【ビギナーでも楽しめる】東京オートサロン2016の見どころイベントレポート

世界最大規模のチューニングカー&ドレスアップカーの祭典「東京オートサロン2016」が1月15日〜17日で開催されました。自動車メーカーからカスタムショップまで過去最大の出展があった東京オートサロンの目立ったブースをご紹介いたします。

目次

東京オートサロンとは

世界最大規模のチューニングカー&ドレスアップカーの祭典「東京オートサロン2016」が1月15日、幕張メッセで開幕しました。国内の主要自動車メーカーが提案するスペシャルなモデルからレーシングカーまで、約880台が展示されています。
かつてはコアなクルマ愛好家のためのイベントという性格が強かった東京オートサロンですが、ここ数年はライトなクルマ好きが集まるイベントへと変化したこともあり、最大動員を更新。2015年はついに動員が30万人を超える人気を集めています。華かなコンパニオンの競演、アイドルやシンガーのライブステージ、迫力あるドリフトのデモンストレーションなど、多彩なクルマの楽しみ方が提案される“自動車のお祭り”です。



自動車メーカーの公式カスタマイズカーもたくさん

【トヨタ】社長のレース参戦車も展示

トヨタはTOYOTA GAZOO Racingとして出展。東京モーターショー2015に出展して注目を集めた「S-FR」のレーシング仕様車「TOYOTA S-FR Racing Concept」、国内初公開となる「FT-1」、 “G's”ブランドを冠した「VOXY G's Concept」、「NOAH G's Concept」といったコンセプトカーを展示。さらに100台限定で発売予定のコンプリートカー(市販車をベースにチューニングを施し、内装・外装にカスタムを施した完成車両のこと)「86 GRMN」や、2007年から参戦を続けているニュルブルクリンク24時間耐久レースの歴代参戦車両をはじめとするレースカーなどを展示しています。今年のニュルブルクリンク24時間耐久レースへの参戦を豊田章男社長自らが表明するなど、スポーツカーファンの心をくすぐる展示が行われているブースです。キャンギャルだけではなく、マッチョマンがお出迎えしてくれるなど、攻めの姿勢もあって楽しい!

【日産】レースカーからカワイイまで

日産は今回最大級のスペースに15台のカスタムカーをディスプレイ。スーパーGTレースの500&300両クラスでチャンピオンに輝いたGT-Rを間近に見られる貴重な機会です。スポーティ路線のニスモブランドからはNISMO Nアタックパッケージを装着したGT-R、ノートやセレナ、エクストレイルのニスモバージョンをとセレナを展示しています。
日産直系のカスタムカー・メーカーのオーテックジャパンからは、リーフ、エクストレイルモードプレミア、シルフィーSツーリング、デイズボレロ、デイズ&エルグランドライダーとフルラインナップを展示。こちらはベース車両の個性に合わせて様々なドレスアップが施されています。また、フレグランスが人気のフランスアパレルメーカーLolita Lempicka(ロリータ・レンピカ)とコラボレーションしたマーチ、ノート、ジュークのカスタムモデルは、女性ユーザー注目のかわいいラインナップです。

【ホンダ】赤いRのエンブレムにファンの熱視線

ホンダは「ホンダレーシング」「モデューロ」「無限」に分かれての展示。モデューロでは、人気軽オープンスポーツ「S660」にルーフキャリアを装備して1泊2日程度の旅行ができる荷物を積載できるモデル「モデューロ S660 スタディモデル」を参考出品。そしてやはり注目を集めていたのが「モデューロ シビックTYPE R」。ホンダファンの思い入れ深い赤いエンブレムに熱い視線が集まっていました。モータースポーツ向けチューニングを手掛ける「無限」では「S660 無限 RA プロトタイプ」や「無限 シビック TYPE R コンセプト」といったスポーティなコンセプトカーを提案しています。レーシングカテゴリーではF1やSUPER GT参戦車両、さらに2輪まで幅広く展示し、ホンダのモータースポーツに取り組む姿勢をアピールしています。

【ダイハツ】コペンにクーペ&ワゴンが登場!

