【その泉質、日本一!】兵庫県「城崎温泉」魅惑の観光スポット巡り

平成26年に城崎温泉(外湯7湯)を訪れた観光客数は87万6千人。昨年比で約1割も増加しています。また、城崎温泉がある豊岡市が積極的なPR活動を行っていることもあって、外国人宿泊者数も約1万4,000人(昨年比45%)と急増中。ますます魅力度がアップしている城崎温泉を中心に、オススメの観光スポットをご紹介します。

城崎温泉とは

出典: http://www5.city.toyooka.lg.jp/
城崎温泉は、兵庫県豊岡市城崎町(旧国但馬国、旧城崎郡城崎町)にある温泉で、平安時代から約1,300年の歴史をもっています。江戸時代には「海内第一泉(かいだいだいいちせん)」と呼ばれ、今もその碑が残っています。城崎温泉でよく目にする代表的な風景は、石造りの太鼓橋が掛かる小川と綺麗な柳並木です。温泉街には7軒の外湯が点在しており、展望露天風呂の「さとの湯」や岩窟風呂の「一の湯」など、それぞれ趣の違う温泉浴を楽しめます。
某人気旅行ガイドブックの海外版にて「寄り道をして訪れるべき場所」を意味する二つ星(★★)として掲載されたこともあって、最近では海外からも多くの旅行客が訪れる観光地となっています。



まずはぐるっと城崎外湯めぐり

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城崎温泉と言えば、「外湯めぐり」が有名です。昔から湯治場として栄えたこの町には、特徴的な7つの外湯があります。外湯めぐりの1日入浴券を購入(宿泊客はなんと無料!)して、風情のある温泉街の町並みを楽しみながら湯めぐりができます。また、ゆかたのレンタルも行っているので、カラフルな色ゆかたに身を包んで川沿いの柳並木をそぞろ歩きながらの湯めぐりもおすすめです。なお、7つの外湯をめぐると、七福の御利益があると言われています。

【基本情報】
名称:城崎外湯めぐり
住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島
アクセス:
(大阪から)中国道、舞鶴若狭自動車道へ。春日ICより北近畿豊岡自動車道で和田山へ。その後9号線、312号線と進み城崎へ(約3時間)
(京都から)京都縦貫自動車道と9号線で福知山へ。その後9号線、312号線と進み城崎へ(約3時間)
営業時間:各湯で異なる
定休日:各湯で異なる
電話番号:0796-32-0117(豊岡市役所城崎総合支所観光課)
料金:城崎温泉外湯1日入浴券 大人1,200円、子供600円
駐車場:有(町営駐車場1時間無料、その後100円/時間、市営駐車場700円~800円程度/2時間)

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天下一の湯に包まれる「一の湯」

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江戸中期、温泉医学の創始者後藤艮山の高弟である香川修徳が「この湯は天下一」と推賞したことから名付けられました。城崎温泉街の中心に建っていて、歌舞伎座のような建物の前は外湯めぐりの観光客でいつも賑やかです。館内の洞窟風呂は岩をくり抜いたような雰囲気があって、なにかに包まれているかのような独特の感覚を楽しめます。こちらは「開運招福の湯」としても知られています。

【基本情報】
名称:一の湯
住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島415-1
アクセス:城崎温泉駅から徒歩10分
営業時間:7:00~23:00
定休日:水曜
電話番号:0796-32-2229
料金:大人600円、子供300円、貸切風呂40分3,000円
駐車場:有

雅な湯処を楽しむ「御所の湯」

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文永四年(1267年)後堀河天皇の御姉安嘉門院が入湯されたとされていることから名付けられました。平成17年夏に、まるで京都御所を彷彿とさせるような建物に建て直されました。城崎で一番新しい外湯だけあって施設も充実していて、ガラス張りの天空大浴場や温泉ミストサウナ、滝の露天風呂などがあります。「美人の湯」として女性にも大変人気が高い外湯です。

【基本情報】
名称:御所の湯
住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島
アクセス:城崎温泉駅から徒歩10分
営業時間:7:00~23:00
定休日:第1・第3木曜
電話番号:0796-32-2230
料金:大人800円、子供400円
駐車場:有

