北関開通でアクセス便利♪歴史の街・足利へドライブで出かけよう

栃木県足利市と言えば、その名のとおり、足利氏に縁の歴史情緒あふれる街。平成23年に北関東自動車道が全面開通して車でのアクセスが便利になったことから、観光地としての注目度が高まっています。今回はそんな足利の魅力的な観光スポットをご紹介します。

足利ってどんな街?

車でのアクセス抜群! 産業が盛んな街

平成23年、群馬県高崎市から茨城県ひたちなか市までの約150kmに渡る「北関東自動車道」が全線開通したことをキッカケに、車でのアクセスが抜群となった栃木県足利市。古くから織物業で栄えた町で、大正から昭和にかけて女性の日常着として愛された平織りの絹織物「足利銘仙」の生産が盛んだった町として知られています。現代ではプラスチック工業や機械金属工業が織物業に取って代わりましたが、活気溢れる街の様子は今も変わりません。

足利氏発祥の地として歴史的に有名♪

足利と言えば、NHKの大河ドラマとなった「太平記」に縁があることでも有名ですよね。日本の歴史に欠かせない足利氏発祥の地で、八幡太郎義家の孫が足利姓を名乗り、二代目の義兼が現在の鑁阿寺に居を構えてこの地を統治したことが足利市誕生のキッカケ。あの有名な足利尊氏は義兼から八代目にあたる人物だそうです。子孫も代々足利に住み続けたことから、市内には足利氏にまつわる寺社がいっぱい! 例えば、「光得寺」は三代目・義氏、「善徳寺」は八代目・尊氏が開基と言われているんですよ。



「あしかがフラワーパーク」は季節毎のお楽しみいっぱい

足利の観光スポットとしてまずご紹介したいのが、広さ92,000㎡を誇る「あしかがフラワーパーク」です。樹齢100年を超えるという大藤4本をはじめ、季節ごとに色とりどりの花々が咲き誇る施設として、1997年にオープン以来、定番の人気を誇っています。

樹齢100年超! 大藤棚の季節はハズせない

春はチューリップ、初夏はあじさい、秋にはラベンダーなど、四季折々の花が広大なスケールで咲き誇る「あしかがフラワーパーク」。そんな数多くの花の中でも特に有名なのが、樹齢100年超の大藤。350本以上の藤が咲き乱れる「藤ガーデン」にあり、毎年4月中旬から5月中旬の花の見頃には「ふじのはな物語〜大藤まつり〜」が開催されています。
藤ガーデンで楽しめるのは600畳敷きの大藤棚や長さ80mもの白藤のトンネルで、栃木県が指定する県の天然記念物でもある大藤は圧巻の美しさ。優しい紫色が風にゆらめくその下を歩いたり、ベンチに腰かけてゆったりと鑑賞したり、今まで見たことのない藤の姿をじっくり堪能してみて。

「日本夜景遺産」に認定されらライトアップも必見

藤の季節以外にも「あしかがフラワーパーク」が大混雑する季節、それは冬! 花の少なくなる冬ですが、フラワーパークには電球の花が満開になるんです。それこそが毎年10月末頃から行われるライトアップ「光の花の庭」。東京ドイツ村、江ノ島の「湘南の宝石」とともに「関東三大イルミネーション」に指定され、最近は「日本夜景遺産」にも認定された人気イルミネーションイベントとなっています。
300万球もの電球を使ったイルミネーションはとにかく幻想的。高さ23メートルのクリスマスタワーをはじめ、水面にきらめくように映し出される光のピラミッドや、大藤の花房のように可憐に揺らめく電飾など、園内中に暖かい光が灯ります。

アクセス情報

【基本情報】
スポット名:あしかがフラワーパーク
住所:〒329-4216 栃木県足利市迫間町607
電話番号:0284-91-4939
定休日:年中無休 ※ただし2月の第3水・木曜と12月31日のみ休園
営業時間:9:00~18:00(3〜11月頃)、10:00~17:00(11〜3月頃)
入園料:花の咲き具合により変動 ※大人300〜1,700円、子ども100円〜800円
※営業時間や入園料について、詳しくは公式ページをご確認ください

【駐車場】
無料あり (普通車300台)

【アクセス】
北関東自動車道「足利IC」から約15分、東北自動車道「佐野藤岡IC」から約18分

フラワーパーク 公式はこちら

「足利学校」は日本の学校の原点!

