「オービス通知」について徹底解説!【届くまでの期間は?無視したらどうなる?来ない場合は?届いた後について】

この記事では車両のスピード違反を取り締まるオービスやその通知についてまとめています。具体的には、オービスの概要から、オービスの通知が届くまでの期間、通知の内容、オービスの通知を受け取ってしまった場合の手続きの流れ、罰金の支払いなどについて詳しく説明させていただきます。

まずはじめに「オービス」とは?

オービスとは、道路を走る車両の速度を計測しスピード違反であった場合に、その速度を記録しナンバープレートや運転者の顔を撮影する装置のことをいいます。日本語では「自動速度違反取締装置」と書きます。オービスとは、もともとアメリカボーイング社の開発した装置の商標(ラテン語の眼「ORBIS」からとった)でしたが、今では他社製品も含めて通称として「オービス」と呼ばれるようになりました。
オービスが設置されている道路では、後述する「移動式」以外を利用する場合、装置が設置されてある場所の1~3km程手前に必ずそのことを警告する標識(「自動速度取締機設置路線」などの表記)が2ヵ所以上たてられています。これは、オービスで取得した写真を犯罪の証拠とするために事前の告知が必要との判例があるためです。オービスは単純にスピード違反を取り締まるだけでなく、その予防を運転者に促しているともいえます。

オービス設置個所でスピード違反をすると…

まずオービスが取締の対象とするのは、都道府県や時期によって異なる場合があるようですが、基本的には一般道で30km/h以上、高速道で40km以上の速度超過のスピード違反と言われています。言い換えると、1回の違反で免許停止の対象となるような違反点数が6点以上のスピード違反が対象になっています。
オービス設置個所でスピード違反をすると、運転手が確実にそのことを認識できるようにオービスが赤色などに発光します。運転の支障になるほどではありませんが、通常は運転手が気づかないということはないでしょう。

どんな場所に設置されている?

オービスの設置個所は、主要な幹線道路や高速道路、交通事故やスピード違反が多く発生している場所などさまざまです。30km/hの速度制限がある峠道などにもオービスが設置されていることがあるようです。いずれにしろ、上述の通りオービス設置個所には警告表示がされています。

移動式もある?

新しいタイプのオービスとして、2014年11月から埼玉県警で移動式のテストが行われています。移動式の場合、従来の固定式より導入が簡単となるため注目されています。移動式のオービスは、高速道路などではなく、30~40km/h制限の一般道に設置されていることが多いようです。たとえば、小学校の通学路などがあげられます。なお、移動式のオービスに関しては、前述のような警告標示はされないようです。賛否両論あるかもしれませんが、通学路での重大事故が発生している事態を考えると仕方ないといえるかもしれません。 【ピカッと光る怖いヤツ…】ドライバー必見「オービス」徹底解剖!【設置場所、種類、光り方、速度、通知】|GOIN[ゴーイン]
ドライバーの皆様なら一度は聞いたことのある『オービス』。一体どんな装置なのでしょうか? カーナビや電波受信機といった機械や道路標識などで、通過する前に注意を促されていますが、実態を知っている人はあまりおられないかと思います。そこで、今回の記事では『オービス』について調べ、皆様のカーライフのお役に立てられたな、と思います。それでは、「自動速度違反取締装置」通称『オービス』について見ていきましょう。

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それでは「オービス通知」とは?

スピード違反によってオービスで取り締まり対象と認識され撮影された場合は、警察によってナンバープレートの情報をもとに、違反車両の所有者の特定が行われます。その上で、その所有者に対して警察へ出頭するよう郵送で通知が行われます。電話や体面などの通知ではありません。この通知のことをオービス通知といいます。
この記事では、オービス通知の概要について詳しく説明させていただきます。この記事を読むことで、オービス通知を受けたことがない方は安全運転の意識を高めるきっかけとしていただけるとよいと思います。また、オービスによる取り締まりを受けてしまった方は、この記事を参考に落ち着いて対応をしていただければと思います。

オービスの通知はいつくる?

スピード違反の現場をオービスで撮影された場合は、上述の通り郵送にて通知が届きます。通知が届くのは、オービスで撮影されてから早ければ3日程度、一般的には数週間から1ヵ月後のことが多いようです。通知の時期に差が生じるのは、撮影したオービスの機能差により解析に時間がかかったり、地域差があったりなどのためのようです。
オービスの通知は、通常は遅くてもオービスで撮影されてから3ヵ月後には行われることがほとんどのようですが、ごくまれに半年後に届いたという例もあるようです。ですから、3ヵ月たっても通知がこないから安心! というわけではありません…。



通知の内容について

オービスによるスピード違反の記録が行われた場合、上述の通り郵送で通知が行われます。オービス通知には、以下のような内容が記載されています。オービスの通知が行われた場合には、この内容を基にして警察へ出頭する必要があります。

■スピード違反の概要
対象車両のナンバープレートの番号や、スピード違反によりオービスで撮影が行われた場所・日時などの記載があります。

■出頭日時
警察へ出頭する必要のある日時について記載されています。

■出頭場所
出頭すべき場所の住所が記載されています。

■出頭する際に持参すべきもの
通知書・運転免許証・車検証・印鑑を持参するよう指示されるようです。

■その他
警察の連絡先や地図などが掲載されます。

オービスの通知が来なかったら無視して大丈夫?

