【歴史とグルメ】函館湯の川温泉 日帰り温泉&みどころ、グルメガイド

道南を代表する港町「函館」。その観光の拠点としても使いやすい湯の里「湯の川温泉」。ここに泊まって、五稜郭や函館港の散策、またグルメツアーといろいろな楽しみ方ができるのが魅力です。今日は、そんな湯の川温泉の日帰り温泉、そしてグルメスポットや見どころを紹介して参ります。

函館の歴史を感じる、湯の川温泉の「見どころ」トップ2

函館は、夜景・市場・五稜郭などの観光スポットが多いので、ここでは湯の川温泉に近い2つの施設をごあんないしましょう。どちらも、函館の歴史に深い関わりのある施設なので湯の川温泉を拠点に観光する上では欠かせないものだと思います。

祈りの場「トラピスチヌ修道院」は静かに見学しましょう

日本最初の女子観想修道院として1898年に建てられたトラピスチヌ修道院は、最初、フランスから派遣された8人の修道女が始めたそうです。レンガ造り建物が有名ですが、もしかしたらおみやげのお菓子でお馴染みかもしれませんね。

でも、この修道院は今でも「生きた」祈りの場ですから、きちんとした心構えで伺いましょう。まず、門をくぐってすぐに眼に入るのが、大天使聖ミカエルの像です。これはフランスから送られたもので、学校でも習った「フランシスコ・ザビエル」にちなんでいます。ザビエルが上陸した薩摩の藩主によって宣教の許可が出たのが「9月29日」。この日はキリスト教の聖ミカエルの祝日だったので、ザビエルが聖ミカエルを日本の保護者と定めたのだそうです。そのため、トラピスチヌ修道院の入り口で教えを護っているのですね。

また、聖堂の方向に歩いて行くと「慈しみの聖母マリア」が見えてきます。この純白の聖母マリア像もフランスから送られたもので、ラ・トラップ修道院のマリー・ベルナルド神父の作品だそうです。この「慈しみの聖母マリア」と呼ばれる理由は、ゆったりと広げた両腕が、すべての人を優しく迎え入れる様子だからだそうです。

そして、天使園と呼ばれる建物が、マリア像の右手側に建っています。この建物、修道院の歴史や修道女の日常生活について伝える資料を展示されている資料館と修道女による手作りのお菓子や手工芸品が販売されています。おみやげ選びは大変なので、全部見終わってから、もう一度来ましょうか。

正面左手には、司祭館で1913年の建設です。こちらは、男性のトラピスト修道院になっていて修道女の信仰生活の指導のため司祭が派遣されているそうです。そして、司祭館の右手に聖堂があります。修道院の中心的な場である聖堂では、毎日、ミサと7回の共同体の祈りが捧げられています。このミサや共同体の祈りの開始や仕事の終了時刻になると、屋根の上の小さな鐘楼から鐘が打ち鳴らされます。 【基本情報】
スポット名:トラピスチヌ修道院
所在地:函館市上湯川町346
電話番号:0138-57-3331(売店)
営業時間:8:00~17:00(夏期)、8:00~16:30(冬期)
休業日:12月30日~1月2日
料金:無料

【駐車場】
駐車場:有(市民の森駐車場 76台)

【アクセス】
函館空港より約10分

トラピスチヌ修道院の詳細

函館ゆかりの二人の人物「土方・啄木浪漫館」

司馬遼太郎の「燃えよ剣」でも描かれた新撰組副長「土方歳三」が最期を迎えた地、放浪時代と呼ばれる時期の石川啄木が過ごし、死後、遺骨が納められた地が函館です。その二人の記念館が、「土方・啄木浪漫館」として作られました。場所は、津軽海峡が見渡せる大森浜沿いで、1階は「土方歳三凾館記念館」になっていて、いきなり土方歳三が憤死した「一本木関門」を再現したものが眼に飛び込んできます。そして、ここから、土方歳三の生涯を追いかけるような展示が続きます。新選組のイメージが強い土方歳三ですが、唯一残された写真のように、最期は洋装に身を包み、函館の地を駆け巡っていた時期の資料などもあって通常のイメージだけの土方歳三像とは少し見方が変わるかもしれませんね。 【基本情報】
スポット名:土方・啄木浪漫館
所在地:〒040-0022 函館市日乃出町25-4
電話番号:0138-56-2801
営業時間:9:00~18:00
休業日:年中無休
料金:大人 800円、中学生・高校生 600円、小学生 500円

【駐車場】
あり(15台)

【アクセス】
函館空港より約10分

土方・啄木浪漫館 公式サイト



湯の川温泉を「日帰り入浴」で風呂比べ!

