【トヨタ・セルシオ】トヨタの皮を被ったレクサス!お得な価格で中古車市場に流通中!

トヨタ・セルシオは1989年に日本に導入され、以来17年間に渡り人気を博しました。セルシオの絶版から早くも10年が経過しますが、中古車市場ではセルシオとしてはあり得ない低価格で取引されています。環境性能こそ現代では厳しいですが、安全性能、快適性、動力性能は今でも抜きんでています。トヨタの皮を被ったレクサス、一度所有してみませんか?セルシオのスペック、販売当時のライバル車、中古車相場をご紹介します。

トヨタ・セルシオとは?

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%AA
トヨタ・セルシオとは、1989年10月からトヨタ自動車が販売した高級4ドアセダンです。本来はアメリカで展開するプレミアムチャンネル「レクサス」のフラッグシップ「LS」として開発されました。日本市場ではトヨタ自動車の最上級セダンブランドとして長く定着している「クラウン」があるため、日本市場では販売する予定はありませんでした。
しかし折しもバブル景気の絶頂期で、日産・シーマの爆発的ヒットが社会現象となり「シーマ現象」と呼ばれ、高級車市場が拡大していました。その新しい市場にトヨタ自動車が投入したのがレクサス・LSの日本版、セルシオでした。センチュリーとクラウンの間に位置する、トヨタ社の乗用車最高級ブランドとなります。
2006年、日本国内でのレクサス店展開のためセルシオは廃止となり、4代目モデル以降は本来の「LS」として販売されています。

トヨタ・センチュリーとの違い

トヨタ・センチュリー トヨタ自動車の高級セダンには多くの車種がありますが、特に最上級セダンというとセンチュリーが筆頭となります。セルシオとの違いはどこにあるのでしょうか?

セルシオは、あくまで所有者が自ら運転するセダンとして最高級車でした。そのため、トヨタ最高級ドライバーズセダンといった呼ばれ方をしました。それに対しセンチュリーは、所有者が自ら運転することは少なく、むしろ後席に座り、運転は専属ドライバーなど他者に任せるためのセダンです。このような使用用途をショーファードリブンと呼びます。

セルシオはドライバーズセダンとしてトヨタ車最上級車、センチュリーはショーファードリブンとして同社最高級車という違いがありました。



歴代トヨタ・セルシオのカタログスペック・燃費・価格

トヨタ・セルシオは1989年から2006年まで17年間、3代に渡って製造されました。各モデルのカタログスペック、燃費などをご紹介します。中古でご購入の際などにご活用ください。

初代 F10型(1989年 – 1994年)

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%AA
初代トヨタ・セルシオ 型式 E-UCF10
ボディタイプ セダン
ドア数 4ドア
乗員定員 5名
駆動方式 FR

【車両寸法】
全長 4,995mm
全幅 1,820mm
全高 1,425mm
ホイールベース 2,815mm
トレッド前 1,565mm
トレッド後 1,555mm

【室内寸法】
室内長 2,010mm
室内幅 1,515mm
室内高 1,160mm

車両重量 1,690kg

【メカニズム】
ステアリング形式 パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション形式 4輪ダブルウィッシュボーン
ブレーキ形式 4輪ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ 215/65R15 96H
変速機 4AT

【搭載エンジン・燃費】
エンジン型式 1UZ-FE型
種類 V型8気筒DOHC32バルブ
内径 87.5mm
行程 82.5mm
総排気量 3,968cc
圧縮比10.0
最高出力 260ps / 5,400rpm
最大トルク 36.0kg・m / 4,600rpm
燃料供給装置 EFI(電子制御式燃料噴射装置)
燃料タンク容量 85L
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
燃料消費率 7.1km/L
※燃料消費率は10.15モードでの計測値です。

【販売価格】※1989年発表時モデル
A仕様 4,550,000円
B仕様 5,300,000円
C仕様 5,500,000円
C仕様 Fパッケージ装着車 6,200,000円

2代目 F20型(1994年 – 2000年)

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%AA
2代目トヨタ・セルシオ(後期型) 型式 E-UCF20
ボディタイプ セダン
ドア数 4ドア
乗員定員 5名
駆動方式 FR

【車両寸法】
全長 4,995mm
全幅 1,830mm
全高 1,435mm
ホイールベース 2,850mm
トレッド 1,570mm

【室内寸法】
室内長 2,095mm
室内幅 1,540mm
室内高 1,180mm

車両重量 1,640kg

【メカニズム】
ステアリング形式 パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション形式 4輪ダブルウィッシュボーン
ブレーキ形式 4輪ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ 225/60R16 98H
変速機 4AT