生徒数3,000人!? 日本最古の大学校

日本最古の学校として知られるのが「足利学校」です。創建時期については諸説ありますが、もっとも有力なものが平安初期に漢学者の小野峯(おののたかむら)によって建てられたというもの。今から1,000年以上も前に誕生した学校と聞くと、日本最古という言葉にも納得ですよね。
そんな「足利学校」が歴史の表舞台に登場したのは室町時代。上杉憲実によって整備され、校長を配して教科書を充実させるなど学校のスタイルを完成させたのです。16世紀には生徒数が3,000人を超えていたとされ、フランシスコ・ザビエルが“日本最大にしてもっとも有名な坂東(ばんどう)の大学」として海外にその姿を紹介したそうですよ。残念ながら江戸時代の落雷により当時の建物は失われましたが、平成2年、江戸中期の姿が見事に復元されました。

先代たちの学びのスタイルを実感

入学証に見立てた入場券を手にしたら、さっそく「足利学校」へ入学してみましょう♪ 足利学校には学校らしいエピソードにあふれたユニークなスポットがたくさんあります。
庭にある「字降松」(かなふりまつ)は読めない字や意味のわからない言葉を書いた紙を枝に結んでおけば、翌日にはふりがなや意味などが記されたことから名づけられたとか。学生だけじゃなく近所の人も利用していたそうで、当時の人たちの勉強熱心さが伺えますね。また、建物入り口にあるナゾの設備は「宥座の器」(ゆうざのき)が。これは容器が空っぽのときは傾き、程よい水が入ればまっすぐになり、水を入れすぎるとこぼれてしまうという仕掛け。適したバランスを持って行動する大切さを説いた、孔子による「中庸」の教えをわかりやすく解説したものだとか。

アクセス情報

【基本情報】
スポット名:足利学校
住所:〒326-0813 栃木県足利市昌平町2338
電話番号:0284-41-2655
定休日:第3月曜(祝日の場合はその翌日)
営業時間:9:00〜17:00(4〜9月)、9:00〜16:30(10〜3月)
料金:大人420円、高校生210円

【駐車場】
無料(観光駐車場)あり

【アクセス】
北関東自動車道「足利IC」から約10分

史跡足利学校 公式はこちら



祝・国宝!元は武家屋敷だった「鑁阿寺(ばんなじ)」へ

国宝に指定されたばかりの本堂に注目

今年、平成25年に国宝に指定された本堂を有するのが「鑁阿寺(ばんなじ)」です。風情ある門前町の中に佇む歴史情緒あふれる姿で、いつの時代も足利発展の中心として位置づけられてきました。先ほどご紹介したとおり、ここ「鑁阿寺(ばんなじ)」は足利氏の二代目・義兼の居住地として建造されたもので、それを三代目・義氏が足利氏の氏寺として整備したのです。元は武家屋敷として建てられたこともあり、土塁によって囲まれた強固で厳重な造りが特徴です。

中国様式を取り入れた折衷スタイルの武家屋敷

室町時代に建てられたという立派な山門をくぐって、屋根つきの太鼓橋を渡って境内へ。さっそく国宝に指定されたばかりの本堂を拝みましょう。この本堂は、関東地方では数少ない鎌倉時代の建造物として注目され、また、和の要素と中国から伝わった禅宗様の要素を折衷した「折衷様建築」の先駆けとして貴重な存在です。この建築様式によってその後の日本建築は大きく発展したとされていて、鑁阿寺が国宝として高く評価を受けている理由のひとつとなっています。
折衷様建築の特徴がわかりやすく見られるのが本堂を支え太い柱。それまでの日本様式では柱の上にだけ置いていた組物を柱の間にも設置しているのが見て取れます。

アクセス情報

【基本情報】
スポット名:鑁阿寺(ばんなじ)
住所:〒326-0803 栃木県足利市家富町2220
電話番号:0284-41-2627
定休日:年中無休
参拝料:無料 ※本堂、一切経堂の拝観は一律6,000円(1〜15人、16人以降は一人当たりプラス400円)

【駐車場】
無料(観光駐車場)あり

【アクセス】
北関東自動車道「足利IC」から約10分

鑁阿寺 公式はこちら

セレブが魅了される「ココ・ファーム・ワイナリー」のワイン

全て手作り&無農薬!100%日本産のワイン

足利に拠点のある「ココ・ファーム・ワイナリー」。この名を一躍有名にしたのが2000年に開催された九州沖縄サミット。晩餐会で行われた乾杯でこちらのワインが採用されたのです。また、2008年の洞爺湖サミットの夕食会でもこちらのワインが使われ、世界のセレブたちをうならせました。
「足利とワインが結びつかない」という人もいるかもしれませんね。こちらのワイナリーの始まりは、1950年代に中学生たちの手によって足利北部の広大な山々を開墾されたこと。特殊学校の少年たちに自立の心を教えるという目的から行われ、それに賛同した世界の醸造家たちがワインづくりのノウハウを伝授してきたそうです。
子どもたちの自立が目的であるため、手作業が基本のこちら。また、山麓にあるぶどう畑は開墾されてから除草剤が撒かれたことが一度もありません。当初の理念をそのままに、現在も100%日本産の上質なワインを提供し続けています。

