【キャノンボール】できたらいいなが詰まっている!CGなしの全開カーアクション映画

車好きにとっては必ず見ておきたい、そんな映画です。なんといっても世界の名車、スーパーカーが集結しています。ルール無用でCGなしの全開走行の「キャノンボール」に登場する車たちをご紹介します。

「キャノンボール」

映画「キャノンボール」は1981年に公開された爆笑カームービーです。アメリカ東海岸コネティカット州から西海岸カリフィルニア州までの5,000kmの横断道路をハイスピードでレースするというものです。参加資格にレーサーの資格は不要でレーシング・カーではなく市販車または市販車改造車で走る必要があり、交通ルール、制限速度55マイルなど、とにかくどんな手段を使ってでも早くゴールを目指すというものです。唯一のルールは、スタート地点とゴール地点でタイム・レコーダーにタイム・カードをパンチし、その時差の少ない参加者が優勝というルールです。ルール無用のレースゆえにだれでも参加できるために、そうそうたる参加者が集まります。そして取り締まりが薄い、真夜中ころにレースが開始されることになります。しかし公道レースにつきものの違反摘発に全力を尽くす全米ハイウェイ安全実施機関に情報は流れ、早くもパトカーの尋問を受ける者やパトカーから高速で逃走するものなど、それぞれが必死の作戦を練り、あの手この手でゴールに向かうことになります。5,000kmを完走するためにキャノンボールレース参加者は予想もつかない障害や難関に次から次へと遭遇するドタバタコメディのカーアクション映画です。



名車ぞろいの参加車両とドライバーたち

「キャノンボール」には、「ランボルギーニ カウンタックLP400S」「フェラーリ 308GTS」をはじめ、世界の名車と呼ばれる有名なクルマばかり出ています。

救急車コンビ「ダッジ・トレーズマン」

まずは、救急車の運転手に扮装した2人のコンビです。もちろん選んだ理由は救急車がフリーパスで緊急時に交通ルールは関係ないというもので、それを利用した2人は、慌てて医者と患者を探しあててレースに参加します。 救急車コンビのマシンは、「ダッジ・トレーズマン」の改造車です。5.9L V型8気筒エンジンは250PSをノーマルでも発生しますが、もちろんキャノンボール仕様のためにチューニングしていることでしょう。そしてドライバーのコンビは、「J.J.マクルーア」を「バート・レイノルズ」が演じ、「ビクター・プリンズム」を「ドム・デルイーズ」が演じています。
「J.J.マクルーア」は、普段は陸・海・空の運送を請け負うドライバーで、モータースポーツに没頭する男性です。経歴としては、自動車、船舶、航空機いずれも飲酒運転の常習犯で、セスナ機で飛行中にビールが切れたからといって街中の道路に着陸したりするほどの危険人物です。また父親の死をきっかけに刹那的に生きるようになったと述べるシーンもあります。救急車でのキャノンボールへの参加は、モーターボートで暴走の上脇見操縦をして事故を起こし、救急車で搬送されたことがきっかけで、自らのチームを救急隊に仕立て参加することを思いつきました。
「ビクター・プリンズム」は、「J.J.」の相棒でメカニック兼ドライバーです。ドライビングテクニックはあるものの、お人よしの性格が時折仇となります。レース参加者の牧師コンビにだまされてタイヤの空気を抜かれてしまう場面もあったりとドタバタの原因のきっかけとなることもしばしばです。劇中に登場する「キャプテン・ケイオス(カオス)」という正義のヒーローが出てきますが、「ビクター・プリンズム」が、その正体で、本人としては謎のヒーローということですが、赤のマスクとマントを装備したマーブルヒーロー風のキャラクターとして登場し、周囲には正体はバレバレという状況でした。

ダッジ・トレーズマン

エンジン:5.9L V型8気筒 OHV
最大出力:250PS
トランスミッション:3AT/4AT/5MT
速駆動方式:FR
サスペンション:F ストラット R リーフスプリング



