【フォルクスワーゲン】航続距離500km以上のゼロエミッションMPVBUDD-e

フォルクスワーゲンは、BUDD-e を1月初旬に米国で世界初公開し、電気駆動システムにおける近未来のとインタラクティブな操作のあり方を示しました。その反響は大きなもので、未来のゼロエミッションMPVに対して全世界から高い評価が与えられました。今回、フォルクスワーゲンは、この新時代のオールラウンダーをヨーロッパで初公開すると発表しました。

BUDD-eに関する10の特徴

1. BUDD-e は2基の電気モーターを搭載する全動システムを採用。
2. 電気モーターはそれぞれ100kW(フロント)と125kW(リヤ)を発生。
3. バッテリーの量(92.4kWh)は、最長533kmの航続距離(NEDC:ドライビングサイクル)を可能とする。
4. BUDD-e に代表される今後の電気自動車は30分以内にバッテリーの80%を充電可能。
5. このゼロエミッションMPVは、モジュラー エレクトリック ドライブキット(MEB)をベースに開発された初めてのフォルクスワーゲン コンセプトカー。
6. 先駆的インストルメントおよび操作コンセプトによる、新型のヒューマン マシンインターフェイス(HMI)が実現。
7. ジェスチャーコントロール2.0により直感的な操作が可能。ドアもジェスチャーで開けることが可能。
8. アクティブインフォディスプレイ(インストルメント)およびヘッドユニット(インフォテインメント システム)が融合してインタラクティブな世界が創出。
9. マルチファンクション ステアリングホイールの新タッチシステムはHMIの延長線上にあり、これま で以上に直感的な操作が可能。
10. クリーンなスタイルは、ブランドの歴史を踏襲をしながらも、近未来をしっかりと視野に入れてデザイン。



【概要】BUDD-e:ヨーロッパプレミア

フォルクスワーゲンは、BUDD-e を1月初旬に米国で世界初公開し、電気駆動システムにおける近未来のとインタラクティブな操作のあり方を示しました。その反響は大きなもので、未来のゼロエミッションMPVに対して全世界から高い評価が与えられました。今回、フォルクスワーゲンは、この新時代のオールラウンダーをヨーロッパで初公開します。大きな期待が寄せられたBUDD-eのヨーロッパプレミア会場として選ばれたのは、スイスで開されるジュネーブ国際モーターショーです。

モジュラー エレクトリック ドライブキット(MEB)

BUDD-e は、電気自動車用に開発された新しい先進的なフォルクスワーゲンの技術マトリックスであるMEBをベースに開発された初めてのモデルです。このMPVの航続距離は、最長で533km(NEDC)です。バッテリーは、最大容量の80%を30分以内で充電することができます。長い航続距離と短時間の充電の組み合わせは、電気自動車の世界に革新をもたらすでしょう。

未来のデザインと操作ロジック

BUDD-e の特徴的なデザインにはカリスマ性を感じることができます。ブランドの歴史に尊敬を払いながらも、近未来の姿を明確に表現しています。新世代のインフォテインメントを備え、徹底したネットワーク化が施されているBUDD-eは、車内の世界と車外の世界を繋ぐ、斬新で刺激的なモバイルインターフェイスを備えています。車両の操作および情報処理におけるまったく新しいこの手法は、非常に魅力的です。すべての操作が、以前よりもさらに直感的に行えるようになりました。タッチコントロールとジェスチャーコントロールは、シームレスに融合しています。スイッチやボタン類は、もはや過去のものとなってい ます。各ディスプレイは大型インフォテインメントパネルに統合され、ミラーはデジタルスクリーンになりました。斬新でインタラクティブなインフォテインメントおよびオペレーティングシステムにより、BUDD-eに乗る人は、フォルクスワーゲンが手がけたエキサイティングなコンセプトカーの姿をはっきりと見ることができるでしょう。わずか数年後には、このような世界が広がっているのです。

【車両コンセプト】新世代のゼロエミッション フォルクスワーゲン

【MEB】フォルクスワーゲンによる電気自動車の新アーキテクチャー

BUDD-e は、数多くの面で従来とは異なるクルマです。このクルマは、新開発されたモジュラー エレクト リック ドライブキット(MEB)をベースに開発された、フォルクスワーゲン グループ初のコンセプトカーです。このアーキテクチャーは、電気自動車および自動車全般のあり方における根本的な変化の先駆けとなるものです。電気自動車専用に開発されたMEBは、化石燃料車の常識を大きく打ち破りました。このクルマの登場によって、フォルクスワーゲンのボディデザイン、インテリアデザイン、パッケージ、電気 自動車の走行特性などが、大きく変化することになるでしょう。

