軽自動車と普通自動車の維持費は?どちらが魅力的?

車を買うときにまず悩むのは軽自動車にするか普通自動車にするかですよね。最近では普通自動車も軽自動車に引けをとらない燃費を実現させています。しかし普通自動車のメリット・デメリット、軽自動車のメリット・デメリットがあります。そこで今回は軽自動車と普通自動車の維持費を比べてそれぞれのメリット・デメリットを確認していきましょう!

軽自動車の維持費は何がある?

軽自動車の維持費は何がある? 軽自動車に限らず普通車でもなのですが必ずかかる維持費というのは自動車税、自動車重量税、自賠責保険、任意保険になります。ここから月々のガソリン代などがかかってきます。それでは今回は軽自動車の維持費についてお話していきます。



普通自動車と軽自動車の維持費の違い

普通車と軽自動車での維持費の違いを比べていきましょう。

車検が違う

普通車と軽自動車の車検は基本的には同じなのですが実は車検を受ける場所が違うんです。普通車の場合、自動車検査登録事務所(陸運局)というところで車検を受けます。一方軽自動車の場合は、軽自動車検査協会というところで車検を受けます。場所は隣接しているとかではなく、住所が全然違う場合が多く、普通車同様車検の際は、事前に予約を入れる必要があります。
さらには検査ラインの順番が違います。普通車の場合、【同一性の確認・外観検査 → サイドスリップ検査 → スピードメーター検査・ヘッドライト検査・ブレーキ検査 → 排ガス検査 → 下回り検査】という流れです。しかし軽自動車の場合は、排ガス検査を最初の方に受けます。流れとしては、【同一性の確認・外観検査 → 排ガス検査 → サイドスリップ検査 → スピードメーター検査・ヘッドライト検査・ブレーキ検査 → 下回り検査】という感じです。ただし場所によっては、普通車と同じ検査ラインの場合もあります。
普通車と比べて軽自動車の場合自動車の下回りの検査がすごいんです。普通車の場合、真ん中が空洞になっているところに車を乗せ、空洞の部分から検査官が下回りをチェックします。検査官は地下に階段で降りて、下から見上げる形です。一方、軽自動車の下回り検査では、リフトアップされます! 軽自動車は車体重量が軽いせいか、車をリフトで持ち上げて、検査官が下回りを検査します。たしかにこの方が検査官は地下に移動しなくていいので、効率はいいような気はします。

車検の違いの参考はコチラ。

出典:

www.car-inspection.sakura.ne.jp

ガソリン代

最近の普通車でもかなり燃費が良い車も出てきていますがやはり軽自動車の場合は小回りが効いて、燃費が良いというのが強みですよね。その中でもガソリン代についてはやはり差が出てきます。個人個人によって金額は変わってきますが、やはりガソリン代は軽自動車の方がかかりません。

月別年間維持スケジュール

スケジュール 次に1年間で何がどれだけかかるのかを検討していきましょう。普通車との比較もしていきます。

保険

保険についてはそれぞれ支払う時期が異なるので一概に何月とは言えませんが必ずかかる費用ですよね。軽自動車の任意保険料は、大体2万円台から4万円台でまとまると思います(年齢条件が20代前半の場合を除きます)。標準的な普通車の任意保険が約7万円~8万円くらいになりますので(高級車ではなく一般大衆車で考えています)、軽自動の保険料は普通車の60%ぐらいになると考えられます。ただし普通車と言っても色々ありますし、等級や年齢条件、契約する保険会社によっては軽並みの4万円台で見積もりが出る場合もありますので、そうしたケースを稀な例と考えての話です。実際日産のマーチで、排気量が1,000ccクラスのモデルなら、保険料は4万円台で算出される場合もあります。この保険料の違いは、そのクルマが9段階に分かれている車両クラスのどこに属するかで大きく変わってきます。標準的な普通車の任意保険がおおよそ7万円~8万円としたのは、車両クラスで言うとクラス4あたりのクルマを想定してのことです。同じ普通車でも高いクラスのものと比較すれば、その差は何倍にも開いてしまうこともあるでしょう。
軽自動車の任意保険が安くおさえられているのは、車両保険金額が低いということもありますが、もうひとつの理由として、軽自動車なら長距離走行をする機会が少ないだろうということから、事故リスクが低いと判定している面もあるようです。ただし、最近の軽自動車は。性能や乗り心地が良くなっていますので、今では軽自動車で長距離運転する方は少なくはありません。また女性を中心に軽自動車を運転する方が増えていますから、軽自動車の事故率は以前にくらべて高くなっているのではないでしょうか。もしそうだとすれば、軽自動車の保険料は、今後少しずつ高くなっていくことが十分考えられます。