「もっと楽しく。もっと自分らしく。」をテーマに、人気の軽オープンスポーツ「コペン」のデザインコンセプトカーを展示するダイハツ。クーペモデル「コペン セロ クーペ コンセプト」とワゴンスタイルの「コペン ローブ シューティングブレイク コンセプト」という2つのコンセプトカーは、曲線の美しいラインとオリジナルのボディカラーもあって、ヨーロッパ車のようなエレガントさを感じさせてくれます。2015年9月にデビューした軽クロスオーバーSUV「キャスト」のレース仕様やオフロード仕様など、6種のコンセプトカーでクルマの楽しさを感じさせてくれます。

【スバル】モータースポーツの経験と安全性能

「Proud of Boxer」とキャッチフレーズが大きく掲げられたスバルのブース。Boxerとは、スバル自慢の水平対向エンジンのことで、ファンの重要なこだわりポイント。STI(スバルテクニカインターナショナル株式会社)がカスタムを施したマシンが並びますが、その中心はBRZをベースとした「STI Performance Concept」「SUBARU BRZ GT300 2016」の2台。STI Performance Conceptはエンジンから内外装までくまなく作り上げられたコンプリートカー。「GT300 2016」は2015年の「SUPER GT」レースに出場したレースカーに改良を施した最新バージョン。2016年もスバルはSUPER GTやニュルブルクリンク24時間レースなどモータースポーツに参戦していく計画で、そのニュルブルクリンクや全日本ラリーに参戦を予定するレヴォーグなど、走りに本気なモデルを並べています。モータースポーツファンなら必見です。

【日野自動車】展示でも攻めていたヒノノニトン

お花畑をイメージした「FLOWER PARK みんなをエガオに!」をコンセプトにしたブースが注目されていた日野自動車。大型トラック「プロフィア」の荷台をステージに、「デュトロ」に花をイメージしたカスタマイズ車両を展示して、花畑から花屋さんまでトラックが花を運ぶプロセスを表現しています。ミツバチ役のコンパニオンたちと一緒に記念写真が撮影できるのですが、お客さんにはお花の顔出しパネルも用意されています。セクシー寄りのコンパニオンが多い会場ではむしろ目を引く楽しいブースです。

【スズキ】ロードスポーツもアウトドアも本気モード

2015年に復活し話題になった軽スポーツカー「アルトワークス」をはじめ、スズキならではの個性あるクルマが並ぶブース。中でもファンの期待を集めていたのはアルトワークスをベースとしたコンセプトカー「アルトワークス GP」。カーボン製ボンネットやMotoGPのカラーリングを身にまとい、より走りに向けた本気ぶりが伝わる1台。東京モーターショー2015に登場したコンパクトクロスオーバー「イグニス」のカスタム仕様「イグニス ウォーターアクティビティ・コンセプト」はルーフにカヌーを積み、川遊びをイメージさせる大人向けカスタムカーも、もう市販も近いのではと思わせる完成度。速さと楽しさをともに感じさせる展示で、これならファミリーでも十分楽しめそうです。

【マツダ】躍動感ある美しいデザインを堪能

ステージに展示されているのは2015年モーターショーに登場し、「ロータリーエンジン復活か!?」と話題を集めたコンセプトカー「RX-VISION」。そしてメインにフィーチャーされているのは15年にデビューし日本カー・オブ・ザ・イヤーに輝いたロードスター。2015年にデビューしたロードスターは手ごろな価格もあってカスタムの素材として魅力的なクルマであり、今回のオートサロンでは会場のあちこちにさまざまなロードスターが出展し、個性を競い合っています。マツダブースでは他にもCX-3のカスタムカーなども展示され、ネコ科の獣のしなやかな身体をイメージした「魂動デザイン」の魅力をアピールしています。ゲームから出てきたコンセプトカー「LM55ビジョン・グランツーリスモ」はル・マン24時間レースでの完全勝利を目指して作られたモデルで、これも実車化されるのが楽しみです。

【三菱自動車】車中泊で遊ぶアウトドアを提案

ラリーカーとしての実績を誇る「アウトランダー」をはじめSUVのイメージが強い三菱自動車。プラグインハイブリッドの給電機能を活用して快適にオートキャンプを楽しむなど、アウトドアライフを楽しめるカスタマイズカーを揃えた展示です。「アウトランダーPHEV ACTIVE CAMPER Concept」は最大出力1500Wの給電機能と後席のマルチタップコンセントで、コーヒーメーカーやノートパソコンなどの家電製品が使える仕様。1人の時間を楽しめるようなカスタマイズを施している。一方「デリカD:5 ACTIVE CAMPER Concept」では“夫婦2人で楽しむ車中泊の旅”をテーマに、ゆとりのあるクルマ空間を提案しています。「アウトランダーPHEV OUTDOOR GEAR Concept」「デリカD:5 OUTDOOR GEAR Concept」ではカジュアル&スポーティなアウトドアスポーツのイメージが楽しそうです。

