原付にも税金が発生します!原付に関する税金3選&自賠責保険・任意保険紹介

GOIN読者の中には原動機付自転車、略して「原付」に乗られている方もいると思います。原付は「ちょっとそこまで」と言う時や通勤・通学等にも便利なバイクです。とは言え、原付も車同様に毎年税金が発生します。そこで本日は、原付にまつわる税金について紹介していきます。

購入する前に考えておきたい各種税金&自賠責保険

大人に限らず、今では原付を高校生でも「原付免許」を取得して乗る時代です。特に高校生はアルバイト等で精一杯貯めて購入すると思いますので、購入した時の感動は言葉では到底言い表せないほどでしょう。ただし、高校生に限らず原付を購入して全てが終了ではありません。各種税金、例えば「軽自動車税」「重量税」そして税金とは異なりますが「自賠責保険」「任意保険」のように購入後も支払うものがいっぱい出てくるのです!

それを知らずに購入しますと、支払いができなくなりせっかく購入したバイクも置いておくだけになります。最悪の場合、売却しないと税金が支払えないと言ったことも発生します。皆さんも購入した原付に、そんな可愛そうなことをせずに各種税金・保険が支払えるぐらいの蓄えを持っておきましょう。

それでは、支払う税金・保険が分かったところで早速各種税金について解説していきます。



原付も排気量によって決まる軽自動車税

初めに紹介するのは自動車同様、排気量によって決まる「軽自動車税」です。軽自動車税は原付(50cc以下)~小型二輪(251cc以上)のように定められており、その税金を毎年支払うのです。基本的に4月頃「○,○○○円を△月□日までに納付しましょう」と言うような通知が皆さんの住所へ届くのです。

例えば原付の50cc以下ですと、1年間に支払う金額は「1,000円」になります。251cc以上の小型二輪でも毎年「4,000円」になりますので車と比較すると「えっ? こんなに安いの!」と驚く金額ですね! もちろんこちらは税金ですので値引きは一切できません。通知に記載されている金額を期日までに必ず支払うようにしましょう。ちなみに、各排気量別の軽自動車税は下記のようになります。

●原動機付自転車

・50cc以下:1,000円
・51cc-90cc:1,200円
・91cc-125cc:1,600円

●軽二輪

・126cc-250cc:2,400円

●小型二輪

・251cc以上:4,000円

以上となります。軽自動車税は毎年支払う税金ですので原付に限らず小型バイクを購入される方は、必ず覚えておきましょう。

軽自動車税が増税!原付も増税の対象に…

皆さんの中にも軽自動車の税金が値上がると言うニュースを耳にしたと思います。そんな中、なんと軽自動車税も「平成27年4月1日以降」から値上げになってしまったのです…。「一部のバイクだけでしょ? 原付は関係ないと思うけど…」残念ながらオートバイ等のバイクだけでなく原付も造成の対象に選ばれてしまったのです…。その気になる増税後の金額が下記のようになります。

●原動機付自転車

・50cc以下:2,000円
・51cc-90cc:2,000円
・91cc-125cc:2,400円

●軽二輪

・126cc-250cc:3,600円

●小型二輪

・251cc以上:6,000円

増税後は原付の場合、ほぼ倍の金額に設定されています。確かにまだまだお手頃な税金の金額ですが、これが再び増税されていくとなると、とんでもない金額になりそうで恐ろしいですね…。

原付の自動車税は還付されるの?

「そう言えば…自動車の場合「自動車税」が還付されたけど…原付も還付されるのかな?」
確かに自動車の場合、普通車に限り自動車税を支払った後、1年経たずに末梢登録・永久末梢しますと期間に応じて還付されることがあります。ただし軽自動車の場合は例え1年経たずに末梢登録・永久抹消しても還付されることはありません。では原付はどうでしょうか?

残念ながら原付では還付されないのです。

例えば4月1日に原付の自動車税を支払ったとします。しかし諸事情により、支払った年の9月に手放すことになりました。そうすると10月~翌年3月分が過払いになりますね? ですが還付の対象にならないため手放すのであれば税金を支払う前に処分するかどうかを検討するようにしましょう。

原付も徴収される?気になる重量税の詳細

続いて紹介するのは自動車でもお馴染み「重量税」です。重量税はその名称通り、所有している車の重さによって徴収されます。自動車の場合は重量によって定められた金額を「新車購入時(3年分)」「車検(2年分)」の際に支払うのが一般的です。では原付の場合も自動車同様に、重量によって定められた金額を納めなければいけないのでしょうか?

