リセールバリューはメーカー・車種で決まる!?高い車&安い車の特徴とは?

「えっ? 私の愛車はこんなに価値がないの…」乗り換え、または転勤で車を必要としない環境に行く場合に車を下取り・買取に出すGOIN読者もいることでしょう。ですが、車によっては価値がなく新車購入時には考えられない値段で引き取られることがあります。それはなぜか? 理由として車に関する「リセールバリュー」があるからです。そこで本日はリセールバリューについて解説していきます。

車の価値が決まるリセールバリューとは?

まず初めにリセールバリューとは何か? と言う部分から見ていきましょう!

リセールバリューとは一度購入した物を買取業者等が買取、再販する時の価値を指します。一般的な利用(3年、3万km)の場合はおよそ40%~60%のリセールバリューがあるとされています。ただし、このリセールバリューには「これだ!」と言う確固たる「買取金額表」と言うものはありません。あくまでも先ほどの値は目安のリセールバリューになりますので、例えば中古車市場で人気の無い車種・色・ボディタイプ等を鑑みて、最終的な下取り・買取価格を決めるのです。

「私の車は2年所有して1万kmしか走っていないからリセールバリューは高いはず!」と言って先ほど紹介した意見を鵜呑みにしないようにしましょう。もしかしたら皆さんの所有している愛車が不人気車種、またはボディや色合いがリセールバリューを落としている可能性があります。そのため実際に下取り・買取に際に「そんな訳はない! 私の車はリセールバリューがあるんだ!」と激怒しないようにしましょう。

リセールバリューを活用した新車販売方法が増加中!

GOIN読者の皆さんも「新聞広告」「雑誌」「テレビCM」等で1度は「○○では残価設定ローンでお得に購入できます!」と言ううたい文句を聞いたことがあると思います。残価設定ローンは正にリセールバリューを利用したローンなのです! 残価設定ローンの特徴を端的に述べますと下記のようになります。

・車種によって異なりますが頭金数十万円支払い「月々の返済額」「ボーナス返済額(こちらが無い支払い方法もございます)」を決定します。

・月々の支払いが非常に少ない(車種によって異なりますが数千円程度)
・絶対に○年乗ると言う契約を交わされますが、その分下取り価格が保証されている
・規定年数に近づくと「購入」または「返却」どちらかを選択する。購入の場合は購入当初に決めた残りの代金で購入しなければならない。

と言った特徴を持っています。つまり、残価設定ローンですと既にリセールバリューが定められているため価値が下がらない特徴を持っています。ただし「規定の走行距離以上を走行した」「事故を起こし車体に大きな損傷を与えた」「ディーラーが定めた改造を行った」と言ったデメリットもあることを忘れないようにしましょう。

もし残価設定ローンを行うのであれば「車を所有しても1ヵ月に1,000km~2,000km程度しか走らない」「新車好き、または新しく発売された車にとりあえず乗りたい!」「車を改造されない」と言った方に向いていると思います。



リセールバリューは車両で決まる!下取り・買取時に高額になるポイントとは?

リセールバリューとは? をご理解いただけたところで続いては「なぜ○○はリセールバリューが高いのか?」と言う下取り・買取時に高額になるポイントを紹介していきます。それでは皆さんも一緒に見ていきましょう!

車メーカーによっても変わるリセールバリュー

初めに紹介するのは「車メーカー」と言う部分です。皆さんに質問ですが現在、道路で走っている車の多くはどこの車メーカーですか? 「トヨタかな?」「いやいやホンダでしょ?」等のように意見があると思います。人気がある車は後に紹介する特殊なケースを除いて、街で見かける人気の車メーカーによっても異なるのです。

人によって意見が分かれると思いますが、同じコンパクトカーでもトヨタの「ヴィッツ 2010年モデル」三菱の「ミラージュ 2012年モデル」を比較しますと、どちらが公道を頻繁に走っているか? 多くの方はトヨタのヴィッツとお答えになるかと思います。それだけ購入する方々も多いと言うことですし、何より中古車市場で求められていると言うことにもなります。このように人気の車メーカーであればリセールバリューが下がりにくいと言う特徴を持っています。

メーカー問わず人気車種はリセールバリューが高い!