税金 5月

平成27年4月に軽自動車税増税が行われましたよね。これにより軽自動車税(自家用)が7,200円からなんと1.5倍の10,800円に。まぁ3,000円くらいの値上げなら仕方ないか~と、思っている方もいるかもしれませんが、この値上げ、結構大きな差を生むのです。具体的に考えますと、平成27年の3月までに軽自動車を購入(納車)したAさんと、平成に27年4月以降に購入したBさんが同じ車に10年間乗るとします。Aさんは軽自動車税増税前の購入なので年間7,200円×10年=72,000円となります。一方、軽自動車税増税後に購入したBさんは10,800円×10年=108,000円となりますので、わずかな購入時期の違いによりAさんとBさんでは36,000円の差が生じるのです。
ちなみに増税は、平成27年4月以降に購入した新車が対象になります。それ以前に購入した軽自動車や、27年4月以降に購入する中古車には適用されませんのでご安心を。ただし、平成28年4月1日からは、新車登録から13年経過した車両には、これまで軽自動車では免除されていた自動車重量税が課せられることになりますので、覚えておきましょう。なお、普通車の自動車税は最低でも29,500円で、排気量が0.5L上がるごとに税金は5,000円加算されますので、増税したとはいえ、軽自動車とコンパクトカーでは3倍近い差があります。

毎月かかる費用

ここでは毎月かかる費用について普通車とくらべていきます。まずはガソリン代ですが、年間走行距離10,000km、ガソリン単価135円、燃費は軽自動車が15㎞/L、普通車が12km/Lと仮定した時に軽自動車はガソリン代90,000円普通車では112,500円となります。次に駐車場代は月に10,000円と仮定したときに年間では120,000円ですよね。

1年のうちに数回かかる費用

毎月では無いものの1年に数回かかる費用としてはワイパー、エンジンオイル、タイヤ交換、があります。それぞれ車種によって違いますが、大体年間30,000円くらいですね。

年間差額

軽自動車と普通車の差額を計算すると、まずガソリン代は年間走行距離10,000km、ガソリン単価135円、燃費は軽自動車が15㎞/L、普通車が12km/L、車検代は車検基本料のみ50,000円、保険代は自賠責保険は24ヶ月の金額で計算、任意保険は基本的な保険内容40,000円、駐車場代は月10,000円ですべて1年分の維持費として計算で仮定すると、軽自動車は自動車税10,800円、自動車重量税3,300円、ガソリン代90,000円車検代50,000円自賠責保険代13,185円、任意保険代40,000円、駐車場代120,000円合計327,285円になります。
一方普通車は自動車税39,500円(2000ccクラスと仮定しています)
自動車重量税16,400円(重量は1.5t超と仮定しています)ガソリン代112,500円、車検代50,000円、自賠責保険代13,920円、任意保険代40,000円、駐車場代120,000円で合計(年間)392,320円になります。修繕費や備品、タイヤなどを含めると維持費はさらに大きくなりますが、法定費用+基本的な項目の維持費だけでも年間差額は、「普通車392,320円-軽自動車327,285円=65,035円」と約6.5万円になります。月額で考えると差額は5,500円程度ですから、 何とかなりそうと思いがちですが、長期的にみると、新車の場合、次の買い替えまで6年~10年が一般的ですから、単純に計算しても39万円~65万円の維持費の差が生じることになります。新車の購入を検討中の方は、これらの点も踏まえて普通車にするか軽自動車にするかを選ぶとよいでしょう。



維持費の安いおすすめの人気中古車

ここでは中古の軽自動車で人気の車をランキングでご紹介していきます。相場もご紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。

ワゴンR

今も昔も人気であるワゴンRがおすすめです。ワゴンRは軽自動車の新車登録台数でつねにトップを争うほどのベストセラーであり、また1993年から続くロングセラーでもあります。人気があるということは中古車市場には数多くの台数があるので幅広い車種の中から選ぶことができます。2011年登録モデルで走行距離2~3万㎞の場合、相場は55~65万円が中心価格帯、2008年登録モデルまで選択肢を広げると走行距離3万㎞前後の車種が45~60万円の範囲内で購入可能になります。

