【日産次期エルグランドE53型】月販500台と苦戦中のE52型現行モデルに、次期新型開発計画は存在するのか?

日産・エルグランドといえば、日産・ホーミーの後継車としていち早く、国産Largeミニバン市場に参入した1台です。初代E50型、2代目E51型は、ミニバンとしては珍しいFR駆動でした。現行E52型にモデルチェンジした際、駆動方式をFFに変更しライバル車にも負けない居住空間を手に入れました。なのに、月販で4桁に届いていません。果たして日産・エルグランドにE53型開発計画は存在するのでしょうか?

【E53型次期エルグランド】情報は?スクープはないのか?

現行モデルのE52型日産・エルグランド 現行モデルのE52型日産・エルグランドは2010年8月から販売しており、今年で満6年を迎えます。初代が3年、2代目が8年と変則的なモデルライフですが、3代目である現行型も8~10年程度のモデルライフではないかと予測されます。なぜこんなにも長寿なのか、といえば販売台数が少ないからです。モデルチェンジ直後の2010~2012年まではコンスタントに毎月、4桁の登録台数がありました。しかし、2015年は決算月の3、9月を除けば500台前後の登録台数です。
これでは、新型車のうわさが聞こえてこないのも無理はありません。

【ベストカー】E53型のスクープ情報は?

ここ1年ほどのバックナンバーを改めて見直してみました。E53型エルグランドの情報は、何一つありませんでした。ここ1年もの間、業界でうわさにも登っていません。ということはかなり極秘裏に開発しているか、もしくは開発プロジェクトそのものが存在しないか、です。販売台数の少なさからいけば、後者なのではないかと、筆者は思っています。

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【発売時期】いつごろが予定されているのか?

E52型エルグランドのモデルライフを8~10年と想定すれば、次のモデルチェンジは2018~2020年ごろでしょう。2017年4月の消費税増税の影響も一段落し、オリンピック特需で景気も盛り上げるでしょうから、モデルチェンジには絶好のタイミングといえます。

もし、モデルチェンジが実現するのなら、ですが…

次期セレナとの関係は?

現行型日産・セレナ ライダー Sエディション 次期新型セレナは、2,000ccのガソリン車が2016年7月、ストロングハイブリッド車が2017年夏ごろまでに登場とされています。現行型セレナは2010年11月にリリース、満5年が経過しモデルライフも末期です。それでも販売台数は毎月3,000台以上と好調なため、次期型はキープコンセプトのモデルチェンジとなる模様。5ナンバー枠を死守するようです。
次期セレナの車体は現行型のキャリーオーバーのようですから、3ナンバーのエルグランドに流用するなどのコスト削減は見込めそうもなく、セレナとの関係は非常に希薄であると言えます。



ライバル車たちの動向は?

日産・エルグランドが属する国産Largeクラスミニバンでは、ライバル車たちに動きがあります。エルグランドもうかうかしてはいられません。

次期トヨタ・アルファード / ヴェルファイア

現行型アルファードが人気です。北川景子さんの結婚後、初のCMとなった「ザルツブルグ編第3弾」の効果も絶大です…多分。そんな現行型アルファードは2015年1月デビュー、12月にマイナーチェンジを受けています。モデルライフは6年と予想されていますので、次期型の情報はまだ皆無に等しい状況です。そこで、現在発表されている経営戦略や新技術を基に、次期アルファードを大胆予測してみます! 国産Largeミニバンというと、トヨタ・アルファードとヴェルファイアのセールスが群を抜いています。そんな大人気車ですが、次のモデルチェンジが東京オリンピックのころに行われると推測されています。果たしてどのようなクルマになるのか? 2015年秋に発表されたトヨタ自動車の新型車開発・製造指針である「TNGA」を基に予想してみました。当たるか、当たらないかは、豊田章男社長しかご存じありません(笑) 2015年12月にマイナーチェンジを行いました。先手を打たれた形です。毎年末にマイナーチェンジが行われるものと予想されますが、スキンチェンジを含めたマイナーチェンジは、モデルライフ折り返し地点の2017年末と思われます。

次期トヨタ・エスティマ

トヨタ・エスティマは、1990年に初代モデルが発表されました。「ワンモーションフォルム」と呼ばれるタマゴ型のシルエットに、1BOXなのにミッドシップレイアウトを採用するという斬新さでした。あれから26年。現在のエスティマはその斬新さを失い、デビューから10年目を迎えており先進技術も先進ではなくなりました。果たして、次期エスティマはどのような斬新さ、先進技術を取り入れてくるのでしょう? トヨタ・エスティマは、現行モデルでは最後になると思われるビッグマイナーチェンジを、2016年のゴールデンウィーク前後に予定しています。ドア以外のアウターパネルをすべて変更する大掛かりなマイナーチェンジとなります。
次期新型モデルに関しては、まだうわさの域を出ません。

次期ホンダ・オデッセイ

出典: http://www.honda.co.jp/ODYSSEY/
ホンダ・オデッセイ HYBRID 現行型ホンダ・オデッセイは2013年から販売しており、ようやく3年目のモデルライフを迎えたところです。また2016年2月に待望のハイブリッド車を追加したばかりなので、まだ次期新型の話は聞こえてきません。
ホンダ・オデッセイのハイブリッドシステムはアコード譲りです。エンジンは2,000ccと物足りませんが、モーターが強大なトルクを発生するタイプで、発進時やキックダウン時の加速などでその威力を発揮してくれます。

【まとめ】クリーンディーゼル?ダウンサイジングターボ?ハイブリッド?果たしてどうなる?

E52型日産・エルグランド 250ハイウェイスター 次期モデルのE53型エルグランドはどのようなモデルとなるのでしょう? 世界の潮流はダウンサイジングなので、3,500cc V6エンジンは廃止となり、ダウンサイジングターボや次期セレナにも搭載されるストロングハイブリッドの2,000ccの搭載も考えられます。もしくはメルセデスからVクラス用のディーゼルエンジンを供給してもらうこともできるでしょう。
エンジンは何とかなるとして、問題はシャーシーです。コスト削減、開発費用の回収を早めるためにもメルセデスやルノーと共同開発するのが良いのでしょうが、残念ながらモデルチェンジの重なる車種がありません。

不採算事業には厳しいカルロス・ゴーン氏のことです。もしかしたら日産の大型ミニバン市場参入は諦めて、セレナで好調な中型ミニバン市場に集中するのかもしれません。もしくは三菱から次期デリカD:5をOEN供給してもらうのかもしれません。この方法なら、次期型開発のうわさが出ないのも当然ですね。いずれにせよ、日産・エルグランドには、何とか逆風を乗り越えて次世代モデルにバトンタッチしてもらいたいものです。