リセールバリューは何も車メーカーに人気があるかないか? と言うだけではありません。例え車メーカーとして人気が無くてもリセールバリューが高い車は多数あります。例えば先ほど紹介した「三菱」がありますね? ミラージュは確かに不人気車種ではありますが、SUV部門には昔から根強い人気をほこる「パジェロ」があります。パジェロは求めるユーザーが多いため、大切に乗っていればリセールバリューは高くなるのです。また特にリセールバリューが高い車両としても知られている「ランドクルーザープラド」「ハイエース」等のように「メーカーの人気+人気車種」が合わさるとより高額なリセールバリューが期待できます!

他にもホンダであれば「オデッセイ」日産であれば「ノート」のように、売れ筋車種や昔から根強い年季を持つ車両はリセールバリューが比較的高くなることがあります。皆さんも新車選びの際には、その点も考えて購入することをおすすめしますよ。

家族向けに人気のある車両もリセールバリューは高くなります!

街で家族連れを見かけますと多くは「ミニバン」「BOXタイプ」の車両に乗られているケースがあります。年式がある程度経過した場合は価値が殆ど無くなりますが、リセールバリューを考えると高くなります。理由として家族向けの車両のニーズが比較的高いからです。例えば現在CMでお馴染みのトヨタ「ヴォクシー」「ノア」ホンダであれば「ステップワゴン」がありますね? これらは中古車市場へ大量に流れることは多いですがその分、新車よりも値下がっている中古車を求める家族層の需要が多いのです。

そのため年数が経過したミニバン・BOXタイプは下取り・買取価格共に二束三文になりますが、リセールバリューを考慮すれば他の車種よりも高値がつくのです。

フルモデルチェンジされた新車を購入する

車両によっては「フルモデルチェンジ」を行い、走行性能や見た目が大きく変化した車両があります。このようにフルモデルチェンジされた車は例外を除いてリセールバリューが比較的高くなります。例えば2015年にフルモデルチェンジを行ったマツダ「ロードスター」がありますね? 下位グレードを除いて2016年2月15日現在でも新車より、ほんの少し値段を下げた程度の価格になっています。中古車市場で価格が下がっていないと言うことはそれだけ価値があると言うことです。リセールバリューを狙うのであればフルモデルチェンジした車を購入するのも1つの手段です。 ここまでリセールバリューの高い車両について紹介してきました。リセールバリューが「高い」と言うのですからもちろん「低い」車両も中には出てきてしまうのです。ではどのような車両がリセールバリューが低くなるのでしょうか?

リセールバリューが無い車のポイントは?

車メーカーとして人気が無い

リセールバリューが高いところでも紹介したように、人気の車メーカーの車種は高くなりますが反対に不人気ですと低くなります。その典型的な例だったのが一昔前の「マツダ」です。マツダは今でこそ魅力的なメーカーになりましたが、昔は「マツダ地獄」と言われるほどリセールバリューのない車を扱うメーカーだったのです。簡単にその「マツダ地獄」を解説していきます。

・マツダは「ユーザーを確保しろ!」と言うお触れが出て、新車とは思えないような「値引き攻勢」で他車との差別化を図りました。

・その攻勢が功を奏し、マツダのユーザーは最盛期並とはいかないものの確保することに成功

・しかし購入者がマツダから乗り換えようと他社へ「下取り」「買取」に行くと非常に低価格の金額を提示されます(既に他の車メーカー・買取業者も「マツダは安売りしている」と言う情報を知っていたため価格も大幅に下げていたと思います)

・落胆する購入者に再びマツダから「新車をお安くします!」と言った手紙や広告が来ますので、ついついマツダ車を購入してしまう(後は繰り返していくだけです)

以上のようなことをマツダ地獄と呼んでいたのです。極端な例ではありますが、このように魅力的でなく販売実績の乏しい車メーカーですとリセールバリューが下がる可能性がありますので注意しましょう。