緑の恵みをいただく「まんだら湯」

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養老元年(717年)温泉寺開祖である道智上人が行った「曼陀羅一千日祈願」によって湧き出た湯と言われているため、この名前が付いています。美しい緑に囲まれた屋外にあるヒノキの桶風呂が人気で、自然の空気や香りを感じながらリラックスできます。こちらは「商売繁盛の湯」としても知られています。

【基本情報】
名称:まんだら湯
住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島565
アクセス:城崎温泉駅から徒歩15分
営業時間:15:00~23:00
定休日:不定休
電話番号:0796-32-2194
料金:大人600円、子供300円
駐車場:有

里人のこころを感じる「地蔵湯」

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江戸時代から里人の外湯として親しまれていた地蔵湯の名前の由来は、泉源から地蔵尊が出たためと言われています。打たせ湯や家族風呂などがあって、家族連れにも人気があります。外観は和風の灯篭、六角形の広い窓は玄武洞をイメージしており、外湯の中では一番モダンな雰囲気の建物です。こちらは「家内安全、水子供養の湯」としても知られています。

【基本情報】
名称:地蔵湯
住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島610
アクセス:城崎温泉駅から徒歩17分
営業時間:7:00~23:00
定休日:金曜
電話番号:0796-32-2195
料金:大人600円、子供300円
駐車場:有

しあわせを招く「鴻の湯」

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城崎ロープウェイ乗り場の前にある、城崎の外湯の中で最も古い湯です。1,400年ほど前、コウノトリがこの湯で足の傷を癒していたことから発見された温泉だと言われています。山の湯風を取り入れた素朴な様式の建築で、緑に囲まれた露天風呂が人気です。こちらは「夫婦円満、不老長寿の湯」としても知られています。

【基本情報】
名称:鴻の湯
住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島610
アクセス:城崎温泉駅から徒歩17分
営業時間:7:00~23:00
定休日:火曜
電話番号:0796-32-2195
料金:大人600円、子供300円
駐車場:有

大正ロマンと木の香りがただよう「柳湯」

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柳湯は「子授安産の湯」として知られています。中国の名勝西湖から移植した柳の木の下から湧き出たということでこの名があります。やや小ぶりな建物ですが、和のテイストが漂うヒノキ造りの湯船はやや深めなこともあって、昔ながらの浴場が好きな方におすすめです。

【基本情報】
名称:柳湯
住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島647
アクセス:城崎温泉駅から徒歩7分
営業時間:15:00~23:00
定休日:木曜
電話番号:0796-32-2097
料金:大人600円、子供300円
駐車場:有

温故知新にふれあう「さとの湯」

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城崎温泉駅のすぐ隣に建っている、日本最大の駅舎温泉です。三階建ての建物の最上階にある露天風呂からは、季節によって移り変わる円山川の景色が楽しめます。また、浴場はエキゾティックな雰囲気が漂っていて、ハーブの香りや滝の音に満ちた癒しの空間が広がっています。

【基本情報】
名称:駅舎温泉さとの湯
住所:兵庫県豊岡市城崎町今津290-36
アクセス:城崎温泉駅すぐ
営業時間:7:00~23:00
定休日:第2・第4木曜(祝日の場合は営業)
電話番号:0796-32-0111
料金:大人800円、子供400円
駐車場:有

文豪のこころをひも解く

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城崎は、数々の文豪たちが愛した町としても有名です。城崎文芸館では、それらの作品に込められた文豪たちの想いをひも解きながら辿ることができます。1階に小説「城の崎にて」の著者として有名な志賀直哉を中心とした展示、2階には城崎にゆかりがある嶋崎藤村、与謝野晶子、司馬遼太郎らの作品が展示されています。また、城崎の伝統芸能である「麦わら細工」づくりを気軽に体験することもできます。
城崎の町には、文芸館の横にある志賀直哉をはじめ、文人墨客たちの訪問を記念した24の文学碑が建てられており、これらを目当てに多くの文芸ファンも城崎温泉を訪れています。

【基本情報】
名称:城崎文芸館
住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島357-1
アクセス:城崎温泉駅から徒歩5分
営業時間:9:00~17:00 入館は16:30まで
定休日:月曜、最終水曜
電話番号:0796-32-2575
料金:子供300円(団体20名以上200円) 大人400円(団体20名以上300円)
駐車場:有

