【最大動員数を更新】東京オートサロンの人気と成長の理由を写真と一緒に解説

1月15日(金)~17日(日)の3日間にわたって開催された東京オートサロン。 内外の自動車メーカーやタイヤ、ホイールなどの用品メーカー、大中小さまざまな規模のカスタムファクトリーなど、447社が出展し、880台のカスタムカーが並びました。主催者発表で325,501人、前年の動員を5%上回る過去最大動員を更新し、カスタムカーのお祭りはかつてない注目を集めています。

大盛況だった東京オートサロン2016

1月15日(金)~17日(日)の3日間にわたって開催された東京オートサロン。 内外の自動車メーカーやタイヤ、ホイールなどの用品メーカー、大中小さまざまな規模のカスタムファクトリーなど、447社が出展し、880台のカスタムカーが並びました。主催者発表で325,501人、前年の動員を5%上回る過去最大動員を更新し、カスタムカーのお祭りはかつてない注目を集めています。 東京オートサロンはコアなカーファン向けの、ド派手でファストな改造車が並ぶイメージが強いイベントでした。しかしここ数年では自動車メーカーもプロモーションの場として重要視するようになり、それとともに一般的なユーザーでも楽しめるイベントへと変化してきています。マツダ・ロードスターや新型プリウスといったカスタム欲をくすぐるヒットモデルが登場したばかりということも大きな理由ですが、他にも自動車メーカーやユーザーの変化も背景にあるようです。興味深かった現象をピックアップしてレポートします。



速くてゴージャスなクルマはドライバーの憧れ

カスタムカーの王道と言えるのは、やはり速くて派手なスポーツカー。それでも一般向けに市販される自動車は、走りも仕上げもエッジを丸くした最大公約数的なものになりがちですが、特にメーカー系のカスタムカーには彼らがポテンシャル全開で作りたいクルマ像が感じられ、興味深く見ることができます。
カスタムショップが手掛けるベース車両として人気を集めていたのは日産GT-Rやトヨタ86、マツダロードスターといったスポーツカー。展示されるカスタムカーは、エンジンから足回り、外装から内装なでくまなく手を加えられた「コンプリートカー」がほとんどです。つまり全身くまなく改造手術を施された完成品ばかりで、ベースとなるクルマ本体よりもカスタム費用のほうが高額になるケースすらあります。
しかしエンジンに大きな変更を施さなくとも、エアロパーツやホイール、タイヤを変えるだけで走りや乗り心地は大きく変わります。自分の愛車づくりに取り入れられるようなヒントを探すだけでも楽しいものです。

モータースポーツの重要なオフシーズンイベント

2015年はホンダがF1戦線に復帰した記念すべき年となりましたが、他にもSUPER GTやWRCラリー、ニュルブルクリンク24時間耐久レース、アメリカのNASCARなど日本のクルマは全世界のレースで活躍しています。さらにレッドブル・レーシングのようなエクストリーム系、ドリフトレースとして独自のジャンルを形成しているD-1など、新しいタイプのモータースポーツも規模を拡大していますが、オートサロンではこうしたレースカルチャーに気軽に触れることができます。
タイヤやホイール、パーツ類などのメーカーは、レースへの参加を通して技術力を磨くとともに、製品のイメージアップや知名度向上に取り組んでいます。こうした企業のブースでは、実際にサーキットを走ったマシンを展示し、デモ走行も多く行われています。また、SUPER GTやスーパー耐久といったレースに参戦するメーカーやレーシングチームがオートサロンでその年の体制発表を行うことが近年は多くなっていて、2016年はトヨタGAZOO RACINGブースにトヨタの豊田章男社長が自ら登場し、レースに取り組む体制を発表しています。こうしたイベントはモータースポーツファンにとってはオフシーズンの大きなお楽しみになっていますし、コアなファンの動向を捉えることが自動車メーカーにとっても重要なマーケティング活動になっています。



ヴィンテージ&クラシックなカスタムカーに集まる注目

カスタムカーの世界でこの数年目立つになってきたのが60〜70年代のクルマのような、クラシカルなテイストを生かしたカスタムカーの流れです。限られた動力性能を軽量化や空力性能で引き出すことで磨かれた機能美には、張り出したオーバーフェンダーやウイングなどを「盛る」ようなカスタマイズとは正反対の魅力があります。
ユーザーのここ数年、国内自動車メーカーではホンダS660やトヨタSF-R、スズキアルトワークスなど、かつての名車をセルフリメイクしたような、「ネオ・クラシック」とも言えるスタイルのニューモデルが続々登場しています。オールドデザインを現代風に蘇らせたようなカーデザインは、欧州車ではVW ザ・ビートルやフィアット500、アメリカではシボレー・カマロやダッジ・チャレンジャーなど、テイストは違っても世界的に広がっています。ヴィンテージ感の美しいクルマが沢山生まれてくれたら嬉しいですね。 出典: http://www.tokyoautosalon.jp/2016/contest/
Kカー・コンパクトカー部門の最優秀賞を獲得したN lab.の「S660 NEO CLASSIC」

