GoProの最新製品HERO5の進化が凄い!ドローンのKarmaも要注目!

GoProは2016年9月19日にアメリカで発表された新製品・アプリケーションの日本向け発表会を9月28日に行った。今回の発表ではGoProのHERO4の後継機「HERO5」やオリジナルドローン「Karma」、そして簡単に映像編集などができるアプリケーション「Quik」などを公開。

GoProが「HERO5」とドローン「Karma」などを発表

GoProといえばカメラ好きでなくても知っているアクションカメラの代表的な製品であるが、そのGoProがモデルチェンジし、新しくHERO5が発売されることとなった。9月19日に本社のあるアメリカではすでに発表されているものの、日本の発売時期や価格について、9月28日六本木で発表会が行わた。GoPro社のシニアバイスプレジデント(Senior Vice President of Corporate Communications and Government Affairs)であるGeorge Jeff Brown氏が登壇し、今までのGoPro社の歴史を振り返りながら、今回のHERO5やドローンのKarmaがいかに素晴らしいかを語った。
発表された製品の性能などの内容はもちろんアメリカのものと変わりはないが、今回実際に触ることができたので写真とともにより詳細な説明をしていきたいと思う。 GoPro シニアバイスプレジデント George Jeff Brownが登壇



HERO4 BlackとHERO5 Blackとの違い

HERO4 Blackの正常進化版、車でいうならフルモデルチェンジしたものがこのHERO5 Blackだ。HERO4 Blackは外装色がシルバーだったので「Blackと言いながらなんでシルバーだよ」と思っていた人も多いだろうが、今回しっかり黒色(ダークグレー)になったことで見た目にもブラックっぽさが現れた。

一番の進化はハウジング無しでの10m防水

今回のHERO5 Blackは外装色だけじゃなく、中身もものすごい進化を遂げている。その中でも編集部が一番取り上げたい進化はハウジング無しの10m防水機能だ。HERO Sessionと違い、HERO4シリーズは水中にカメラを入れる際にはハウジングが必要だったのだが、それだと付け替えが面倒だし、マイクが拾う音がこもったりするのが問題だった。今回のこの機能でそう言った手間や問題が解決してしまったのだ。もちろんハウジングだと40mまで潜れるというメリットはあるものの、正直アクションカメラで40m間で潜る人がどれくらいいるだろうか。ビーチで遊んでシュノーケリングするくらいだと10mで十分なのだ。40mの水深だと光もあまり届かず、結局フラッシュが使える本格的な水中カメラやハウジングセットを購入することになる。

音声コントロールやクラウド自動アップデートなどの新機能も

他にも注目機能が盛りだくさん。音声コントロール機能は7カ国言語に対応し、もちろん日本語でもコントロールできる。「ゴープロ スイッチオフ」と言うだけで電源が切れてしまう。また、動画を撮影しながら、静止画の撮影も音声コントロールで思うがまま。スポーツしながらスイッチを押したり、画面を見たりできないシーンで大活躍だ。

また、充電時に写真や動画をクラウドに自動アップデートする機能も搭載。正直Wi-Fiで接続してアプリで写真を選んでダウンロードするのはとても手間だったし、時間がかかっていた。しかし、これなら充電しておくだけで、あとはPCやスマホのアプリを立ち上げるとすぐに見ることができる。

他にも、イメージスタビライゼーション(電子式手ぶれ補正)や、広角でもゆがみの少ない動画や静止画撮影が可能なリニアビュー、RAWモードでの撮影、GPSも搭載。そして、HERO4時代はSilverに搭載されていたリアモニターも今回Blackに搭載され、2インチのタッチパネルで直感的な設定や操作も可能になった。 GoPro HERO5

HERO5 Blackの販売時期と価格

販売時期:10月3日(月)より日本国内のGoPro正規販売店にて発売開始(予定)
価格:47,000円(税抜)

HERO SessionとHERO5 Sessionの違い

HERO Session(旧、HERO4 Session)もまたHERO5へと進化した。ぱっと見どこが変わったのかわからないと思うが、「HERO5」の名前がついていることからも中身はもの凄い進化をとげている。

一番の進化は4K動画対応

最大4K画質30fpsの高画質動画に対応したことが今回の最大のウリだろう。もともとHERO Sessionは4K対応しておらず、他のHERO4シリーズと比べると少し見劣りする画質だった。しかし、今回4K対応したことによって、今までのHERO4シリーズを一気に抜き去って行った。もはやHERO5 Sessionと対峙できるのは同じHERO5シリーズのHERO5 Blackだけだ。

静止画も800万画素から1,000万画素へ進化し、ナイトモード(露光時間を決めれるモード)も搭載されました。これで単純なアクションカメラから、万能な広角カメラへと進化したと言っても過言ではない。

クラウド自動アップデートや音声コントロール、手ぶれ補正まで追加

ではHERO5 Blackと比べて機能的に劣っているのかというとそんなこともない。今回HERO5 Blackで追加された充電時クラウドへの自動アップデートや音声コントロール、イメージスタビライゼーション(電子式手振れ補正)もしっかり搭載されており、何ら不便はしないのだ。 GoPro HERO5 Session

HERO5 Sessionの販売時期と価格

販売時期:10月3日(月)より日本国内のGoPro正規販売店にて発売開始(予定)
価格:36,000円(税抜)

プレスリリース時は38,000円と告知されていたが、本日(9月28日)急遽価格改定され26,000円に下がった。しばらくはHERO Sessionと併売されるが、HERO Sessionは28,500円(税抜)



GoProのオリジナルドローン「Karma」が凄い!