試飲もおみやげも♪満足度の高いカフェ&ショップ

「COCO FARM CAFE(ココ・ファーム カフェ)」や「WINESHOP(ワインショップ)」があるので、醸造されたワインをその場で楽しんだりおみやげにしたり、お好みの方法でワインと触れ合えます。ドライバーさんは残念ながらその場でワインを飲みませんが、もし同乗者の方だけでも飲めるならお試しいただきたいのが「テイスティング」500円。
ショップが提供するテイスティングはなんと5種類! 陽光が心地よいテラス席に座りながら、「生ハムとチーズの盛り合わせ」1,350円といっしょに、芳醇な赤やさわやかな甘みの白などをいただく贅沢な時間が満喫できるはず。

アクセス情報

【基本情報】
スポット名:ココ・ファーム・ワイナリー
住所:〒326-0061 足利市田島町611
電話番号:0284-42-1194
定休日:年中無休 ※ただし1月の第3月曜から5日間、11月の収穫祭前日は休み
営業時間:ワインショップ10:00〜18:00、カフェ11:00〜18:00

【駐車場】
無料(60台)あり

【アクセス】
北関東自動車道「足利IC」から約10分

あの名曲の舞台「渡良瀬橋と渡良瀬川の夕日」

生活を支える橋と夕日のコントラスト

アラフォー世代なら森高千里、アラサー世代なら松浦亜弥。彼女たちが歌った「渡良瀬橋」をご存知でしょうか? 橋の上から夕日を眺めながら別れた恋人を思う珠玉のバラードソングですが、この「渡良瀬橋」が足利にある橋なんです。渡良瀬川にある12本の橋のひとつである「渡良瀬橋」。森高千里は「たくさんの人や車が往来する『足利の生活を支える橋』だから歌にしようと思った」とコメントしています。
歌の大ヒットとともに今も足利の重要な観光地となっている渡良瀬橋からは、歌われた当時と変わらない壮大な夕日を眺めることができます。近隣では歌詞を収めた「歌碑」、歌詞に登場する電話ボックスを見つけることができますよ。

アクセス情報

【基本情報】
スポット名:渡良瀬川の夕日スポット
住所:〒326-0814 足利市通3丁目 児童公園南の歩道上(歌碑)
電話番号:0284-43-3000(足利市観光協会)

【駐車場】
なし ※近隣に「足利市営巴町駐車場」(最初の1時間200円、その後100円/時、上限1,000円)あり

【アクセス】
北関東自動車道「足利IC」から約15分

市営巴町駐車場MAPはこちら

地元住民が愛する「足利麺」へGO!

名物・ひもかわ麺はもちもちで美味

足利へドライブしたならぜひ食べておきたいグルメが「足利麺」のラーメンです。一般のラーメン屋さんとちょっぴり違うユニークでおいしいラーメンを提供してくれるお店です。
こちらのラーメンは、細麺、手打ち麺、ひもかわ麺からお好みをチョイスできるのが大きな特徴。中でも人気なのがこちらならではの名物・ひもかわ麺。まるでワンタンか餃子の皮と思えるくらいの幅広な麺は、口に入れればもちもちつるんとした新感覚の食感がたまりません。透明感ある鶏豚系で口当たりさっぱりだから、食の細い人でもどんどん食べられます。
メニューには「エビフライラーメン」1,100円や「からあげラーメン」850円といった変わり種もあり、具となっているエビフライやからあげのハイレベルさも話題となっていますよ。

アクセス情報

【基本情報】
スポット名:足利麺
住所:栃木県足利市堀込町2540
電話番号:0284-72-1277
定休日:月曜(祝日の場合はその翌日)
営業時間:火〜土曜11:30〜15:00・17:00〜20:40、日曜11:30〜20:00

【駐車場】
無料あり

【アクセス】
東北自動車道「佐野藤岡IC」から約25分

足利麺 公式はこちら

足利で歴史と自然に気軽に触れよう

いかがでしたか? 歴史と伝統を感じる街並みや美しい自然を活かした風景やグルメなど、足利には魅力的な観光スポットがいっぱいあります。ドライブでのアクセスが便利になった今、日帰りでお気軽に訪れるのもいいですね。