北海道の大都市では最南端の函館。そこにある湯の川温泉は1653年、松前藩の4代藩主、松前高広が幼少の頃に病気の療養地を探した時に発見されたと言われます。そして箱館戦争では、旧幕府軍の兵士たちが湯治したそうですから、もしかしたら土方歳三や榎本武揚も入っていたのかもしれませんね。

そんな湯の川温泉の日帰り入浴可能な温泉施設を幾つかピックアップしてみましょう。

リーズナブルな日帰り入浴なら「ホテル雨宮館」

400円という激安料金で日帰り入浴が楽しめる「ホテル雨宮館」。安かろう悪かろうなどと言うことはございません。まず、お湯は源泉かけ流し、そして岩風呂とサウナもあるのですから充分に満足できるお風呂です。おまけにサウナから出た後に入る水風呂も井戸水のかけ流しで清潔感もOKです。

売店では、温泉成分で作った入浴剤を売っていますから、帰宅後も湯の川温泉気分を味わえます。 【基本情報】
スポット名:ホテル雨宮館
所在地:〒042-0932 北海道函館市湯川町1丁目26-18
電話番号:0138-59-1515
営業時間:6:00~23:00
休業日:年中無休
料金:大人 400円、小学生 200円、幼児(1才以上) 100円

【駐車場】
あり(有料、200台)

【アクセス】
函館空港より約5分

ホテル雨宮館 公式サイト

岩盤浴もあります「ホテルかもめ館」

表通りから一本入った静かな場所にある「ホテルかもめ館」。こちらのお風呂は、少し小さめですが源泉かけ流しになっています。別料金(1,200円)でブラックシリカを使った岩盤浴も使えるので、身体中から汗を流したい時には、オプションを付けるのも良いですよ。 【基本情報】
スポット名:ホテルかもめ館
所在地:〒042-0932 北海道函館市湯川町1丁目5-18
電話番号:0138-59-2020
営業時間:6:00〜24:00
休業日:年中無休
料金:大人 650円、子ども 300円

【駐車場】
あり(20台)

【アクセス】
函館空港より約6分

ホテルかもめ館 公式サイト

最上階の温泉からパノラマ風景「湯元 啄木亭」

湯の川温泉でもトップクラスの大規模ホテル「湯元啄木亭」。こちらの最上階11Fに、大浴場「雲海」があります。高さは30m、ガラス越しに函館の夜景や街並みを見られる特等席です。また、浴槽の上には大きな窓がついていて、ここから差し込む光が床に敷き詰めた御影石を輝かせる仕掛けにもなっています。

また、空中露天風呂「いさりび」も景観自慢のお風呂です。山の稜線、海の漁火、そして海岸線に沿って延びる函館の灯りを愉しむ絶景が臨めます。

お風呂は、こちらも源泉かけ流し。贅沢な温泉気分を満喫してください。 【基本情報】
所在地:北海道函館市湯川町1-18-15
電話番号:0138-59-5355
営業時間:13:00~21:00
休業日:年中無休
利用料金:大人 800円、小学生 400円、幼児: 無料 ※バスタオル・タオルレンタル 200円。毎月26日「啄木亭風呂の日」 大人 500円、小学生 250円

【駐車場】
あり(200台)

【アクセス】
函館空港から約8分

啄木亭 公式サイト

温泉と薬湯が楽しめる「ホテル万惣」

「ホテル万惣」には露天風呂も使える日帰り温泉があります。しかも寝湯もあるので、のんびりと昼寝気分で入浴できますね。また、内風呂の大浴場は、源泉かけ流しのお風呂と、男性ならラベンダー風呂、女性にはタラソテラピー風呂があるので、ちょっと趣向を変えたお風呂にも入れるのです。 【基本情報】
スポット名:ホテル万惣
所在地:〒042-0932 北海道函館市湯川町1-15-3
電話番号:0138-57-5061
営業時間:14:00〜20:00
休業日:年中無休
料金:大人 800円、子ども 400円

【駐車場】
あり(100台)
【アクセス】
函館空港より約5分

ホテル万惣 公式サイト

2種類の源泉を楽しめる「湯の浜ホテル」

津軽海峡に面した「湯野浜ホテル」には大浴場には岩風呂、大風呂、桧風呂、バイブラバス、寝風呂、うたせ湯とお風呂が6つもあります。「露天風呂が無いじゃないか!」と言われそうですが、安心してください、「しおさい漁火露天風呂」というお風呂があり、こちらから津軽海峡を眺めることができます。