【駆動システムの仕様】次世代のゼロエミッション

MEBは、コンパクトな電気モーターと高性能バッテリーの使用を前提とするドライブトレインアーキテク チャーを採用しています。フラットで場所を取らないバッテリーの容量は92.4kWhで、ほぼ床全体にわたり収納されています。バッテリーは、前後のアクスルに1基ずつ設置されたモーターに電力を供給します。 ・フロントのモーターは100kWのパワーと200Nmのトルク、リヤのモーターは125kWのパワーと290Nmのトルクを発生し、システム全体としてのパワーは225kWです。全輪駆動システムを採用するBUDD-eの最高速度は180km/hです。 ・バッテリーは、コンセントからの充電と電磁誘導充電の両方が可能です。150kW(直流)の充電電力により、約30分で80%まで充電することができます。

【パッケージ】スペースの完璧な活用

MEB がまったく新しいパッケージの世界を切り開いたことは、ヒーターおよびエアコンディショナーユニッ トの設置方法にも見て取ることができます。空調システムは、車両のフロントエンドに完全に一体化されています。それにより車両前部のスペースが広く拡大され、(大容量の高性能フィルターにより)空気の 質が向上すると同時に、(ファンノイズの低減によって)すばらしい静粛性も実現しています。

エクステリア寸法を最大限に活用

全長4,597mmのこのMPVは、車内スペースを最大に活用しています。全幅は1,940mm、全高は1,835mmです。余裕の車幅と長いホイールベース(3,151mm)、切り詰められたオーバーハング(フロント694mm、リヤ752mm)により、BUDD-eのプロポーションは引き締まったものとなっています。新しいリヤステアリングシステムにより、最小回転直径は11.5mと小さく、ダイナミックなステアリングレスポンスも向上しています。

【エクステリアデザイン】機能的な美しさ

BUDD-e のデザイナーは、このクルマを設計する際に、クリアで機能的な美しさを目指しました。さらに、 このMPVは、機能性、先進性、クリーン、パワフル、親しみやすさなども同時に兼ね備え、アイコンとしての魅力を特徴としています。 ・フロント:BUDD-e のフロントエンドデザインは、フォルクスワーゲンであることを明確に表しています。 VW ロゴ回りのエリアは、スタイル上の大きな特徴となっています。透明なプラスチックを使用し、さまざまなパターンで点灯するLEDモジュールが背面に配置されています。C字型のデイタイムランニングライトは、フォルクスワーゲンの電気自動車およびプラグインハイブリッド車に共通のデザイン要素です。 ・サイドプロフィール:フラットで引き伸ばされたルーフライン、ガラス製のAピラーを組み合わせた長い ウインドウ、21インチ アルミホイール、フロントから始まり側面に回り込むライトモジュールなどが特徴です。その透明な光の帯の上には狭いLEDストライプが設置され、キャラクターラインとして、また外側のアンビエントライティングとして車両全体を流れています。
・リヤ:後ろから見ると、空気はDピラーを通って流れることがよく分かるでしょう。このエアロダイナミックなコンセプトは空気抵抗を低減し、リヤアクスルのダウンフォースを最適化します。フロントセクションとサイドプロフィールのクリーンでアイコン的なデザインは、リヤにもつながっていきます。フォルクスワーゲンが製造する電気自動車は、リヤにもC字型のLEDシグネチャーが採用されていますが、BUDD-eの場合は脱着可能なドロップボックスを縁取る形になっています。



【インテリアのデザイン】モバイルホーム

新しいモジュラーエレクトリック ドライブキット(MEB)のアーキテクチャーは、自動車のパッケージングを完全に変化させています。インテリアデザイナーにとっては、フロントに搭載するドライブテクノロジーの影響をほとんど受けないスペースを活用できる、ユニークで素晴らしい機会が提供されたのです。BUDD-eは、このような変化を見事に形にしています。このクルマでは、従来のノブやスイッチがついたダッシュボードはすべて廃止されています。未来の電気自動車には必要がないのです。デザインチームは、次世代ヒューマン マシンインターフェイスとして、ドライバーの目の前の空間に浮かぶタブレットのようなディスプレイを開発しました。軽快さが特徴となっているのは、ドライバーの運転スペースだけではありません。インテリアのあらゆる要素は、ブルー、シルバー、ホワイトといった明るい色で統一されています。 ・ラウンジとしての自動車:車外からジェスチャーコントロールでドアをスライドさせて乗り込むと、その 中には、クルマというよりはラウンジと呼ぶ方がふさわしい空間が広がっています。運転席と助手席は、木の床の上に設置されています。助手席乗員が後ろに座っている人と話をしたい場合、(運転席と同様に)シートベルトが一体化されている回転式シートを回して対面することができます。後席の床は柔らかなカーペットが敷かれ、2座席の従来型シートが設置されています。各シートの上にはアンビエントライティングが設置され、タブレットやスマートフォン経由で照明色を選択することも可能です。プレイリスト、写真、映画、POI(観光地情報)などを表示できる34インチモニターも、後方に設置されています。

【ディスプレイとコントロール コンセプト】次世代 HMI

【ヒューマンマシンインターフェイス】進化ではなく革命

BUDD-e のインテリアスタイルは、斬新で進歩的な未来のディスプレイおよびコントロールコンセプト、 ヒューマンマシンインターフェイスが特徴です。デザインはクリーンで、直感的に使用することができます。 インフォテインメントとコントロールシステムの技術的アーキテクチャーおよびそのデザインの大きな変革は、数多くのボタンが設置されていたかつての携帯電話の時代からスマートフォンへ、あるいはアナログ時計からスマートウォッチへの変化にも似ています。