【LEXUS】360°映像でヴァーチャル・サーキット体験

「AMAZING IN MOTION」というキーワードのもと、スタイリッシュかつアート感のある展示を見せてくれるLEXUS。今回はスピードをテーマに「SPEED of “F”」という展示コンセプトで、サーキットで感じるレーシングカーのスピードと臨場感を500台のミニカーと映像テクノロジーで表現するインスタレーションが見どころ。コースを走る1/59スケールのミニカーにカメラを搭載し、ヘッドマウント・ディスプレイを通してレーシング・ドライバーの視点とスピード感で楽しめる。もちろん「RC F GT500」「RC F」「GS F」といったLEXUS自慢のスーパースポーツカーも展示されています。

【メルセデス・ベンツ】ハイグレードSUVからおしゃれなスマートまで

展示の中央で一際目を引いているのがイエローのボディが鮮やかな「AMG GT」。メルセデスのチューニング部門ブランド「AMG」からは他に「AMG S 65 long」「C 450 AMG 4MATIC」「AMG A 45 4MATIC」など高性能モデルが並んでいます。SUV「GLE 350 d 4MATIC Sports」、大型ミニバンの「V-Class」など各グレードで注目のモデルをラインナップしています。特設ステージでは、6輪モデルとして話題になった「G 63 AMG 6×6」の足まわりを採用し、車高を大幅アップした「G500 4×42」が展示されています。
「Perfume」とのコラボレーションCMで話題となった「A-Class×Perfumeデザイナアートステッカー」を装着したA 180 Sportsや2台のスマート=4人乗りの「forfour」、2人乗りの「 fortwo」などはコアなクルマ好きでなくても十分楽しめそうな楽しいクルマです。

【BMW】最高級グレードセダンのスペシャルモデルを展示

BMWが今回展示するのは5台。デビュー間もない最上級グレードのサルーン・7シリーズの「740i」の走りをさらにグレードアップ。「740i M Sport with M Performance Parts」は、エアロパーツやグリル、カーボン・ミラー・カバー、ホイールなどの「M Performanceパーツ」を装着。BMWのスポーツモデルのみが名乗ることを許される「M」の名前にふさわしい1台です。
Mを名乗るもうひとつのスペシャルなモデル「M4 クーペ with M Performance Parts」は、高回転型出力特性を持つ直列6気筒3.0リッターMツインパワー・ターボ・エンジンを搭載したハイ・パフォーマンスカー。紺と赤のラインはMモデル伝統の証です。さらに「218dグラン ツアラー」「X1 xDrive25i」「i8」「M4クーペ」が展示されていますが、中でもi8は初日、コクピットへの搭乗希望が多く人気を集めていました。

【フォルクスワーゲン】オートサロン初参戦

金網で囲われたハードな印象のブースが印象的なフォルクスワーゲンは、今回がオートサロン初登場。ゴルフとポロを高出力、高性能化したスポーツモデル5車種を展示しています。2015年のフランクフルトモーターショーで発表された「ゴルフGTI」、電気モーターの強烈なパワーの加速が魅力のプラグインハイブリッド「GTE」、ハイパワー4WDモデル「ゴルフR」とワゴンボディの「ゴルフR  ヴァリアント」、そして「ポロGTI」の5台。展示はありませんが“史上最強のGTI”という「ゴルフ GTI Clubsports」の日本導入も発表され、今後がさらに楽しみです。

【Audi】上品なカスタマイズ

SUPER GT参戦車両のレーシングモデル「R8 LMS ultra」を中心に、イエローのボディが鮮やかな「TT クーペ」とレッドの「A3 セダン」を純正アクセサリーなどでカスタマイズした展示のアウディブース。参考出品のパーツも含まれていましたが、すでに発売中のパーツも多く、オーナーならすぐ実際に取り入れたくなるような品のあるカスタマイズを提案しています。