神父コンビ「フェラーリ・308GTS」

牧師に扮したジャズ狂の黒人と白人の2人組のコンビは、「フェラーリ 308GTS」を駆ってレースに参加します。 神父コンビは、「J.J.マクルーア」のライバルとして「フェラーリ 308GTS」で登場します。「モーリス・フェンダーバーム」を演じるのは「サミー・デイヴィスJr.」です。最大のライバルと見る救急車チームに妨害を仕掛けていき優勝を狙います。妨害といっても、神父に化けたことを利用して救急車を停めさせてタイヤの空気を抜く程度のものですが、その逆襲で露出狂のニセ神父に仕立て上げられ警察に捕まりかかってしまいます。性格は、金に汚い男でキャノンボールの賞金と、トトカルチョで自分達に賭けた掛け金を手にする事を目的としています。金に目がないためにレース参戦中も公衆電話でラスベガスのブックメーカーにライバルチームのオッズを聞き出したりするほどです。
また「ジェイミー・ブレイク」は、「ディーン・マーティン」が演じています。「フェンダーバーム」の相棒として登場しています。元F1ドライバーという設定で好色でナンパを試みるがカトリック系の神父に化けた為ことごとく失敗してしまいます。またライバルの救急車コンビの「キャプテン・ケイオス」の正体と実力を知っていて警戒し、「フェンダーバーム」にもその事を伝え、妨害を企てます。

フェラーリ・308GTS

by scott597
2 エンジン:2,926cc V型8気筒 DOHC 16バルブ
最高出力:255PS/7,700rpm
最高トルク:26.5kgm/5,000rpm
圧縮比:8.8:1
トランスミッション:5速MT
駆動方式:MR
サスペンション:F/R ダブルウィッシュボーン
ブレーキ:F/R ディスク
全長:4,230mm
全幅:1,720mm
全高:1,120mm
ホイールベース:2,340mm
トレッド:F 1,460mm R 1,460mm
車両重量:1,090kg
最高速度:252km/h

プレイボーイ007「アストンマーチン・DB5」

「ロジャー・ムーア」氏にそっくりのプレイボーイ風の男「シーモア」を演じるのは、「ロジャー・ムーア」氏ご本人です。「007」のジェームズ・ボンドのように「アストン・マーティン DB5」に乗ってさわやかに登場します。レース参加者名簿には、「ロジャー・ムーア」とサインしています。 「シーモア・ゴールドファーブJr」を演じているのは「ロジャー・ムーア」です。財閥家の御曹司で俳優という設定です。劇中でも芸名を「ロジャー・ムーア」と名乗り、レースでは「007」の「アストン・マーティン DB5」のボンドカーの特殊装備を活用しゴールを目指していきます。しかし、なぜか何をやってもお笑い的なオチがつくという結末です。例えば、煙幕を使ったが煙幕が車内に侵入してきてしまうことなどです。また劇中では、シーンが変わるたびに連れている女性が変わるが、最後の女性には「ジョージ・ハミルトン」と間違えられるというオチもついています。

アストンマーチン・DB5

全長x全幅x全高:4,570×1,680×1,350mm
車重:1,465kg
エンジン:水冷直列6気筒DOHC 3,995cc
馬力:282ps/5,500rpm
最高速度:228km/h
レイアウト:FR

日本人コンビ「スバル1600スウィングバック4WD・SRX」

日本の名車「スバル レオーネ(1600スウィングバック4WD SRX)」に乗るのは最新ハイテク技術を装備したマシンでレースに参加する東洋人チームです。 東洋人といっても日本人コンビ設定で「ジャッキー」は「ジャッキー・チェン」が演じ、レーシングドライバーでメインドライバーとして参加しています。性格は喧嘩っ早く、日本人という設定になっています。
「Mr.BOO」を演じるのは、「マイケル・ホイ」です。システムエンジニアのコ・ドライバーとして参加しています。好色で、初登場シーンでは共にテレビ出演した美女にいい格好を見せようとして、ロケットエンジンを誤作動させてスタジオを破壊してしまう場面もあります。「ジャッキー」とは違って、アクションシーンでは基本的に逃げ回って軟派な役柄となっています。
スバル1600スウィングバック4WD・SRXの改造車は、装備として赤外線ゴーグルやロケットエンジン、カーナビゲーションなどを搭載したハイテクマシンとなっています。

スバル1600スウィングバック4WD・SRX

エンジン:1.6L 水平対向型4気筒 OHV
最高出力:100PS/5,500rpm
トランスミッション:5速MT
駆動方式:4WD
サスペンション:F ストラット R セミトレーリングアーム
ブレーキ:F/R ディスク
全長:3,980mm
全幅:1,620mm
全高:1,415mm
ホイールベース:2,370mm
車両重量:900kg以下