ムーヴ

快適性の高い室内と充実した装備を持つムーヴはダイハツのなかで最もポピュラーな車種になっています。販売台数も多いことから中古車市場でも数多くの台数があり、軽自動車の中心的存在となっています。車数が豊富というだけでなく、年式やグレード、走行距離にも大きな幅があるので広い選択肢のあることが中古車で購入するメリットとなります。最高価格帯は2014年登録モデルのX“SA新古車で、走行距離約100㎞以下の場合、120~130万円の相場となっています。実用的な状態の車種における最低価格は4代目2007年登録モデルのベースグレードLを参考にすると走行距離約6万㎞で35~40万円が相場となっています。

タント

タントといえば若い男女から人気があるイメージがあります。この車は軽自動車のなかでもトップクラスの販売成績をあげています。また2003年から継続して販売されていることもあって中古車市場に選ぶのを苦労するほど車数が揃っています。タントにはベースモデルの他に、ビビッドな色使いでエクステリアにLEDとメタル装飾を多用したタントカスタムがあり、さらにこの2車種には自然吸気エンジンとハイパワーモデルのターボチャージャー装着車があります。ハイグレードの660Xは2012年登録モデルで走行距離3万㎞前後の場合、60~70万円が相場の中心価格帯、カスタムXでも走行距離3万㎞前後では110~130万円の間で状態の良い車種を購入することができます。人気が高いほど選択肢が増えるので良いですよね!

ライフ

扱いやすさと快適性で人気のあったライフ。すこし前は町中を走っているとすごい高い頻度で見かけましたが、2011年にN BOXが発売され、同じトールワゴンでバッティングしました。そして2014年、販売を終了しました。人気車種だったため、中古車市場には非常に多くの車種が出回っており、広い選択肢から好みの1台を探すことができます。2013年登録モデルは走行距離が短く、1~2万㎞が上限という状況で、この走行距離におけるCの相場価格は65~80万円、Gは80~100万円となっています。5代目登録初年度の翌年となる2006年式を見ると、初期モデルに用意されていたパステル、G、Cは走行距離においてほぼ同額となっており、4~5万㎞の場合、55~75万円の価格帯から購入することが可能です。モデルの種類が多いので選択肢が多い1台になっています。

ラパン

3代目ラパンは2015年6月に発売されたため、中古車市場にはほとんど出回っておらず、わずかに流通しているのは登録済み未使用車、または極端に走行距離の少ないデモカーや試乗車といった新古車ばかりです。このラパンは女性にすごく人気がある車種なのでまだまだ中古車として販売されていません。しかし販売台数が多いことから新古車でも価格の下落が見られ、台数こそ少ないものの、車種はオプションを装着しているケースが多いのでお買い得車といえます。3代目が出たことによって登録済み未使用車や新古車の価格が大きく下落しており、2014年登録モデルで走行距離0.2~0.3万kmの場合、100~110万円が相場、2013年登録モデルで走行距離1~2万kmになると100万円を切る車種も販売されています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。普通車と軽自動車には維持費の面だけでなく、それぞれにメリット・デメリットがあります。街中にそこまで買い物へ行く、子供を駅まで送るといった程度の使用目的であれば、軽自動車の燃費のよさや小回りが利く運転のしやすさがメリットになると思います。特にセカンドカーとしての購入を検討中の場合は、維持費の安さも併せて軽自動車が魅力的です。実際筆者の周りの方でもセカンドカーで軽自動車を購入している方は数多くいます。
軽自動車の定員は約4名です。このことからさまざまなメリット・デメリットを挙げていきましょう。家族が5人以上いる場合や、友人を乗せて出かけることが多い、また載せるべき荷物が多い場合は普通車の広さがメリットです。高速道路の利用に関してはどちらもメリット・デメリットがあります。軽自動車は高速料金が普通車に比べて安いのがメリット、長距離運転で疲れやすい、車体が軽いため路面や風の影響を受けやすい、ターボでエンジンに負担がかかるなどのデメリットがあります。普通車は軽自動車に比べ高速料金が高いというデメリットがありますが、運転での疲れにくさや乗り心地、車内の静粛性などは圧倒的に普通車の方が快適です。このことを考慮して自分に合った車は軽自動車なのか普通自動車なのかを決めていきましょう。