答えは一部を除いて支払う必要はありません。

原付の場合は購入時に支払う必要もありませんし、何より車検もありませんので支払う必要性がないのです。ただし「軽二輪」「小型二輪」は重量税が徴収されます。軽二輪の場合は新車購入時のみ「4,900円」小型二輪は新車購入時に「5,700円」車検時に「3,800円」を支払います。もし軽二輪や小型二輪を購入される場合は重量税が発生することを覚えておきましょう。



原付を購入する際に必ず支払う消費税

次に、原付に限らず軽二輪・小型二輪の購入時に発生する税金を紹介します。それが「消費税」です。消費税はどんな車体であっても購入金額の「8%」は必ず発生する厄介な税金です。しかも車両本体だけでなく、例えば「整備費用」「取り付け費用」「オプション」「納車費用」等々の項目にもしっかり「消費税」が加算されているのです。つまり「あのオプションも付けたいな…」「もしものことを考えていっぱい保障やサービスに加入しておこう」と言ったように付けますと、消費税によって総額がとんでもないことになります。

かと言って消費税は、必ず支払わなければいけない税金です。そのため消費税から逃れる手段はありません。原付やバイクを購入する際、交渉上手な方でしたら「消費税分くらい安くして!」と言ったように交渉で省いてもらうことができるかもしれませんよ。

自動車同様に必ず支払う「自賠責保険」

こちらは税金とは異なりますが、税金同様「強制的」に支払うものですので一緒に紹介していきます。

自賠責保険とは運転手が「加害者」になった場合に「被害者」を最低限度の保障内容で救済する保険になります。もし事故を発生させた場合に支払われる保証金が最低限度のため、多くの方はプラスとして「任意保険」に入って対応しています。例えば対人の保障金額を「無制限」に、または物を壊してしまった場合のことを考え対物を「無制限」にする方もいます。

では自賠責保険でどのぐらいの保証金額が下りるのでしょうか?

●傷害への保障(入院費・慰謝料など) 最高120万円
●後遺症になった場合への保障 常時介護:最高4,000万円 随時介護:最高3,000万円
●被害者が死亡した際の保障 最高3,000万円

内容としては自動車と同様の範囲をカバーしてくれますね!

原付~小型二輪の自賠責保険 支払い金額

では原付~小型二輪の自賠責保険の支払い金額を早速見ていきましょう!

●原付(50cc~125cc)

12ヵ月:7,280円
24ヵ月:9,870円
36ヵ月:12,410円
48ヵ月:14,890円
60ヵ月:17,330円

●軽二輪(126cc~250cc)

12ヵ月:9,510円
24ヵ月:14,290円
36ヵ月:18,970円
48ヵ月:23,560円
60ヵ月:28,060円

●小型二輪(251cc以上)

12ヵ月:9,180円
13ヵ月:9,550円
24ヵ月:13,640円
25ヵ月:14,010円
36ヵ月:18,020円
37ヵ月:18,380円

以上となります。原付~小型二輪の自賠責保険は加入する期間が長ければ長いほど支払う金額が安くなります。そのため「原付に3年間は必ず乗る!」等のように期間を決めているのであれば、支払う金額が安くなりますよ!

原付も覚えておきたい自賠責保険の適用範囲

「自賠責保険でこれだけの金額が出るなら、任意保険なんて必要ないのでは?」
と感じる方も多いと思います。確かに自賠責保険でも上記で紹介した金額が被害者の方を救済する目的で支払われます。しかし、全ての事故が自賠責保険で解決できるほど甘くはありません。そのため多くの方が任意保険に加入して足りないところを埋めているのです。

ここからは自賠責保険の適用範囲について紹介していきます。

事故を起こしたときに壊した原付、または相手の自動車

自賠責保険がなんでもかんでも適用されるとは限りません。タイトルのように、事故を起こしたときに壊れた原付、または接触して壊してしまった相手の車への保障は一切適用されません。自賠責保険はあくまでも「被害者」を救済する目的で設けられた最低限度の保障です。もし任意保険で対物、または車両保険に加入していませんと自分の原付だけでなく、壊してしまった相手の車の修理代金まで支払わなければいけないのです。