スローなライフスタイルをカスタムカーで表現する

「より速く」「より派手に」だけがカスタムカーの世界ではありません。ここ数年はコンパクトSUVが世界的に人気を集め、注目のカテゴリーとなっていますが、トヨタ・ランドクルーザーや三菱アウトランダーなどの大型SUVもまた大きな人気を集めています。
ロードバイクや登山にトレイルランニング、釣りやマリンスポーツといったアウトドアスポーツにとってクルマは大切な足であり、道具でもある重要な存在です。国産SUVのコンプリートカーなら、同サイズの輸入車より価格が安いものが多いので魅力的です。
また、三菱アウトランダーのようにプラグインハイブリッド車を電源として使うことで、ファミリーやカップルで快適にキャンプを楽しむという新しい提案も行われていました。アウトドアに部屋を持ち込んでくつろぐラグジュアリーなオートキャンプは、アウトドアスポーツの多様化とともに今後盛んになりそうな新しいジャンルになりそうです。

非日常感のあるカスタムカーの世界が体感できる

1,000万円を軽く超える価格帯のスポーツカーや豪華なラグジュアリー・モデルでも、ショールームよりも断然気軽に運転席に座ることができるのが東京オートサロンの楽しさ。展示車両にはレーシングカーからトラックまで、東京モーターショーよりもむしろバラエティに富んだクルマが揃っているので、非日常的な運転席を体験できます。
ゴールド、シルバーのカスタムカーはドバイや中国の向けとして人気があるそう。他にもスワロフスキーで覆われたドレスアップカーや、巨大なウーハーを積んだサウンドマシーン、日常ですれ違うことも多くなった痛車など、メーカー純正カスタムカーではまず見られないテイストのクルマたちに出会えるのも楽しさのひとつです。

ブースレポートはこちら

世界最大規模のチューニングカー&ドレスアップカーの祭典「東京オートサロン2016」が1月15日〜17日で開催されました。自動車メーカーからカスタムショップまで過去最大の出展があった東京オートサロンの目立ったブースをご紹介いたします。

海外富裕層にはランクルが大人気

外国人観客も多いオートサロンですが、中には商談にやってくるケースも少なくありません。特に中国富裕層の爆買い現象は、クルマの世界にも広がっています。彼らの人気を集めているのは“他の誰も持っていないワン&オンリーのクルマ”であり、カスタムカーはそうした彼らのニーズにぴったりなのです。
スポーツカーばかりではありません。特に海外からの評価が高いのがランドクルーザー。悪路をものともしない走破性の高さと、燃費や故障の少ない信頼性の高さは、中国やアフリカ、中東などの道路事情の悪い国々で高い人気を集めています。そんな海外人気を反映して、会場では海外向けのスペシャルなランドクルーザーが目立ちました。

マイルド化・ライト化で間口が広くなった

オートサロンはかつて「エキサイティングカーショー」という名称でした。会場周辺には観覧客のドレスアップカーやチューニングカーなどが集まります。バリバリの街道レーサーや旧車會などが現在も集まります。警察による違法車両の取り締まりが会場周辺で行われています。
しかしここ数年の傾向として、出展者も来場客もマイルド化が進んでいるという声があちこちから聞かれました。「改造車」というイメージから連想される、いわゆるオラオラ系なメンズももちろん健在で、そういうカルチャーを間近に見ることができるのもオートサロンの楽しみのひとつです。
女性客を含む普通のクルマ好きが気軽に参加できるようになっていることが、オートサロンの動員が伸びている理由のようです。展示車両もそれを反映して、ファミリーや女性をターゲットにしたカスタムカーを目にすることが増えました。いま鉄道など男性イメージの強かった各ジャンルで女性の存在感がアップしていますが、それはクルマに関しても同様。環境性能や安全性、デザインの親しみやすさなど、女性向けカスタムカーの可能性はまだまだあるのではないかと思います。