【1つの世界】ドライバーのワークプレイスをデジタル化

かつてドライバーの前に置かれていたインストルメント クラスターとセンターコンソールのインフォテイン メント システムは、フォルクスワーゲンのBUDD-eが採用するインターフェイスデザインでは境界がなくなっています。ドライバーのワークプレイスにおける広範囲なデジタル化と個別化に向け、この2つの領域は1つの情報ハブに統合されています。これによって生まれる情報の新世界が提供できる可能性には、限界がありません。たとえば、インタラクティブな旅のプランです。未来においては、新しいフォルクス ワーゲン トラベルアプリを活用し、タブレット上で好みの曲をプレイリストに入れたり、訪れたい観光名所(POI)を計画し、新しいインターフェイスを経由してBUDD-eのナビゲーション ガイダンスシステムに統合することができます。プレイリストすらも旅のルートに合わせてカスタマイズが可能です。乗員全員が参加して、旅の開始前に、どの曲を聞きたいのか、どこに寄って何を見たいのかを計画できるのです。こ のインタラクティブな旅の要素は、前述した34インチ スクリーン上に表示されます。

【ジェスチャー、タッチ、ボイスコントロール】相互作用

あらゆる操作は、ジェスチャーコントロール、タッチコントロール(ディスプレイおよびタッチスライダー)そしてボイスコントロールによって直感的に行うことができます。ドライバーは様々なコントロールモード(マルチモーダル インタラクション)を選択することが可能で、それも直感的に操作することができます。たとえば、ボイスコントロール機能を起動させるためには、「ハローBUDD-e」と言うだけです。さらに、まったく 自然な会話で各機能をコントロールすることもできます。たとえば、「すこし温度を上げて」というと、クルマが自動的にヒーターを調整します。さらに、システムは発話者の位置も認識し、それに合わせて反応します。たとえば、後席左側に座っている人が「暑すぎるよ」と言うと、BUDD-e は、ただちにその乗員ゾーンの気温を低く調整します。

【e ミラー】電気式リヤビューミラー

この新しいコンセプトは、デジタル エクステリアミラー(eミラー)のディスプレイを統合するものです。表示する映像は2台の外部カメラからのもので、システムはマルチファンクションディスプレイを使用します。 ドライバーはディプレイ下のコントロールパネルを使ってアンビエントライトを調整することができます。 車両が停止している時、ドライバーと助手席乗員はそのパネルを使用して電動ドアを開閉することが可能です。ドライバー側のディスプレイは7.9インチ、助手席側は5.9インチです。

【マルチファンクション ステアリングホイール3.0】直感的に使用

もう1つのハイライトは、完全にスイッチを取り除いてしまったマルチファンクション ステアリングホイールです。これまで、このような機能は存在しませんでした。マルチファンクションエリアのなめらかな表面は、 触感フィードバックを使用します。それぞれの機能は、加圧ないしスワイプ動作で起動します。

【ジェスチャーコントロール2.0】デジタルの腕

ジェスチャーコントロール機能において、フォルクスワーゲンはBUDD-eに新しいセンサーテクノロジーを 採用しています。システムは、乗員が車両に近づく段階で、すでに認識する能力を備えています。車外において、この機能には赤外線センサーが使用されます。そのため、手でジェスチャーをするだけで魔法のようにスライディングドアが開きます。BUDD-eの車内で採用されているジェスチャーコントロールはよりシンプルで、以前にも増して直感的に操作可能です。作動可能な範囲も大幅に改善されました。たとえば、後席乗員がドアを開けたい場合などは、カメラを使用してジェスチャーを検出します。

【IoT(インターネットオブシングス)における自動車】@home on the Internet.@home in the car.

【スマートホーム/ホームネット】居住空間としての自動車

BUDD-eの新しいインフォテインメントコンセプトは、旅をもっとインタラクティブに、メディアをもっと直感的にするばかりでなく、車両とユーザー世界もリンクします。さらに、BUDD-e自体がインターネットの一部となり、サービスとインフォテインメントのデジタル領域におけるキーとなります。ユーザーは、BUDD-eから家や仕事場にアクセスすることができ、自宅のエアコンをつける、照明を点けたり消したりする、子どもたちが帰宅したかどうか確認する、といったことが可能になります。@home in the internet. @home in the car.

【ドロップボックス】モバイルな宅配ボックス

同時にこのクルマは、外の世界ともつながるインタラクティブな窓口にもなります。たとえばワイパーブレードといった消耗部品や、あらゆる買い物は、クルマから注文できるばかりでなく、車両後部に設置され ているドロップボックスに配達させることも可能になるかも知れません。この場合、近距離無線通信 (NFC)を使用したアクセスコードをクルマが読み取り、デジタルキーを使った正規配達サービスを受け入れます。BUDD-e はモバイルな宅配ボックスともなるのです! ※このサイトはプレスリリースです