その辺をカバーできるのは任意保険だけですので、もしもの時を考えて車両保険や対物の保障を付けるようにしましょう。

事故・自爆によって壊した物

事故・自爆両方とも、自分の原付のみ壊れて相手の車・搭乗者に迷惑を掛けないのが一番です。しかし全部が全部そのようなことになりません。先ほどは自分の原付・相手の自動車について紹介しましたが、ここでは事故・自爆によって壊した「物」について紹介します。

例えば「ガードレール」「信号機」「店舗」等々、挙げるとキリがない程、事故・自爆によって壊す恐れのある物が出てきます。もちろん壊した物は全て弁償しなければいけません。残念ながら自賠責保険は適用外ですので、任意保険にて対物・物損に関する保障に入っていませんと全て自腹で支払うしかありません。また事故を起こした際に相手の私物、例えば「携帯電話」「時計」等も弁償の対象になります。

「知らなかった」では済まされませんので原付に乗る際は必ず任意保険に入っておきましょう。

自賠責保険では足りない場合

最後に紹介するのは人身事故・原付同士・原付対車の事故で相手に怪我を負わせた時です。「それなら自賠責保険で大丈夫では?」と思いがちですが、全ての事故が自賠責保険で対応できるわけがありません。理由として「後遺症のため長期入院」「怪我が思ったより酷いため長期入院」等々、入院期間が長くなり結果として「自賠責保険の保障はここまでです。あとは自腹でなんとかしてください」と言うようになるのです。そうならないように自賠責保険では「対人:無制限保障」と言うような保障があるのです。

以上のように、自賠責保険は思っていたより範囲が狭いため足りない部分は任意保険に加入して補うようにしましょう。

もしもの時に役立つ「任意保険」

先ほどの項目で、意外と自賠責保険の範囲が狭いと言うことがよく分かりましたね? その範囲を補うためには「任意保険」が必要になるのです。例えば事故によって相手に怪我を負わせてしまった時のために「対人保障」に加入する。相手の原付・バイク・自動車を壊してしまい修理が必要になる場合も想定して「車両保険」も一緒に加入しておく等々、保険会社によって料金は異なるものの広範囲をカバーしてくれる優れものです。少し金額は掛かりますが、もしもの時を考えて必ず加入するようにしましょう。

原付だったら「ファミリーバイク特約」がお得です!

「原付でも任意保険は高いな…」と感じている人も多いと思います。そんな時におすすめしたいのが「ファミリーバイク特約」です! ファミリーバイク特約とは家族内(本人含む)で自動車に乗っている方が任意保険に入っていれば適用される保険です(ただし同じ保険会社に限ります)例えば皆さんが既に、自動車の任意保険(A保険会社)に加入していたとします。そこでA保険会社にファミリーバイク特約の申請を行えば適用されるのです。

このファミリーバイク特約には下記のようなメリット・デメリットがあります。

●ファミリーバイク特約のメリット

・一般で支払うよりもお得(自動車の任意保障にプラス数千円上乗せして支払うだけ)
・特約に対して年齢制限がないため子供にも適用させることができる
・原付であれば台数無制限で適用される(保険会社によっては制限させるところもあるので確認しましょう)
・借りたバイクでもファミリーバイク特約に入っていれば万が一事故を起こしても保険が適用される
・ファミリーバイク特約に入っている原付が事故を起こしても等級に影響が無い

●ファミリーバイク特約のデメリット

・一般の任意保険のように対人・対物全て対応しているとは限らない
・自動車で加入している保険会社を止めると、特約も停止される
・等級に関係ない保証のため、時には割高になることもある(長期間乗る予定があるなら割高になります)
・原付以外、例えば軽二輪・小型二輪は対象外になる

上記で紹介したようにファミリーバイク特約にはメリット・デメリットがありますので、よく検討した上で加入するかしないか、判断しましょう。

最後に

最後になりますが、原付は自動車に比べると支払う税金が少ないものの、だからと言って税金が発生しないわけではありません。購入前に上記で紹介した各種税金や自賠責保険を必ず見ておくようにしましょう。

(今回の情報は2015年12月26日の情報となります。税金など変更の可能性がございます。)