【ロマンチックツーリング2016イベントレポート】国道313号のツーリングと5つのまちの魅力を堪能

こちらのツーリングは、瀬戸内海と日本海とを結ぶ国道313号(ロマンチック街道)沿線上にある5つの市の青年会議所(倉吉・真庭・高梁・井原・福山)が一丸となって開催する地域活性イベントです。28年もの歴史をもつこのツーリングに筆者が参加。いちクルマ好きとしてイベントを満喫しながら、地域活性にかける主催者の想いもうかがってきました。密着レポートをお楽しみください。

「点を線で結ぶ」ロマンチック街道313のあゆみ

日本海と瀬戸内海をつなぐ約200キロの国道313号沿いには、歴史的遺産や日本の原風景が多く散在しています。その素晴らしさに気づいてもらおうと、高橋孝一さんが提唱し、1988年に鳥取県倉吉市・岡山県真庭市・高梁市・井原市・広島県福山市の青年会議所が手を結び「313連絡協議会」が発足しました。

「ロマンチックツーリング」は、313連絡協議会の地域おこし事業のひとつとして、28年間続くイベントなのです。



ロマンチック街道313提唱者 高橋孝一さんの想い

高橋さんは草笛の名手でもあります。  ロマンチック街道313を提唱した高橋孝一さんは、部品メーカーの経営者である傍ら、ロマンチック街道313のPRに尽力されてきました。この日会場でお会いした高橋さんに「ロマンチックツーリングへの想いとこれから」について聞きました。

「日本海と瀬戸内海を結ぶ道はここだけであり、コツコツと長い時間をかけて初めて世間に伝わるものなんです。小さな魚が群れになれば大きな魚に負けないように、特色ある5つのまちが集まれば、発信力は非常に強くなります。

この道はクルマで走るからこそ生きてくる。時代によって車種やツーリングの姿は変わっても『道』を発信し続けていきたいのです」

と強く語る高橋さん。クルマだからこそ道の魅力を発信できるこのイベントを、守り続けたいという想いが感じられました。

主催者に聞く

(左)一般社団法人井原青年会議所 理事長・飯居龍弘さん。(右ステージ上)ロマンチックツーリング2016実行委員長・花田浩司さん。(手前)実行委員のみなさん。 
ロマンチックツーリング2016実行委員会委員長・花田浩司さんに、今年のイベントについての意気込みや想いを聞きました。そこには地震で被災した倉吉メンバーへの熱い気持ちもありました。 「私自身も313沿いのまちを通るたびに、それぞれの地域で良いところを見つけて感心する日々です。5つの街が一丸となるにはどのような方法をとったらよいのかと考えながら準備を進めていた矢先、鳥取県中部地震が起こりました。

ご存じのとおり、倉吉市は大変な被害を受けました。じつはツーリングを中止しようとも考えたのですが、これを盛り上げることが復興につながると思いました。この協議会でできる支援がある、一致団結しなければ、と。

今回、倉吉のメンバーは地震の支援にまわっていて参加できなかったんですけど、倉吉のメンバーと一緒にやっている気持ちで開催しました」 特設ステージ隣には、鳥取県中部地震で被災した倉吉市の支援金受付窓口が設置されていました。 
筆者はこの数日後、倉吉市に行く機会がありました。地震の爪痕は想像していたよりも大きく、屋根をブルーシートで覆っている民家が多く驚きました。避難をされていると思しき方々を見かけることもありました。地元の方に話を聞くと、大工さんが足りていないとのこと。

復興には時間がかかると思われますが、私たちにできることは観光で盛り上げること。鳥取県には質のよい温泉があり、おいしいものもたくさんあります。ぜひGOIN読者のみなさまにも、鳥取の旅を楽しんでいただきたいです。