【LOTUS】ロータス史上最速のロードカー・エヴォーラ400

ロータスは「EVOR(エヴォーラ)400」「SGT-EVORA」「LCJ-EXIGE S」の 3台を出展。中でもエヴォーラ400は昨年11月に日本上陸したばかりの、ロータス史上最速のロードカーと言われるモデルで、関東では初の一般公開となります。スーパーGT300 シリーズに参戦している 「SGT-EVORA」、ロータス車のワンメークレースシリーズ「LOTUS CUP JAPAN」 に参戦できるエキシージSカップカー「LCJ-EXIGE S」という、いずれ劣らぬ注目マシンです。

【ルノー】注目のヨーロピアン・コンパクト最新モデル

パッと見て分かりやすい大きなエアロパーツこそ装着していないものの、ルノーはスポーティな新型モデルを展示。参考出展の「トゥインゴ」、発売間もない「ルーテシア R.S. トロフィー」「メガーヌ R.S. CUP-S」と、ホットな走りのヨーロピアン・コンパクトが好きなユーザーにはたまらない展示ラインナップです。鋳造軽量アロイホイールやアクラポヴィッチ製チタンマフラーなどのドレスアップアイテムは、フランス車ならではのデザインセンスが光ります。

アフターマーケットやパーツメーカーのオリジナル車両も

【オートバックス】HVや次世代カーのカスタムもお任せ

オートバックスは「ARTA・CR-Z GT」「ARTA・NSX CONCEPT-GT」などレース参戦車両を展示。さらにスーパーオートバックス東京ベイ東雲で都内独占販売をスタートするEV「Tommykaira ZZ」、パイオニアとの共同開発モデル「サイバーナビ コンプリートモデル」、トヨタ新型プリウスのカスタマイズカーなど、最新のHVやEVの展示を通じて「クルマの楽しみ方」を提案しています。人気の人型ロボット「Pepper」がブース内の紹介やクルマを提案してくれるのもお楽しみのポイントです。

【ダンロップ】モータースポーツ参戦の長い歴史をアピール

エコタイヤからスポーツタイヤまで、最新のタイヤ製品ラインナップを展示していたダンロップのブースですが、やはり切っても切れないのがレースとの関わり。「今も、昔もこれからも。クルマを長く楽しむならダンロップ!」を展示コンセプトに、ダンロップタイヤとともにサーキットを駆け抜けた新旧2台のレーシングマシンを展示しています。1963年のル・マン24時間レースにダンロップが初参戦した時のレースカー「アルピーヌM63」は、ヴィンテージカーならではの美しさに注目が集まっていました。もう一方は2015年SUPER GT 300クラスに参戦した「GAINER TANAX GT-R」で、アンドレ・クート選手のドライブでチャンピオンとなった車両です。

【ブリヂストン】佐藤琢磨選手の「ゾーン」をアトラクションで体感

「POTENZA」タイヤを装着したSUPER GT参戦車両「ARTA NSX COCEPT-GT」や、ブリヂストン特別カラーリングが施されたジムカーナ参戦車両の「トヨタ86」、 ROWENがカスタマイズした「日産GT-R」、プレミアム・スポーツカー「LEXUS LFA」と普段お目にかかるチャンスの少ないクルマが間近に鑑賞できる距離で展示されています。
さらにアスリートが極限の集中力を発揮したときに到達する極限の状態「ゾーン(某人気バスケマンガにも出ていました)」と呼ばれる感覚を、佐藤琢磨選手 協力・監修の下、映像と音で体験できるアトラクションも。レーシングドライバーの極限の集中力の秘密を体感できる、レース好き必見の展示です。

【TOYO TIRE】4つのテーマでタイヤのイメージをアピール

エンジンスタートの時の「点火(ignition)」をブースコンセプトに、白色を基調カラーとしたブースとステージで構成されたTOYO TIREのブース。「ラグジュアリー」「ソフィスティケイト」「フリーダム」「パッション」という4つのテーマ別に、同社のタイヤを装着したカスタムカーを展示しています。
ステージエリアでは、タイヤの商品特性をダンスパフォーマンスで表現。ファッション雑誌のモデル、シンガーらで構成されるパフォーマンス集団「CYBERJAPAN DANCERS」の迫力あるステージが男性客の視線を集めていました。

