーに近いスポーティーなものに変更された。 特に最上位グレードの2.0R-Line(元Turbo)はよりデューンに近く、フロントバンパー上部にエアインテークがついている。 リアバンパーも変更されており、BaseやDesignグレードではフロントほどのインパクトはないが、2.0 R-Lineには大きめのテールが設定され、ホットハッチらしさを醸し出している。 フォルクスワーゲン グループ ジャパン 株式会社は、「Volkswagen Day 2016」で「The Beetle」では初めてとなるクロスコンセプトモデルの特別限定車、「The Beetle Dune」を、本日から全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーで販売すると発表しました



内装(インテリア)の変化は?

インテリアで大きく変わったのはDesignグレードのカラーパネルだろう。インパネ、ドアトリム、ステアリングにボディ色と同色のカラーパネル設定され、よりポップさと個性を打ち出している。シートもデザインを刷新し、千鳥格子のファブリックシート(ブラックorベージュ)とレザーシート(ブラックorベージュ)を選択可能で、カラーパネルと組み合わせて32通りのインテリアデザインが選べることになる。Baseグレードも十分上質な感じがあるのだが、Designグレードを見てしまうとせっかくビートルを買うならDesignにしたい気持ちがむくむくと起き上がってくる。 2.0 R-Lineはやはり内装でもスポーティーさを忘れず、ダッシュボード上には3連メーターが鎮座する。 ちなみに、ビートルは4人乗りの車だが、後部座席に男性が2名乗るのはやっぱり少し辛いかも。助手席を前に出せば多少余裕は生まれるものの、運転席のポジションはそんなに融通効かない(というより極端に変えると危ない)ので少し狭く感じる。 その代わり(?)と言ってはなんだが、トランクはかなり広く感じた。そのままでも310Lの容量があるが、カップル利用の場合は後部座席を倒せば905Lもの大容量空間となる。遠出の旅行でも楽々こなせそうだ。

さらに人に寄り添った車へ進化

今回のマイナーチェンジのウリの一つは安全性能の標準装備化。ドライバーの疲労を検知する「FatigueDetectionSystem(ファティーグディテクションシステム)」を全社に標準装備した他、 「ブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)」や「リヤトラフィックアラート(後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能)」を2.0 R-Lineに標準装備し、もちろんBaseやDesignにもオプション設定。ビートルはより搭乗者に優しい車へと進化した。

純正ナビゲーションシステムも進化しスマホとの連携を強化

純正のナビにはApp-Connectとして、Apple CarPlay、Android Auto、MirrorLinkと3つの異なる通信プロトコルに対応。これによりどんなスマートフォンでも簡単にすぐに車のインフォメーションシステムと連携が可能になった。これによってビートルのナビシステムはただのナビ・AV端末ではなく、高度な情報端末となる。

マイナーチェンジにしては盛りだくさんすぎる発表会

マイナーチェンジでプレス向け発表会が行われるのも少し珍しいが、今回の発表会はビックモデルチェンジか、新型発表会かというくらい来場者を楽しませる工夫が見られた発表会だった。

新型ビートルカラーのドリンク

新型ビートルの全8色を表したドリンクを作ってくれるドリンクバーが登場。 ちなみに頂いたのはピュアホワイトカラーの「ヨーグルトドリンク+ピーチドリンク+マヌカハニー」。最近流行に敏感な女性の支持を集めているマヌカハニーを使っているあたり、購入客の5割が女性といわれるビートルらしいドリンク。

新型ビートルカラーのフード

ドリンクと同じくフードもビートルの8色を表したフードが登場。しかもその色のイメージにあったテイストのフードになっていてかなり面白い。 一番人気だったのは「ハバネロオレンジメタリック」(バックのボディーカラーはトルネードレッドだが、レッドにはトマトのファルシがあった……)に合わせたトマトパン。形も色も可愛い。 女性人気の高そうな「ブルーシルクメタリック」にはフォルクスワーゲンのロゴ入りのVWマカロン。マカロンの方がちょっと青色強めかな。 これは特にどの色のイメージとかではなさそうなので紹介するか迷ったのだが、個人的に一番気になったのは、NY発のトレンドスイーツ「クッキーショット」。内側がチョコレートでコーティングされたコップ型のソフトクッキーにミルクを注いだもので、チョコがミルクに徐々に溶けて変化していくのを楽しみながら味わえるもの。

編集部雑感

VGJ代表取締役ティル シェア氏の囲み取材では、経済系メディアからディーゼル問題についての質問が多く出ており、ティル シェア氏はユーザーの信頼を得られるように努力していると述べた。個人的にはその回答を聞かずとも、このユーザーが自分の個性をより出せる車へと進化した新型ビートルを見て、「Think People(人を真ん中に考えるクルマ)」のコンセプト通り、乗る人が何を求めているかを真剣に考えたフォルクスワーゲンの意思を感じることができる気がした。
ちなみに編集部のオススメグレードはDesign。本当は車好きとしては2.0 R-Lineと言いたいところだけど、Golfを意識し始める価格帯というのは悩ましい。ビートルに乗るなら自分らしさを最大限表現したい。そうなるとパネルやシートも含めて自分らしさを出せるThe Beetle Desginが一番かな。