メーカー問わず不人気車種の場合

写真のように熱狂的なファンがいる車、または中古車として置いていても需要と供給のバランスが保たれている車はリセールバリューが高くなります。しかし、メーカー問わず不人気な車はリセールバリューが大幅に下がります。「そんな車両があるの?」と感じる方もいるでしょう。実はあるんです。例えばプリウスと一時期対等に渡り歩いたホンダの「インサイト」が良い例でしょう。

初代・新型共に売れ行きが伸び悩んでいました。特にインサイトは発売当初こそ、フルモデルチェンジ前の2代目プリウスに勝っていましたが3代目が発売するとなると一気にお客様がプリウスに移っていきました。そうして行く内に販売台数が下位の方になり、例え3年・3万km以内であってもリセールバリューは低かったのです。以上のようにメーカー問わず不人気車種はリセールバリューが低いため、気にされる方は避けた方が無難でしょう。

フルモデルチェンジが失敗した場合

先ほどのフルモデルチェンジの項目で「例外を除いて」と説明しましたね? 一般的にフルモデルチェンジした車両はリセールバリューが高くなり、反対に前モデルは下取り・買取価格も落ち込んでしまうのです。ですが、その逆のパターンもあるのです。分かりやすい例ですと「CR-Z」と言う車両があります。

CR-Zは「CR-X」の後継車のように2010年、華々しくデビューしました。「ハイブリットスポーツ」として当初は人気を伸ばしたものの、CR-Xを知るホンダ好きからしたら「物足りない」「パワーもなければハイブリットでもない中途半端な車」等のように酷評で一時期、中古車市場で大いに値崩れを起こしました。現在では2回のマイナーチェンジにより2012年9月27日以降に発売された型式「ZF2」であれば多少のリセールバリューは期待できるでしょう。

このようにフルモデルチェンジしても値崩れするパターンがありますので注意が大いに必要です。



急増した軽自動車!リセールバリューは大丈夫?

最近では多数の軽自動車を公道で目にすることがあります。軽自動車の税金が上がっても、それだけ軽自動車のニーズがあると言うことがわかりますね! ですので例え軽自動車と言えども「軽自動車だからリセールバリューは期待できないよな…」とい言うことはないのです。ただし、上記で紹介したようにリセールバリューが高くなるためには「人気車メーカー」「人気車種」等の条件があります。スズキの「ハスラー」でしたりホンダの「Nシリーズ」は老若男女問わずニーズがあるため、特にリセールバリューが高くなるでしょう。

私の愛車は外車だけど…リセールバリューはあるの?

「BMW」「フォルクスワーゲン」のように、現在では多数の外車を公道で見るようになりました。デザインが日本とは異なる魅力を持っている、または「外車を持っている!」と言うブランド力を持ちたい方等が所有されているのかと思います。とは言え、外車の場合は乗る人が限られているためリセールバリューを過度に期待しないことをおすすめします。

重複となりますが、リセールバリューは中古車として再販する時のことを考えなければいけません。日本車のように需要と供給のバランスが保たれているのと違い、いつ売れるか分からない外車を持つのは業者としてリスクがあります。そのため例え一般的な利用であっても期待していた額と程遠い価格になることがありますので覚えておきましょう。

リセールバリューには特殊なケースもあり!

リセールバリューの中には特殊なケースもあります。一般的な利用と異なり例え年数が経過しても価値が下がらない車もあるのです。一番分かりやすいのが、ホンダの「S2000(特に2,200ccは価値が高いです)」「シビックタイプR(2007年モデル)」三菱の「ランサーエボリューションX」日産「スカイライン GT-R(R34)」になるでしょう。皆さんも一度中古車情報を見れば良く分かると思います。

「えっ? もう十年近い・数十年経過しているのに新車と同じくらい高い!」と思わず驚かれると思います。それだけ現在でも引く手数多の車両なのです。このようにリセールバリューには特殊な例もあることを覚えておきましょう。

最後に

最後になりますが、リセールバリューは全ての車両が「この価格!」と言うのではなく市場の動向や需要と供給のバランスによって左右されます。そして先ほど紹介したように例外も時にはあります。もし新車を購入しようか検討されているのであれば「リセールバリューを期待するか?」それとも「リセールバリューを気にせず好きな車に乗る」どちらかをよく検討するようにしましましょう。