【FALKEN】エアロバイクや飛行機も!タイヤ以外でも楽しめそう

FALKENは住友ゴム工業のタイヤブランド。一般的な国内ユーザーには比較的なじみが薄いかもしれませんが、ヨーロッパのモータースポーツやロードで鍛えられた、サーキットから一般道まで活躍する実力派タイヤブランドです。2014年ニュルブルクリンク24時間耐久レースで総合4位に輝いた「FALKEN MOTORSPORT PORSCHE 911 GT3 R」を中心に、最新のタイヤラインナップを展示しています。
エアロバイクを漕いだ時の自らの鼓動の変化を映像と音で感じることができる体感型アトラクションや、レッドブルエアレース チームファルケンの機体模型など、タイヤを離れても楽しめるブースです。

【WALD】ゴージャスなハイエンドユーザー向けカスタムの世界

WALDはハイエンドモデル向けのエアロパーツとホイールをラインナップするメーカーで、ネームバリューとデザイン性は海外からも注目されています。WALDのブースに並ぶのは、同社が「メルセデスベンツSクラス」「メルセデスベンツ AMG SL」「トヨタ・ランドクルーザー」に同社がドレスアップを施した、迫力あるカスタムカーばかりです。
さらにホワイト&ゴールドに輝くボディが目に眩しかった「ロールスロイス・レイス」は、アグレッシブなゴージャス感を放ち、来場客の注目を集めていました。写真をよくご覧いただけると分かりますが、このロールスロイスは(世界最大級の)2ドアクーペ。エアロパーツでフル装備した迫力ある外観に加え、機能面も日本トップクラスのチューナー「Office-K」との協力で作り上げられているので折り紙付きです。他の追随を許さないきらびやかさで、走っているシーンを見てみたくなります。

【クラリオン】フルデジタル・カーオーディオの試聴体験が人気

クラリオンブースはフルデジタル・サウンドシステムが搭載された「スバルBRZ」「VWゴルフ」のデモカーを展示。2015年東京モーターショーなどでも展示されていましたが、車内で試聴できるのは今回が初めて。デジタルプロセッサとフルデジタルスピーカーを組み合わせた車載用フルデジタル・サウンドシステムは、カーナビ/カーオーディオなどの再生機器からスピーカーまで音源をすべてデジタル伝送・処理することで音質を高めているそう。実際に試聴してみましたが、弦楽器の細かい音や擦れまで聞こえる臨場感あるサウンドには驚きました。もちろんクラリオン・ガールの伝統あるきれいなコンパニオンたちも、目を楽しませてくれます。



カスタムショップのコンプリートモデルも見どころ

【KUHLRACING JAPAN】美術品のような匠の技を鑑賞

ゴールドとシルバーのGT-Rがひときわ目を引いていたのがボディキットのデザインとカスタムカーメーカー「KUHLRACING JAPAN」のブース。一見フィルムでラッピングしたのかと思いきや、これは塗装を重ねた上に手作業で一つ一つじっくり模様を刻んでいったもので、2台と同じものは作れないという美術工芸品レベルの1台。国内の公道は走行できない仕様かつ左ハンドルで、それもそのはず中東や中国の富裕層に向けた超ラグジュアリー向けの特別なカスタムモデルだから。ちなみに価格3,900万円のシルバーGT-Rは初日早々に中国のお金持ちが即決でお買い求めになったそうです。

【RE雨宮】マニア騒然のスーパーシャンテ

旧車好きが会場でザワついていたチューニングカーが、ロータリーエンジンのエキスパートとして名高いチューニングショップ・RE雨宮の「スーパーシャンテ13B NA」です。マツダ・シャンテは1972年デビューの4ドア軽セダンですが、かつてREのチューナー・雨宮さんがロータリーターボエンジンを搭載、ミッションなどをすべてRX7から移植し、ポルシェにも恐れられたという伝説の軽自動車です。この「スーパーシャンテ13B NA」は、現在の技術を取り入れて35年ぶりにリメイクしたという1台。マニアでなくとも必見です。