オービスでスピード違反を取り締まられたにも関わらず、通知が全く来ないという例もあるようです。その場合、オービスで撮影されたことを無視しても大丈夫でしょうか? そのことを説明する前に、まず、どのような場合にオービス通知が届かないかを説明させていただきます。

オービスの通知が来ない場合

まずは、オービスによって撮影されたナンバープレートが不鮮明で読み取れなかったケースがあげられます。この場合、車の所有者を特定できないので当然通知は行われません。撮影された写真に複数の車両が写っておりスピード違反をした車両を特定できない場合にも通知が行われないことがあるようです。
また、フィルム撮影式の古いタイプのオービスであると、フィルムが切れて撮影ができなかった場合などは通知が行われないことがあります。しかしながら、首都高速などに設置されているオービスは、フィルム式ではなくデジタルカメラ化されている場合が多いようなので、その可能性は低くなっています。
その一方で、オービスが1台5,000万円以上と高額であることが原因で、このフィルム式の古いタイプのオービスが故障したまま放置されるようなケースも増えているということです。2013年9月に産経新聞によって報道された情報ですが、兵庫県内40ヵ所に設置されているオービスの半分はフィルム式で、部品が生産終了されている場合も多く故障したら修理が難しい状況だったとのことです。

壊れたまま・設置場所バレバレ…オービス役立たず スピード違反摘発減少(1/2ページ) – 産経WEST
車の速度違反自動取り締まり装置「オービス」を使った全国の取り締まり件数が、過去5年で2割以上減少していることが21日、警察庁への取材で分かった。装置が1台5千万…

オービスの通知が来なかったら?

上述の通り、オービスによってスピード違反の現場を撮影されたとしても、そもそも通知がなされない(できない)場合もあるわけです。この場合は、言葉は悪いですがオービスで撮影されたことを無視したとしても何もおこりません。さらに、交通違反の時効は3年なので、3年経過してしまえば罪に問えないことになります。
しかしながら、オービスに撮影されてしまったということは、重大事故につながりかねないスピード違反をおかしていたということに変わりはありません。そのことは十分に反省して、今後はスピード違反をしないよう安全運転に心掛けましょう。

通知が来た後の手続きや罰金の支払い方法

ここでは、オービス通知が来た際に行う必要がある手続きの流れや罰金の額・支払方法について説明させていただきます。

(1)オービス設置管轄へ出頭する

スピード違反を記録されたオービスを管轄する警察署へ出頭する必要があります。出頭するべき日時や場所は、上述のオービス通知に記載されています。基本的には、たとえ旅先などでスピード違反を起こしていたとしても通知された警察署へ赴く必要があります。しかし、通知された違反の内容を認める場合には、出頭する必要のある警察署へ説明すれば近隣の警察署で手続きをすることもできるようです。一方、オービス通知の内容に意義がある場合は、必ずあらかじめ通知された警察署へ出頭する必要があります。

(2)警察署にて取り調べを受ける

出頭した警察署にて取調べを受けることになります。ただ、取調べといっても刑事ドラマの中で描かれるような、怖い顔の刑事による詰問のようなものではないのでその点はご安心ください。具体的には、まず、オービスで撮影された写真が本人で間違いないかの確認をされます。オービスで撮影された写真は鮮明なので、ここで「違います」と嘘を言うことはできないと思った方がよいでしょう。その上で、オービスが記録したスピード違反の内容(速度超過の程度など)について確認をされます。取り調べなので黙秘権は認められますが、警察官の問いに回答する場合は正直に答えなければなりません。
確認された内容に間違いがないことを認めた場合は、そこで赤切符(交通切符)が交付され記入・捺印を行います。その後の流れはスピード違反の現行犯で赤切符が切られた場合とほぼ同じになります。この後は、簡易裁判所へ出廷を指示する通知が届くのを待つことになります。なお、オービスによる取り締まりを受けた場合は、違反点数が6点以上となるため、この時点で最低でも30日間の免許停止となります。