イベントの様子

さてここからは、参加者の目線でイベントのようすをお伝えします。筆者は愛車ホンダ S2000で参加。オープン・エアーを感じながらR313を駆け抜けます。

鞆の浦&真庭、2つのコースからスタート

福山市鞆の浦スタート会場にて。 今年はもともと鞆の浦・真庭・倉吉と3つのコースから選べるようになっていたのですが、地震による路面の隆起など安全面の問題で、2つに変更となっていました。

筆者は「真庭コース」からスタート

道の駅「醍醐の里」からのスタート。  筆者がスタートするのは真庭コース。集合&スタート地点は「道の駅 醍醐の里」です。ここ真庭市は桜の古代樹「醍醐桜(だいござくら)」で知られるまちでもあります。こちらの道の駅も醍醐桜をイメージしたつくりになっています。

朝8時30分から参加車両が続々到着。個性的なクルマが集合しています。 順番にスタート。さまざまなクルマたちの快音が響き渡ります。

国道313号の道と景色を愉しんで

走る筆者。「嗚呼、これぞ大人の休日!」と叫びたくなるほどの爽快ドライブ。
真庭市から歴史香る高梁市、景観が美しい井原市の快走路を駆け抜けます。爽風、秋のやわらかな陽射し、路面の感触、におい、景色などを感じながら心地よいドライブを満喫。サイドミラーを見るとあの名車が背後に…という高揚感も、このツーリングの醍醐味でもあります。 信号待ちでふと振りかえると、名車たちの姿が! 

鞆の浦コース

福山市水呑橋付近。ハーレーのみなさんによる迫力ある走り。 
福山市神辺をドライブするクラシックカーたち。

真庭コース

高梁市街をドライブする参加者たち。  高梁市成羽町を快走! ほんのりと色づきはじめた天神峡を見ながら。

ゴールの井原駅前はお祭り会場に!

井原鉄道井原駅がゴール地点。 ゴール地点は井原鉄道井原駅前。特設会場が設置され、催しテントがズラリと並んでいます。イベントのハイライトでもある会場でのようすをレポートしていきます。 到着すると、レースクイーンのみなさんが記念品とドリンクを手渡してくださいました。

会場はワンコイングルメや展示など盛りだくさん♪

「はたらくクルマコーナー」は大人もワクワク! 井原市のゆるキャラ「でんちゅうくん」はキッズに大人気。特設ステージでは和太鼓披露も。
国道313号沿線上にある街のご当地グルメが勢ぞろい。行列もできていました。

世界一のものづくりに挑戦する、地元高校の作品も展示

ギネス認定された「MIRAI」と全方位移動型6輪PHEV「ヘキサローサー」を展示。
地元おかやま山陽高校自動車科による展示も注目を浴びていました。全方位移動型6輪PHEV「ヘキサローラー」や、世界一車高が低い車「MIRAI」がお目見え!

この「MIRAI」はなんと、ギネスにも認定されています。 もちろん公道走行もできます。ギネス認定証も展示されていました。スゴイ! 

さまざまなクルマが参加!

参加したクルマたちはバラエティ豊か。スーパーカーからクラシックカーまで、クルマ好きにはたまらない車種が並びました。

来年はみなさんも参加してみませんか

イベントのフィナーレでは、パレードのように連なって会場を後にしました。その際、沿道からたくさんの方が手を振ってあたたかく見送ってくださいました。

自分の愛車で走りながら観光情報では知らなかった魅力を発見でき、あたたかいおもてなしがうれしいツーリングイベントです。来年はGOIN読者の皆様もぜひ、旅行がてら参加してみませんか?

最後に、取材に協力くださった井原青年会議所様、当日お世話になり、画像提供くださった井原放送様にあらためて御礼申し上げます。

ロマンチック街道313のくわしい情報はコチラ

ロマンチック海道313on the web
ロマンチックツーリングのアーカイブや動画などのコンテンツが豊富。沿線上の特産品や観光スポット情報も充実。当日の動画もアップされていて必見です。

一般社団法人井原青年会議所
2016年の主催を担当した井原青年会議所の公式ホームページ。