【トヨタ モデリスタインターナショナル】カスタムカーが引き出すプリウスのポテンシャル

トヨタ車向けのカスタマイズ・カーパーツを手掛けるトヨタ モデリスタインターナショナル。オートサロンでは新型「プリウス」をベースとした「PRIUS MODELLISTA -ICONIC STYLE-」と「PRIUS MODELLISTA -UP-GRADE STYLE-」の2台メインに、リアキャビンをエグゼクティブ向けにカスタムした「アルファード Royal Lounge SP」、そしてLEXUSのRV「RX F SPORT PARTS」「LX」のモデリスタ・バージョンという計5台をラインナップしています。プリウスのような大ヒットモデルとなればデザイン上ではさまざまな要素を両立する最大公約数的なデザインが求められてしまうものですが、このモデリスタではプリウスの持つ先鋭的かつエッジの効いたスタイリングの魅力が表現されています。夢のようなコンセプトモデルを鑑賞するだけではなく、愛車のポテンシャルを引き出すアイデアを見つけられるのもカスタムカーの楽しさだと言えます。

【BBS JAPAN】実は日本発祥「超超ジュラルミン」製のホイールとは?

BBSジャパンは、ドイツに本社を持つレーシングホイールのトップメーカー。今回はBMWプラグインハイブリッドスポーツカー「i8」に、同社が世界で初めて開発に成功した“超超ジュラルミンホイール”第3作目となる次世代ホイール「FR-D」を装着したデモカーを展示していました。
通常、クルマに取り付けられているホイールはスチールやアルミ軽合金、マグネシウムといった金属が使用されます。この “超超ジュラルミン”とは、航空機や産業用ロボットの部品などに使用されている金属ですが、非常に加工が難しく、同じサイズのアルミ鍛造ホイールと比べると数倍の時間が必要と言われています。実はこの超超ジュラルミン、戦時中に日本で開発され、零戦の主翼に使われたのが初めてという歴史を持っています。
よいホイールになるほど軽くて強く、走行性能に大きく影響しますし、ファッション同様、足元が変わるだけでクルマ全体の印象も大きくアップします。展示されていた「i8」デモカーも、周囲にはコンパニオン不在でも人だかりが絶えないほどの注目を集めていました。会場で開催されていた東京国際カスタムカーコンテストのインポートカー部門で最優秀賞を獲得していたのもうなずける完成度です。

【GAINAX×富士重工業】スバルWRX STI「放課後のプレアデス」バージョンは海外でも話題に

アニメ制作大手のGAINAXと富士重工業が共同で取り組んでいるアニメプロジェクト「SUBARU x GAINAX Animation Project」の作品『放課後のプレアデス』が初めてブースを出展。公式ラッピングカー「スバルWRX STI」を展示したことが、ネット経由で海外でも話題になっています。
「すばる」「あおい(スバルのイメージカラーはブルー)」、といった富士重工にちなんだ名前の美少女キャラクターたちが新作コスチュームをまとって「WRX STI」の車体を飾っています。初代ラッピングカーである「WRX S4 PLEIADES SPECIAL EDITION」はイベントでの使用後に抽選販売されたので、この2代目もいずれ手に入れるチャンスがやってくるかもしれません。

他にもホンダ車用のパーツメーカーのジェイズレーシングは、現役アニメクリエイターのプロ集団「松風工房」をグラフィックチームに迎え、イメージキャラクター「阪上霜月(さかがみしずき)」が描かれたサーキット仕様のフィットを展示。ジオニックトヨタは「機動戦士ガンダム」とのコラボレーションモデル「シャア専用 オーリスII」を出品するなど、アニメとコラボしたカスタムカーの流れは今後まだまだ続きそうです。

【FLEX】 日本製SUV×アメリカン・クラシックテイストが新鮮

SUVの世界的人気を反映して、新旧ランドクルーザーのカスタムが多く見られた2016年のオートサロン。トヨタ・ランドクルーザーやハイエースのカスタマイズカーを中心に、MINIやその他SUV、RV専門店であるFLEXは、今回「アメリカ、テキサス州の古きよき街並み」をテーマとしたブースコンセプトで個性を発揮していました。豪華なラグジュアリー仕様のカスタム・ランクルが大きな流れになっていた今回のオートサロンですが、トヨタ・ハイエースやランドクルーザーにヴィンテージ・スポーツカーの流れにも通じる「アメリカン・クラシック」な素朴なテイストのドレスアップを施したカスタムカーが魅力的でした。
他にもNIXONとのコラボモデルのスノーボーダー仕様のハイエースや、ランドクルーザー95プラドをベースに、クラシックな人気モデル78プラドをモチーフにしたデザインコンセプトなど、アウトドア系4×4ファンの支持を集めていました。