まだまだ広がりそうなアニメ・マンガ・ゲームとスポーツカーのコラボ

プレイステーション用ソフト『グランツーリスモ』のためにクルマをデザインする「ビジョン グランツーリスモ」プロジェクトに国内外のメーカーが参戦していますが、オートサロン2016ではマツダが「LM55 ビジョン グランツーリスモ」の実車サイズのスケール・モデルを展示しました。東京モーターショー2015の「ニッサン コンセプト 2020 ビジョン グランツーリスモ」に続き、ゲームからリアルのクルマが生まれるというケースになりました。 かつてグッドスマイルレーシングの参戦で初音ミクのBMWがサーキットに登場した時には「痛車がサーキットを走る!」と話題を集めましたが、今やレーシングカーと美少女イラストの組み合わせは一時的な珍しさという段階を越えて定着しています。GAINAXと富士重工業のアニメプロジェクト『放課後のプレアデス』ブースの「スバルWRX STI」公式ラッピングカーやジオニックトヨタ「シャア専用オーリスⅡ」など、アニメ&クルマ好きユーザーに刺さりそうなモデルは年々増えています。 『ONE PIECE』と東京オートサロンのコラボTシャツ発売や、人気マンガ「頭文字(イニシャル)D」のアニメ映画「新劇場版 頭文字D Legend3 -夢現-」ブースでは藤原拓海のハチロクと高橋凉介のFC3Sのリアルカーが展示されるなど、2次元エンタテインメントとクルマの結びつきを示す現象はオートサロンの随所で見られました。今後もまだまだこうしたコラボレーションは広がりそうです。

エンタテインメント&イベントの広がり

アーティストのライブステージを幕張メッセイベントスペースという大きな会場で観ることができるのも、オートサロンの楽しみのひとつです。ライブは2時間を超えるので、これはちょっとしたミニライブ以上のボリュームです。
2011年からは「日本レースクイーン大賞」の発表が毎年開催され、コンパニオンのアピールタイムも用意されています。ここ数年はコンパニオンやレースクイーンとアイドルとの境界線があいまいになってきており、各ブースで歌やダンスのパフォーマンスを披露したり、CDの即売をしている光景を目にすることもあります。
屋外スペースではレースカーの展示やドリフトカーのデモンストレーション走行を間近に見ることができます。タイヤの焦げる音と豪快なドリフト走行を見ることができますが、今回は東京オートサロンのアンバサダーである哀川翔さんが同乗してニュースになっていました。走り屋カルチャーからアイドルまで、クルマとその周辺のさまざまな文化が幅広く体験できることが、オートサロン人気上昇の理由なのでしょう。

そしてやっぱりセクシー美女もお楽しみ

東京オートサロンは、国内最大規模のコンパニオンとレースクイーンが集まる、美女のお祭りでもあります。ブースを華やかに彩るコンパニオンの世界にも、やはり変化が感じられます。典型的なオラオラ系メンズ率が下がっているのと比例するように、コンパニオンのテイストもマイルドになってきました。数年前までは、特にチューニングショップや用品系のブースを中心に、小悪魔agehaのようなキャバ嬢テイストの盛った髪型・露出度の高いコスチュームのコンパニオンが目立っていました。しかしここ数年は外国自動車メーカーの出展が増えたこともあり、綺麗なお姉さん系のコンパニオンを起用するブースが増えています。
タイプはさまざまでも、速くてかっこいいクルマには美女がよく似合うのは確か。詳しくはこちらのコンパニオンまとめ記事でチェックしてみてください!

各ブースのコンパニオン・キャンギャル・受付嬢はこちら

2016年1月15日(金)、16日(土)、17日(日)の3日間、幕張メッセで開催される「東京オートサロン 2016(TOKYO AUTO SALON 2016)」の会場で、GOIN編集部がリアルタイムで突撃撮影中! 各ブースを彩る美人コンパニオンやイメージガール、キャンペーンガールの画像を随時アップしていきます。

最後に

東京オートサロンは東京のみの開催ですが、今年6月には初の海外開催としてタイでの開催が予定されています。大阪では2月に大阪オートメッセが開催されますが(オートサロンとは別のイベント)、こちらは第20回目の開催で、20万人が集まる大型のモーターショーです。東京オートサロンと同じく国内の主要自動車メーカーは軒並み出展しますが、関西圏らしくカスタムカーも派手めです(2015年はデコトラやカスタムパトカーの展示がありました!)。本記事を参考に比べてみてください。

その他参考リンク

東京オートサロン2016の入場者数

東京オートサロン事務局(東京都新宿区 株式会社サンズ内)は、1月15日(金)、16日(土)、17日(日)の3日間、カスタムカーと関連製品の展示会としては世界最大級の「東京オートサロン2016」を、幕張メッセ(国際展示場ホール1~11、幕張イベントホール、屋外展示場、国際会議場)で開催し、過去最高入場数を更新したと発表。

大阪オートメッセ2016

大阪オートメッセ2016 / ありがとう20周年!! クルマの楽しさを追い続けるカスタマイズがココに!!
大阪オートメッセはドレスアップ&チューニングカーのモーターイベントです。