【次期トヨタ・マークX】50年目の大変身!FRからFFに!排気量が半分に!ライバルは世界のプレミアム4ドアクーペ!

バブル時代に「ハイソカー」として人気を博し過ぎたトヨタ・マークII。白いマークIIは中流家庭のマストアイテムでした。しかし時は流れ2016年。今やマークIIは看板を掛け代えマークXに。しかしまだ変革は終わりません。どうやら次のモデルチェンジでは、モデル誕生以来の大改革が行われる模様です。一体どのような内容になるのやら? ネットの気になる噂を、現在の情報を基に検証してみました。

【次期トヨタ・マークX】駆動方式がとうとうFFに?

現行型トヨタ・マークX 250G “Sパッケージ・Yellow-Label”
外装色はアウェイクンイエロー トヨタ・マークXといえば、1968年にコロナの上級車種として発売された「コロナマークII」を初代とした、トヨタ自動車のFRミドルサイズセダンです。近年ではターボエンジンを搭載した「ツアラー」系グレードの存在で、一気にスポーティーな車種として認識されていました。マークXと名称を変更してからもそのイメージは続き、現行モデルではG'zやYellow labelなど、スポーティーさにさらに拍車がかかっています。

そんなマークXは初代誕生以来、一貫して駆動方式はFRでした。しかし、次期モデルではどうやら、FFへと大転換するらしいのです!

【シャシー】次期カムリと共有する兄弟車に!?

現行型トヨタ・カムリ ハイブリッド “Gパッケージ”
外装色はアティチュードブラックマイカ 事のはじまりは、現行型4代目プリウスから採用されている新しい自動車製造の指針「TNGA」です。今まで国内市場で圧倒的な強みを発揮してきたトヨタ自動車は、生産台数世界一位になったこともあり、世界で通用するクルマ作りを目指し「TNGA」を策定しました。その内容は、

●商品力を向上させる
●車両をグループ化し、開発効率を向上させる
●生産改革
●世界標準規格への対応
●TNGAに即した部品調達戦略

です。
つまり、自動車の骨格から変更して、低重心で走りが良く、低ノーズで見晴らしが良くて安全運転ができる自動車を作ろう。所有感や満足感を今まで以上に訴求しましょう。そのためには、開発コスト・生産コスト・部品調達コストの管理が重要だよね。それなら開発段階から車種をグループ分けして、一緒に部品・シャシー・車体を共同開発して、共有化したら良いよね。開発効率・部品調達の効率・生産効率も上がるよね。今までよりもコストが浮くから、その分で世界市場に通じる品質の自動車を、部品から作っていきましょう。ということです。

そこで次期マークXとグルーピングされる相手が、北米でベストセラーとなっているカムリだとされています。優れた居住性を高く評価されているカムリとシャシーを共有化する、ということはFF化される、ということです。現行型マークXはクラウンとシャシーを共有化しているのですが、残念ながら次期型ではクラウンとはグルーピングされなかった模様です。

【スタイリング】4ドアクーペスタイルを採用!?

出典: http://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/MARK_II/1012451/index.html
はじめて「ツアラー」系グレード名を採用したX90型7代目マークII。搭載エンジンはヤマハが手掛けた1JZ-GTE型直列6気筒DOHCターボで280PS。 マークXはX90型マークIIツアラー以来、スポーティーなイメージを保っています。次期型もスポーティーイメージを継承するものと思われます。そこでスタイリングは4ドアクーペが予想されています。4ドアクーペスタイルは1985年のカリーナEDにはじまり、今や世界のプレミアムブランドであるBMW、メルセデスベンツ、アウディまでもが採用しています。
なぜ4ドアクーペスタイルを採用すると思われるのか? その理由は、「TNGA」です。この指針で開発されるモデルは低重心となり、現行モデルより全高が30mm程度は低く、1,400mm程度になると予想されます。全高1,400mmならば、全高が低いカッコいいクルマになります。 カリーナEDは1985年から1998年まで生産されていました。トヨタ初の4ドアピラーレスハードトップで、サイドウインドウをフルオープンにしたときの解放感は、従来のピラードハードトップでは味わえないものでした。スタイル重視で三角形の小さなキャビンが演出する八頭身フォルムはまさに「エキサイティングでドレッシー」でした。