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城崎温泉街を眺め尽くす

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ロープウェイに乗り込んで約7分間の空中散歩を楽しんだあと、到着した山頂ではここからしか見ることができない素敵な城崎温泉街の街並みを満喫できます。春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪景色が見られ、四季折々違った風景を見ることができます。

【基本情報】
名称:城崎ロープウェイ
住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島806-1
アクセス:城崎温泉駅から徒歩20分
営業時間:9:10~16:50(上り) 9:30~17:10(下り)
定休日:第2、第4木曜(祝日の場合は営業)
電話番号:0796-32-2530
料金:(往復)大師山山頂駅まで大人900円・小人450円 中間駅(温泉寺)まで大人560円・小人280円
駐車場:有

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元湯のそばで「シャクシャク」「ぷるぷる」

ロープウェイ駐車場の横にある「薬師ポケットパーク」では、源泉の湧き出る自然石(元湯)や気軽に利用できる足湯がおすすめです。元湯のすぐそばにある「城崎ジェラートカフェChaya」のジェラートは、すべて天然の食材を使用していて大人気です。また、但馬の無農薬地たまごを購入して、自分で温泉たまごを作ることができます。温泉に含まれた塩分の自然な塩味と、地たまご自体の天然の味は絶妙な組み合わせです。ぷるぷるの温泉玉子を食べながら、足湯につかってほっこりしてみませんか?

これは確かに「水族館以上」!

城崎マリンワールドでは、「水族館以上、であること。」をキャッチフレーズに、さまざまな体験型アトラクションを展開しています。炎や水を使い臨場感あふれるイルカ・アシカショーやトドのダイビング、ペンギンの散歩などショーが多彩。また、まるで海の中を潜っているかのようなアトラクションやイルカや磯の生き物とふれあえる体験型施設「ダイブ」もあります。さらに、フィッシングゾーンでは「美味しい天ぷらを釣りましょう」の言葉通り、アジを釣ってその場で天ぷらにして味わうこともできます。

【基本情報】
名称:城崎マリンワールド
住所:兵庫県豊岡市瀬戸1090
アクセス:城崎温泉から車で10分
営業時間:9:00~17:00 ※7/20~8/31は9:00~18:00
定休日:年中無休
電話番号:0796-28-2300
料金:大人2,400円 子供1,200円 幼児600円
駐車場:有(1日700円)

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その幻想的な姿に酔いしれる

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日和山海岸は、日和山の断崖絶壁に位置し、眼下には日本海が開けています。リアス式海岸から眺める景色は絶景で、場所によって見える風景が全く異なるため、様々な顔を楽しむことができます。海岸沿いには散歩道や橋が設けられていて、岩肌に打ち寄せる波しぶきを間近で見ることが出来ます。なお、日和山海岸の沖合に浮かぶ無人島には、まるで浦島太郎物語に登場する竜宮城にそっくりな建物が存在します。昭和25年、城崎マリンワールドを運営する日和山観光株式会社が、浦島太郎が玉手箱を開けて鏡をのぞきこんだ場所がこの島と言われている伝説にちなんで建てられたものです。おすすめは朝焼けに染まった竜宮城で、とても幻想的な姿を見る事が出来ます。

【基本情報】
名称:日和山海岸
住所:兵庫県豊岡市
アクセス:城崎温泉から車で10分
営業時間:終日
定休日:年中無休
電話番号:0796-22-8111(豊岡観光協会)
料金:無料
駐車場:有(城崎マリンワールド駐車場)

豊岡観光協会のページ

「玄さん」が住まうパワースポット

出典: http://www5.city.toyooka.lg.jp/
玄武洞は、世界ジオ・パークに認定された「山陰海岸ジオ・パーク」の見どころのひとつで、国の天然記念物にも指定されています。160万年前の火山活動によりマグマが噴出し固まる時に綺麗な割れ目を作りだした自然の造形美や、無数の六角形の玄武岩が積み上げられて造られた自然の力を感じることができる場所です。ゆるキャラなのに男前な豊岡市のマスコットキャラクター「玄武洞の玄さん」生誕の地としても有名です。

【基本情報】
名称:玄武洞公園
住所:兵庫県豊岡市赤石1339
アクセス:城崎温泉から車で10分
営業時間:終日 ※但し、売店等は営業時間あり
定休日:無休
電話番号:0796-22-8111
料金:無料
駐車場:無料