ファラフェル王家「ロールス・ロイス・シルバーシャドウ」

白いロールス・ロイス・シルバーシャドウに乗りこんだのは、アラブの石油王で王家の誇りに恥じないレースを誓います。 ファラフェル王家の王子は、「世界最速の王家」の名誉をかけて参戦し最高出力非公表のロールス・ロイスを220km/hで走らせます。名前は、料理からきており王子自身ケバブが好物ですが「ファラフェル」は中東の料理の名前のようです。

ロールス・ロイス・シルバーシャドウ

エンジン:6.75L V型8気筒 OHV
トランスミッション:GM製ターボハイドラマチックAT
駆動方式:FR
サスペンション:F ダブルウィッシュボーン R セミトレーリングアーム
ブレーキ:F/R ディスク
全長:5,200mm
全幅:1,820mm
全高:1,520mm
ホイールベース:3,050mm
車両重量:2,200kg

美女コンビ「ランボルギーニ・カウンタック」

「ランボルギーニ カウンタックLP400S」で登場するのは、男性陣に混ってシャレたジャンプスーツスタイルの美人コンビ、「エイドリエン・バーボー」と「タラ・バックマン」です。 美女コンビの武器は、レーシングスーツをまとったセクシー衣装です。男性警官に「お色気作戦」で無罪放免にしてもらう作戦でゴールを目指します。しかし、当然そんなに甘いものではなく窮地に追いつめられる場面もあります。オープニングでは、ネバダ州南部でパトカーとのカーチェイスが繰り広げます。キャノンボールのオープニングテーマ曲と相まって最高にかっこいいシーンです。

ランボルギーニ・カウンタックLP400S

エンジン:3,929cc V型12気筒 DOHC
最高出力:353PS/7,500rpm
最高トルク:37.0kgm/5,000rpm
トランスミッション:5速MT
駆動方式:MR
サスペンション:F/R ダブルウィッシュボーン
ブレーキ:F/R ディスク
全長:4,140mm
全幅:1,995mm
全高:1,029mm
ホイールベース:2,443mm
車両重量:1,351kg
最高速度:約300km/h

NASCARストックカーレプリカ「シボレー・マリブ」

NASCARストックカーレプリカで参加するのは、メル・ティリスとテリー・ブラッドショーです。車種はシボレー・マリブでした。目立ったシーンは、警察の追跡から逃れようとしてホテルのプールに水没させてしまうシーンがあります。その後、レースではシルバーカラーになったボディで出走しています。

偽装新婚・ライダーコンビ「ハーレーダビッドソン」

「ブラッドフォード・コンプトン」を演じるのは「バート・コンヴィー」でニューヨーク・ウォール街にオフィスを構える会社の社長という設定でした。「自由ーにーなーりーたいー」と歌いながら飛行機からバイクでスカイダイビングする場面もあります。レース中は偽装新婚カップルの新郎役を務めています。
「シェーキー・フィンチ」を演じるのは「ウォーレン・べーリンガー」です。元モトクロスレーサーで現在は飲食店経営という設定です。レースでは「シェーキー」が新婦役に変装して「ハーレーダビッドソン」の後ろに乗るものの、「シェーキー」が肥満のためウィリー走行が長距離で続くというものでした。これがパフォーマンスとなってしまいイージーライダーに目をつけられてしまいます。

マッドドッグ「GMCピックアップトラック」

「マッドドッグ」を演じるのは「リック・アヴィルス」でホテルの駐車場に車を止めるつもりがブレーキの故障で建物に突っ込みます。レースではスタート直後近道しようと森の中へ突っ込むなどハチャメチャです。ウォーターゲート事件に関して弁解する「リチャード・ニクソン大統領」のモノマネシーンもあります。
「バットマン」は「アルフィー・ワイズ」が演じています。「マッドドッグ」の相棒です。ブレーキ故障を装って警察の制止をやり過ごしていたが、本当にブレーキが故障してしまい踏切で貨物列車を飛び越えて横断する羽目になってしまいます。

まとめ

映画「キャノンボール」は、名優、名車が勢ぞろいするコメディーカーアクションの金字塔のムービーです。ストーリーなど難しいことを考えず車を見ながら楽しめる映画です。CGなしのカーアクションを是非どうぞ、お楽しみください。