【搭載エンジン・燃費】
エンジン型式 1UZ-FE型
種類 V型8気筒DOHC32バルブ
内径 87.5mm
行程 82.5mm
総排気量 3,968cc
圧縮比10.4
最高出力 265ps / 5,400rpm
最大トルク 37.0kg・m / 4,600rpm
燃料供給装置 EFI(電子制御式燃料噴射装置)
燃料タンク容量 85L
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
燃料消費率 8.0km/L
※燃料消費率は10.15モードでの計測値です。

【販売価格】※1994年発表時モデル
A仕様 5,100,000円
B仕様 5,600,000円
C仕様 5,840,000円
C仕様 Fパッケージ装着車 6,540,000円

3代目 F30型(2000年 – 2006年)

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%AA
3代目トヨタ・セルシオ 型式 E-UCF30
ボディタイプ セダン
ドア数 4ドア
乗員定員 5名
駆動方式 FR

【車両寸法】
全長 4,995mm
全幅 1,830mm
全高 1,490mm
ホイールベース 2,925mm
トレッド 1,570mm

【室内寸法】
室内長 2,080mm
室内幅 1,535mm
室内高 1,210mm

車両重量 1,780kg

【メカニズム】
ステアリング形式 パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション形式 4輪ダブルウィッシュボーン
ブレーキ形式 4輪ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ 225/60R16 98H
変速機 5AT

【搭載エンジン・燃費】
エンジン型式 3UZ-FE型
種類 V型8気筒DOHC32バルブ
内径 91.0mm
行程 82.5mm
総排気量 4,292cc
圧縮比10.5
最高出力 280ps / 5,600rpm
最大トルク 43.8kg・m / 3,400rpm
燃料供給装置 EFI(電子制御式燃料噴射装置)
燃料タンク容量 84L
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
燃料消費率 8.2km/L
※燃料消費率は10.15モードでの計測値です。

【販売価格】※2000年発表時モデル
A仕様 5,400,000円
A仕様 eRバージョン 5,650,000円
B仕様 5,900,000円
B仕様 eRバージョン 6,000,000円
C仕様 6,150,000円
C仕様 インテリアセレクション 6,650,000円
C仕様 Fパッケージ 6,950,000円
C仕様 Fパッケージインテリアセレクション 7,300,000円

トヨタ・セルシオのライバル車

トヨタ・セルシオが日本に導入された頃、「シーマ現象」が発生し、日本の高級車市場は賑わっていました。当然、ライバル車も多く、しかもその多くは同じトヨタ車でした。

トヨタ・クラウンマジェスタ

初代トヨタ・クラウンマジェスタは、クラウンとセルシオの中間を埋めるべく投入されたモデルです。クラウンの名前を冠していますが、エンジニアリング的にクラウンとの共通項は少なく、むしろアリストとシャシーを共用する兄弟車でした。
上位グレードの搭載エンジンがセルシオと共通の1UZ-FE型のため、セルシオのライバル車として購入時には競合しました。

トヨタ・クラウン

「いつかはクラウン」のキャッチコピーで知られるように、クラウンは長い間、ドライバーズセダンとして日本では最高級車として君臨していました。セルシオの車格より1段下ですが、既に確立されていたブランド力がクラウンをセルシオのライバル車に伸し上げました。また、セルシオよりも1回り小さいクラウンのボディサイズは、日本の道路事情にもピッタリ適合しており、取り回しの良さもクラウンを選ぶポイントの1つでした。

トヨタ・アリスト

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88
初代トヨタ・アリスト 初代クラウンマジェスタとはシャシーを共有する兄弟車関係であり、その意味でもアリストはセルシオのライバルとなりました。車格はクラウンマジェスタ並みながら、搭載エンジンが3,000ccの直列6気筒DOHCターボで、大排気量自然吸気エンジンのセルシオか過給機付エンジン大パワーのアリストかは、好みによるところが大きいライバル関係でした。

日産・プレジデント

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%94%A3%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%88
3代目日産・プレジデント 日産・プレジデントは初代、2代目モデルこそショーファードリブンとしてその名声を得ており、セルシオというよりはむしろセンチュリーのライバルでした。しかし、3代目モデルは「インフィニティQ45」の兄弟車であったこともあり、法人用と言われながらもドライバーズカーの性格が色濃くなり、ライバル車もセンチュリーからセルシオへと変化しました。
最大の魅力はV型8気筒4,500ccエンジンにあり、セルシオとは遜色のない動力性能と静寂性を誇っていました。