しかも、大浴場は「ナトリウム・カルシウム-塩化物泉、しおさい漁火露天風呂は「ナトリウム-塩化物泉」と違う泉質の源泉を使っているのです。そして、それぞれが源泉かけ流しという贅沢さ。一度で二度おいしい日帰り入浴ができる温泉宿です。
【基本情報】
スポット名:湯の浜ホテル
所在地:〒042-0932 北海道函館市湯川町1丁目2番30号
電話番号:0138-59-2231
営業時間:13:00~19:00
休業日:年中無休
料金:大人 1,000円、子ども(小学生) 700円 ※バスタオル・手ぬぐいレンタル 300円

【駐車場】
あり(60台)

【アクセス】
函館空港より約10分

大黒屋旅館 公式サイト

地元からも愛され続ける公共浴場「銭湯 大盛湯」

「熱い温泉に入りたい!」というファンに愛されている温泉が「大盛湯」です。お風呂は、高温が50度弱、低温でも42〜43度という設定です。番台で料金を支払ってからの入浴ですから、昔の銭湯気分で入れるのも嬉しいですね。だから当然、地元の人もたくさん訪れる公共浴場ですから、いろいろな情報を仕入れて函館観光をより楽しくできるかもしれません。 【基本情報】
所在地:北海道函館市湯川町2-18-23
電話番号:0138-57-6205
営業時間:6:30〜9:30
休業日:第1、第3、第5水曜日
料金:大人 440円、中人 140円、小人 70円

【駐車場】
あり

【アクセス】
函館空港より約8分

大盛湯の詳細

函館グルメは「麺」を味わおう!

日本海と津軽湾に面した函館。それだけに、おいしい海産物には事欠きませんし、有名な寿司屋、回転寿司もあります。でも、今回は、少しへそ曲がりかもしれませんが、麺料理を2つ(そばとラーメン)を紹介します。こちらも、とてもおいしいので「函館で海産物以外は食べない」というのは、少し損しているかもしれませんよ。

北海道産の蕎麦粉を2つの挽き方で味わえる「起進堂 」

起進堂さんは手打ちの日本そばのお店で、人気は「更科」と「挽きぐるみ」の二種類の蕎麦粉で打った「二色もり」です。更科はあくまで白く細く、柔らかな見た目と香りが嬉しい贅沢なそばです。また、挽きぐるみは全粒粉とも言われる挽き方で、この蕎麦粉、実は挽くのが大変だと聞いたことがあります。更科にくらべて、力強い麺の味が醍醐味ですね。

この二色もりに合わせて食べたい天ぷらも、軽く揚がっていて、どちらのそばとも良く合います。もしかして…この二色とは、津軽湾と日本海を意識しているのでしょうか? 【基本情報】
スポット名:起進堂
所在地:北海道函館市深堀町30-29
電話番号:0138-52-2767
営業時間:11:30〜15:00(L.O 14:30)、17:00〜19:30(L.O 19:00)※品切れの次第、終了
休業日:水曜日、第3火曜日

【駐車場】
あり(4台)

【アクセス】
函館空港より約20分

起進堂の詳細

北海道三大ラーメンの一角、函館ラーメンを「函館麺や 一文字 函館本店」で味わう

北海道ラーメンと言えば、札幌の「味噌ラーメン」、そして旭川の「醤油ラーメン」。そして三大北海道ラーメンのもう一つが函館の「塩ラーメン」です。こちら「函館麺や一文字」のおすすめも、当然「塩」です。正統派の函館ラーメンから一歩進んで、こちらの塩ラーメンにはエビの風味が効かせてあって、中々の深みが感じられます。

でも、塩ラーメンだけが売り物ではなく、醤油などもありますし、麺の茹で加減などもお客さんの好みに合わせてくれます。頑固なお店じゃないので気楽に入りたいですね。地元での人気は辛味噌ラーメンらしいので、次回は、そちらにもチャレンジしたくなる、そんな柔らかい印象のラーメン屋さんでした。 【基本情報】
スポット名:函館麺や 一文字 函館本店
電話番号:0138-57-8934
所在地:北海道函館市湯川町2-1-3
営業時間:11:00~1:00(L.O 0:30) 
休業日:不定休

【駐車場】
あり(3台)

【アクセス】
函館空港より約8分

麺や一文字 公式サイト



まとめ

函館市内からのアクセスも良く、観光の拠点になっている湯の川温泉には源泉かけ流しの入浴施設や温泉旅館がたくさんあります。ただ、その一方で徐々に源泉の水位が下がっているそうです。地元に愛されている資源ですから、観光客としても大切にしていきたいですね。函館観光の目玉として、これからも優しい温泉地であって欲しいと思うのです。