【ライバル車1】BMW・4シリーズ 420i グランクーペ

BMW・4シリーズ グランクーペ 「TNGA」を採用した次期マークXは世界のプレミアムブランドがライバルです。BMWなら2,000ccの直列4気筒DOHCを搭載した4シリーズのグランクーペ 420iがスペックや価格的にライバルとなります。

【ライバル車2】メルセデスベンツ・CLA 250

メルセデスベンツAMG CLA 45 AMATIC メルセデスベンツのCLA 250も、同じく4ドアクーペでライバルです。2,000ccの直列4気筒DOHCターボを搭載し、スペック・価格ともに競合します。
なお、画像はCLAの最上級車、メルセデスベンツAMG CLA 45 AMATICです。

【ライバル車3】アウディ A5 Sportback

アウディ A5 Sportback S line アウディにはA5 Sportbackが4ドアクーペとして用意されています。スペック・価格は真向勝負の上、アウディ車ならではのクワトロシステムが魅力です。

【パワートレーン1】ダウンサイジングターボは何と!!

富士重工のFB16型1,600ccDOHCターボエンジン。次期マークXも似たような特性のエンジンを搭載か? 世界のプレミアムブランドの4ドアクーペは、2,000ccの直列4気筒DOHCを搭載していますが、次期マークXは、同じく直列4気筒DOHCターボを搭載するようです。「TNGA」に則り、ブロックから新開発のエンジンのようです。排気量は驚きの1,500ccとの噂です。

小排気量ダウンサイジングターボ、というと提携先のスバル・レヴォーグの1,600cc車が思い起こされます。ほぼ全常用域で最大トルクを発生し続けるエンジンは、非常に扱いやすく魅力です。次期マークXのエンジンも同じような特性なら、自動車税が安い分、ライバル車たちより魅力的です。

【パワートレーン2】ハイブリッド車も当然あるはず!

現行型プリウスに搭載されるハイブリッドシステム。次期マークXはターボとハイブリッドが融合するのか!? 1,500ccターボが標準スペックとすれば、その上位版にはターボに加え、ハイブリッドシステムが与えられるとの噂です。燃費向上はもちろんのこと、低速走行やキックバック時には低回転で最大トルクを発揮しやすいモーターが有効に働き、ガソリン車以上の瞬発力を見せてくれるでしょう。



【次期トヨタ・マークX】ワゴンモデル「ジオ」の後継車は?

初代トヨタ・マークX ジオ 350G 次期マークXにジオ後継のワゴン車の投入は、当面ないと思われます。
理由は、1,500~2,000ccクラスのワゴン車は、自社のカローラフィルダー、提携先のスバル・レヴォーグが用意されており、ともに好調なセールスを記録していることからです。敢えて対抗馬になる新型車種を、同じクラスに投入しないのではないかと思われます。
また「TNGA」に則るなら、ジオ後継車とグルーピングできる車種がないのも、理由の1つです。

空位となるFRミドルセダン。86セダンの可能性は?

トヨタ・86 GT “エアロパッケージFT” 実現の可能性はあると思いますが、当面はないと思われます。
その理由は、86 / BRZのシャシーが「TNGA」に則っていないからです。もし86ベースのFRミドルセダンを投入するのなら、「TNGA」で開発されたFRシャシーを利用したものとなるでしょう。現行モデルベースでは実現しませんが、次期モデル以降ならあるいは、と期待できます。ただし、次期86 / BRZが開発されているかは不明です。
もし実現すればアルテッツアの後継車ポジションになります。ぜひ実現してほしいですね!



【まとめ】マークX、新たなる歴史のはじまり

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AFII
初代トヨペット・コロナマークII ネットで噂されている次期マークXの情報を、現在のトヨタ自動車の戦略とあわせて検証してみました。いかがでしたでしょうか? コロナマークII以来、50年間使用されてきたFRから、FFに転換することは大変勇気のいることです。しかし、ミドルクラス以上のFRセダンの販売状況を見てみると、好調なのはプレミアムブランドだけです。生き残るためにはFF化も仕方ないのでしょう。
次期トヨタ・マークXは、2017年後半から2018年にかけて登場予定とのことです。今から発表が楽しみですね。