玄武洞(げんぶどう)ミュージアム
玄武洞公園内にある石の花・華の博物館「玄武洞ミュージアム」のサイトです。

コウノトリと共に過ごすひととき

城崎は国の天然記念物である「コウノトリ」が野生で復帰した場所として全国的に知られています。当公園は、人とコウノトリが共生できる環境と学習の場を提供することを目的として平成11年に設立され、現在もコウノトリの保護と繁殖を目指しています。公園内では野生のコウノトリを間近で見ることができます。

【基本情報】
名称:兵庫県立コウノトリの郷公園
住所:兵庫県豊岡市祥雲寺128
アクセス:城崎温泉から車で20分
営業時間:9:00~17:00
定休日:月曜
電話番号:0796-23-5666
料金:無料
駐車場:無料

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「但馬の小京都」をそぞろ歩く

江戸時代に出石藩の藩庁として栄えた出石城は、明治2年のに出された廃城令により一度は取り壊されましたが、石垣や堀は現存しています。昭和43年に本丸跡に東西の隅櫓が、平成6年に登城門・登城橋が復元されました。最上段の稲荷台からは城下町を見渡すことができます。古事記や日本書紀にも名前が上がり、戦国時代にも但馬の雄藩として繁栄した出石の城下町は、別名「但馬の小京都」とも言われており、今もなお情緒あふれる街並みが残る場所です。

【基本情報】
名称:出石城下町
住所:兵庫県豊岡市出石町
アクセス:城崎温泉から車で40分
営業時間:施設、店舗により異なる
定休日:無休
電話番号: 0796-52-4806
料金:施設、店舗により異なる
駐車場:有(市営駐車場1日1回利用につき400円)

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小皿に盛られたそばに舌鼓を打つ

出石そばは、江戸時代中期の宝永3年(1706年)に信州上田藩から出石藩主になった仙石氏が連れてきたそば職人の技法が、在来のそば打ちの技術に加えられて誕生しました。江戸時代末期に屋台で出す時に持ち運びが便利な手塩皿(てしょうざら)に蕎麦を盛って提供したことから割り子そばの形態となり、その後出石焼きが始まると白地の小皿に盛る様式が確立しました。現在は約50軒のそば屋が並ぶ、関西屈指のそば処として知られています。

「出石皿そば巡り巾着セット」は、巾着の中に1枚で出石皿そば一人前の食事ができる永楽通宝が3枚入っていて、合計3軒までの皿そば屋で出石皿そばめぐりが楽しめます。出石の特産品「出石ちりめん」を使用した巾着は、皿そばめぐりの後オシャレな小物入れとなります。

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但馬の大衆文化を支える芝居小屋

出典: http://www5.city.toyooka.lg.jp/
出石永楽館は、明治34年に開館した近畿で最も歴史のある芝居小屋です。明治後期から昭和初期にかけて、歌舞伎や寄席など但馬の大衆文化を支える場所となっていました。赤茶色の土壁と大きな切妻壁、太鼓楼など、内外ともに建設当時から現存するものが多く、近代日本の大衆芝居小屋として歴史的価値が高く評価されています。平成20年の夏に大規模な改修が終了した永楽館では、こけら落とし公演を行った六代目片岡愛之助さんをはじめ、上方歌舞伎役者による公演も定期的に行われています。また、平成26年には兵庫県重要有形文化財の指定を受けています。

【基本情報】
名称:出石永楽館
住所:兵庫県豊岡市出石町柳17-2
アクセス:城崎温泉から車で40分
営業時間:9:30~17:00(最終入館時間16:30)
定休日:木曜、12/31・1/1
電話番号:0796-52-5300
料金:館内見学大人300円(団体240円)、学生200円(団体160円)、中・小学生以下無料
駐車場:有(市営駐車場1日1回利用につき400円)

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おわりに

魅惑の観光スポットめぐりたび、いかがでしたでしょうか? 最後に城崎温泉旅館協同組合が平成8年4月1日に制定した「城崎ゆかた憲章」の一文をご紹介します。
「ゆかたにあらざれば、装いにあらず」
城崎温泉を訪れた際には、ぜひ洋服から正装である「ゆかた」に着替えて、昔ながらの情緒あふれる温泉街を楽しんでみてください。