日産・シーマ

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%94%A3%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%9E
初代日産セドリックシーマ
初代日産グロリアシーマ レクサス・LSを日本に導入するきっかけとなった張本人(?)です。「シーマ現象」を起こした初代モデルはセドリック / グロリアの大型版上級車であり、クラウンとクラウンマジェスタの関係に似ています。実際、初代シーマは当初、セドリックシーマ / グロリアシーマと名乗っていました。
本来シーマは、クラウンの3ナンバーのワイドボディグレードに対抗する車種でした。クラウンが5ナンバーのイメージを踏襲したワイドボディであったのに対し、シーマは5ナンバーのセドリック / グロリアとは全く違う3ナンバー専用ボディであるシーマを投入したことで、セールス的にもクラウンのワイドボディを圧倒し、「シーマ現象」と呼ばれました。そして新しいライバルとなるセルシオを日本に呼び込むことになったのです。
エンジンはV型6気筒3,000ccで、NAとターボ仕様が用意されていました。特にターボ仕様がセルシオのライバルであったあたり、アリストとキャラクターが似ています。

レクサス・IS

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%82%B9%E3%83%BBIS
2代目レクサス・IS
※日本市場では初代レクサス・IS レクサス・ISは導入当初、日本でのレクサス店のエントリーモデルであり、レクサス・LSのライバルではあり得ませんでした。しかし、相手がトヨタ・セルシオとなると、途端にライバルとなります。レクサス・ISとトヨタ・セルシオは、約1年間併売されています。車格で比較するとセルシオと元アルテッツアですから比べものにはなりません。しかし、レクサス・ISとなってからはV型6気筒3,500ccエンジンを搭載し、販売価格も480~525万円で、3代目セルシオのA仕様eRバージョンのライバルとなり得ました。
競合するのは価格のみで、大型ボディのセルシオ、小型ボディのレクサス・ISと好みがわかれるライバル関係でした。



トヨタ・セルシオの中古車相場【おすすめはF30型後期モデル】

トヨタ・セルシオは2006年で絶版となっており、中古車をご購入されるのであれば一番新しくても10年落ちとなります。セルシオの耐久性は10年程度で消耗するものではありませんが、そこはやはり工業製品です。できるだけ使い込まれていない新しいものの方が、故障などのリスクが少なくなります。
そういう意味でもおすすめはF30型3代目モデルの後期仕様です。10年前の基準とはいえ安全装備、快適装備も満載で、価格も驚くほど下落しています。その原因は環境性能が現代基準と比較すると、見劣りするからでしょう。しかし燃費と自動車税の負担を苦にしないのであれば、かつてのトヨタブランドの最高級ドライバーズセダンです。乗って損はないはず! 一度は自動車で贅沢をしたい、でもレクサスまでは手が届かない、という方には有力な選択肢です!
出典: http://gazoo.com/U-Car/VehicleInfo/UCarDetailInfo.aspx?id=8022249624
トヨタ・セルシオ A仕様
年式 2006(H18)
走行距離 57,000km
本体価格 123万円(税込)
支払総額 133.5万円 出典: http://gazoo.com/U-Car/VehicleInfo/UCarDetailInfo.aspx?id=8022227981
トヨタ・セルシオ eR仕様
年式 2005(H17)
走行距離 61,000km
本体価格 172万円(税込)
支払総額 181.6万円 出典: http://gazoo.com/U-Car/VehicleInfo/UCarDetailInfo.aspx?id=8022049676
トヨタ・セルシオ C仕様
年式 2005(H17)
走行距離 33,000km
本体価格 169万円
支払総額 183.2万円

【まとめ】絶版10年…今なお人気のトヨタ・セルシオ

トヨタ・セルシオがレクサス・LSとなったことで、600万円クラスのトヨタ車セダンはクラウンマジェスタのみとなってしまいました。4代目クラウンマジェスタはセルシオと同格の車格が与えられ、セルシオがレクサス・LSとなった後、セルシオのポジションを埋めるトヨタブランドの最高級ドライバーズセダンとしてクラウンシリーズから独立させ、マジェスタと名乗るとの構想もあったようです。
しかし顧客のニーズは思うようにはならず、セルシオがレクサス・LSとなった後も、クラウンマジェスタが存続しているにも関わらず、セルシオ復活のニーズは多かったそうです。そして現在、クラウンマジェスタはセルシオのポジションからクラウンのポジションへと戻り、クラウン最上級シリーズとなっています。未だにセルシオの穴を埋める製品は誕生していません。レクサスではなくトヨタブランドで、セルシオの品質が求められているのです。正確にはセルシオ復活が待たれているのです。
ハリアーがレクサス・RXとして移籍した後、独自モデルとしてハリアーは存続しています。次期レクサス・LSはFCV車になる模様で価格も今以上に跳ね上がるでしょう。ハリアーのようにトヨタブランド独自車種として、セルシオの復活が待たれますね!