(3)簡易裁判所へ出廷・罰金の支払い

赤切符を切られた場合は、簡易裁判所で略式裁判を受けることになります。略式裁判は、ドラマで描かれるような法廷での大掛かりな裁判ではありません。基本的には検事と向き合って簡単な聞き取りが行われ、罰金の額が決定されます。この判決のことを略式命令と言います。略式命令に従い、同じ建物内の窓口(「検察受付」)にて罰金を支払います。以下、参考までにオービスで取り締まりを受けた場合の違反点数と罰金の額について記載します。

【参考】違反点数と罰金の額について

■一般道路でのスピード違反の場合(違反点数)
30km/h以上~50km/h未満:6点
50km/h以上:12点

■一般道路でのスピード違反の場合(罰金)
簡易裁判にて罰金を決定。通常は70,000円~80,000円だが、60km/h以上の超過では100,000円になることがある。

■高速道路でのスピード違反の場合(違反点数)
40km/h以上~50km/h未満:6点
50km/h以上:12点

■高速道路でのスピード違反の場合(罰金)
簡易裁判にて罰金を決定。通常は70,000円~80,000円だが、60km/h以上の超過では100,000円になることがある。

【参考】「停止処分者講習」について

上述の通り、オービスによりスピード違反を取り締まられ、交付された赤切符に署名・捺印した場合には免許停止となります。免許停止になると、後日「行政処分呼出通知書」が自宅に届き、その通知に指示された場所へ行くと「停止処分者講習」を受けることができます。
「停止処分者講習」とは、免許停止となった人が受けるもので、この講習を受講することによって免許停止の期間を短くすることができます。「免停講習」「短縮講習」と呼ばれることもあります。免許停止の期間がどのくらい短くなるかは基本的には講習の際に行われる筆記試験の成績によって決まります。(受講態度が悪い場合は、短縮される日数が減らされる場合があります。)たとえば、免許停止30日間の処分を受けているとして、この試験の正答率が高ければ(成績が「優」であれば)、29日間の短縮となり講習翌日から運転可能となります。運転に関して一般的な知識があれば答えられる問題ばかりなので、通常は「優」をとれることがほとんどのようです。
なお、「停止処分者講習」は受講が義務ではありませんので、対象者の意志によっては受けなくても問題はありません。

講習 :警視庁

【参考情報】オービスの情報がスマートフォンで分かる?

スマートフォンアプリの中には、オービスの設置個所を参照できたり、運転中にオービスへ接近したことを通知してくれるものがあります。これらのアプリは、ナビアプリと連携させて使うこともできるようです。オービスの設置個所を事前に知っておくことで自分の運転を振り返るきっかけにするとよいと思います。また運転中にこのアプリを使うことで、改めて安全運転を心がけるきっかけにするとよいでしょう。以下、オービスの情報を知らせてくれるアプリのリンクを記載します。各アプリの詳細はリンク先にてご確認ください。

オービス&取締通知 | 取締りエリアを音声でお知らせ by いつもNAVI
「オービス&取締通知」は警察が公開する交通取締情報(いつ、どこで、どんな取締りを実施するか)を配信するアプリケーションです。 所謂

オービス通知 | 安心/安全なドライブを – NAVITIME サービス紹介サイト
オービスの存在を知ることで、速度超過しがちな道路も安全に走行いただくことができます。

オービス警報 for auの詳細|アプリ – auスマートパス
オービス警報 for auの詳細ページです。auスマートパスのアプリ取り放題は500本以上の人気アプリタイトルが取り放題。

まとめ

いかがでしたでしょうか? オービスで取り締まられるスピード違反は、重大な事故につながりかねない非常に危険なものです。この記事でご覧いただきましたように、オービス通知を受けてしまった場合には、取調べや略式の裁判など時間のかかる手続きを行わなければいけない上に、決して少額とは言えない罰金を支払う必要が発生します。手続きをする日は、仕事にも行けず休みを取らなくてはいけなくなるかもしれません。さらに、オービスによって撮影されてからオービスの通知が行われるまで、不安になりながら待つのも精神的によくはないでしょう。
あらかじめオービスについて把握しておくことで、安全運転の意識を高めるきっかけにしてもらえれば幸いです。また、万が一オービスによる取り締まりを受けてしまった場合には、この記事を参考にして落ち着いて対応していただくと共に、今後はスピード違反をされないよう安全運転に心がけていただければと思います。 【急がば回れ】スピード違反の「?」を解決します!【反則金、罰金、裁判、免許停止&取り消し、取り締まり…etc.】|GOIN[ゴーイン]
楽しくドライブをしていたら急に警察官が出てきて…なんてこと経験のある人もいるのではないでしょうか。自分では出していないつもりでも、ついついスピードオーバー。そんなことにならないための対策と、検挙されてしまったあと同じことにならないような手立てまでご紹介します。

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