前述の通り、HERO5が正常に、しかし凄い進化を遂げたが、今回の発表の一番の目玉はこのドローン「Karma」かもしれない。 Karmaのカメラは前面に配置され、他のドローンのようにプロペラが映り込むということはなくなった。また、カメラを固定しているのは3軸カメラスタビライザーで、ブレも少なくプロの様な動画撮影が可能になった。しかも、そのスタビライザーを取り外して手持ちや他のギアにつけることも可能となり、地上でも空でも非常にスムーズな動画撮影ができてしまうのだ。
Karmaのコントローラーはモバイルゲーム機のコントローラーの様で直感的なうえに、タッチパネルも付いて画面のボタン一つで元の場所に戻ってきてくれる機能もあるようだ。このタッチパネルのおかげで他のスマートフォンやPCから撮影している動画像を確認する必要はなく、これ一つで撮影確認までこなせる。もちろん従来通りペアリングして他のデバイスで確認することも可能。 一般的にドローンというと少し大きく持ち歩きにくいイメージだが、このKarmaはコンパクトに折りたため、専用のバッグに入れるとそのまま背負って持ち歩くことができる。発表会の動画でもあったが、今後は旅行に持っていくか悩むのではなく、旅行に持ってこなかったら後悔するレベルになってしまった。 GoPro Karmaを折りたたんでケースに入れたところ

KarmaとHERO5のセットも!

Karmaはまだ日本の発売時期は未定だが、アメリカではKarmaとHERO5のセット販売も行われるようなので、日本でもセットがあると思われる。参考までにアメリカでの価格を書いておくと、

Karmaのみ:$799.99
Karma + HERO5 Black:$1099.99
Karma + HERO5 Session:$999.99

となっている。

アプリケーションも進化し、より手軽にプロのような編集が可能に

進化したもの、新発表のものはハードだけではない。ソフトウェアも大きな進化を遂げ、より簡単に、より手早く作業ができるようになっている。

充電中に勝手にクラウドへアップしてくれる「GoPro Plus」

前述の通り、従来の動画や画像の取り込みは正直億劫だった。しかし、このGoPro Plusでは充電をしている間に勝手にクラウドサービスへアップし、どのデバイスでも簡単に取り出せるようになっている。料金はサブスクリプションサービス、つまり毎月定額ということだ。このサービスを利用すると動画編集の際に使えるサウンドトラックが増えたり、アクセサリーの割引など様々なサービスも付いてくる。
ちなみにアメリカでは10月2日から、日本では2017年1月初旬から利用可能になる予定とのこと。また、価格はアメリカでは月$4.99、その他の国は未定。

速攻でSNS向き動画を作成できる「Quik アプリ」

モバイルではすでに1,700万回以上ダウンロードされているQuikアプリが遂にデスクトップ用にも開発された。モバイルでも自動的に写真や動画のベストな瞬間を分析して見つけ出し、簡単な操作ですぐにインスタやFacebook向きの動画が作れるが、デスクトップ用ではさらに簡単に、しかも音楽ライブラリから音楽を選ぶとその音楽のビートに合わせて勝手に編集してくれる機能などもある。結婚式のムービーなども楽々作れてしまいそうだ。

結局HERO5 BlackとHERO5 Sessionどちらが買いか?

ここまで見て、もうHERO5を買おうと心に決めた人も多いと思う。で、結局どっちが買いなのかというと、個人的にはHERO5 Blackを推したい。正直見た目はSessionの方がコンパクトでスマートで好みだ。しかし、HERO5 Blackがハウジング無しで10m防水となり、背面パネルにBlackにRAW画質、GPS搭載と死角がなさすぎる。
さらに言うなら、金銭的な余裕と、まだすぐに入手を考えていないならKarma + HERO5 Blackのセットをオススメする。Karmaの取り外し可能な3軸カメラスタビライザーが魅力的すぎるのに、費用はドローン本体+$300だなんて破格だ。アメリカ価格でも$399なので、日本のセットでもお得セットになると予想される。 GoPro HERO5

まとめ

実は筆者、今年の夏にHERO Sessionを買ったばかり。海に素潜りに行くため、4K画質のHERO4 Black+ハウジングか元々10m防水のHERO Sessionかで迷った挙句、ハウジングの手間などがないHERO Sessionを買ったのだ。なので今回の発表は悔しくてたまらない。3ヶ月前に購入していなければ、迷わずHERO5 Sessionを購入するだろう。GoProさん、あと半年早く販売して欲しかったよ。仕方ないので、Karma + HERO5 Blackセットが出るのを首を長くして待とうと思う。